本当は言いたいのに、言えないネタを持ってる芸能記者さん、集まれ! 芸能ニュースの摩訶不思議なお話からウソか真かわからないお話まで、記者さんたちを酔わせていろいろ暴露させちゃった☆
A……スポーツ紙記者 アイドルから演歌歌手まで、芸能一筋20年超の芸能記者
B……週刊誌デスク 日中はラジオでタレントの発言をチェック、夜は繁華街に繰り出し情報収集を行う事情通
C……ウェブサイト記者 通常ニュースから怪しい掲示板まで日参、膨大な資料を作り続ける若手記者
2022年上半期のホットトピックは、東谷義和氏の“暴露”
A 5月になったということで、少々早いですが、2022年上半期のトピックを振り返っていきましょう。
B 芸能ニュースでいうと、小林麻耶がSNSで市川海老蔵を猛批判していることや、“ガーシー”こと元アパレル会社社長の東谷義和氏がYouTubeで芸能人の裏の顔を暴露していることが盛り上がっているね。
C その2つは、特にネットニュースでは「数字を稼ぐコンテンツ」になっています。
A サイゾーウーマン読者に説明は不要かもしれませんが、東谷氏は昨年12月、人気YouTuber・ヒカルに「BTSに会わせる」という名目で複数の女性から金を騙し取っていた“詐欺師”だと動画の中で告発されました。そして、ヒカルに反発するように今年2月、東谷氏がYouTubeチャンネル「ガーシーch【芸能界の裏側】」を開設。ヒカルの告発動画によって仕事や友人を失い、家族にまで迷惑が及んだなどと明かし、さらには過去に交流のあった芸能人のプライベートを次々と暴露。一躍有名人となりました。
B メディア関係者の間では、もはや東谷氏は芸能人扱いされてるよ。近頃は落ち着いてきたけど、タレントたちも飲みの席だけでなくテレビ局の楽屋で、「ガーシーのYouTube、見た?」って話題にしていたとか。
C ネットニュースや週刊誌では“準レギュラー”といっていいほど、東谷氏自身や彼が暴露した芸能人の話題が頻繁に取り上げられている状態です。
A スポーツ紙の紙面にはまだ未登場かもしれません。でも、東谷氏に名前を出されたタレントが公にリアクションを見せた場合などは、ウェブ版で取り上げていますよ。
B それって、大原櫻子のこと?
A その通り(笑)。東谷氏は城田優の女グセの悪さを晒した際、「新田真剣佑と交際していた大原を城田が“寝取った”」と発言していました。
C 単に、「ガーシーがこういうことを言ってました」というだけでは、テレビや新聞は取り上げられませんよね。
A 確実な裏付けがあるとはいえない状況ですからね(笑)。しかし、大原サイドは公式Twitterやオフィシャルサイトで、東谷氏の発言は「事実無根」と反論。法的措置を取る予定だと明言してしまいました。
C Twitterの返信欄には「拡散しないほうがいいのでは?」と、一般ユーザーからツッコミが相次ぎ、芸能界からも、お笑い芸人の楽しんごが「スルーですよ!」とアドバイスしていました(笑)。
B 良くも悪くも、大原サイドのこの対応により、東谷氏が「公の存在」になってしまった感は否めませんね。
B 新聞とはまたちょっと話が変わってくるかもしれないけど、週刊誌でも東谷氏に関する話題を取り上げるか否か、すごい難しいところがあってさ……。
A そうなんですか?
B 特定の芸能プロダクションから、「ガーシーの話題は取り扱わないでくれ」って、わりと強めのプレッシャーが掛かるんだよね。
C やっぱりそういう要請、あるんですね。綾野剛も人妻との不倫や未成年だった女性アイドルグループのメンバーとホテルで一夜を共にしたことなど、奔放な女性関係を暴露されていたけど、彼が所属するトライストーン・エンタテイメントとか?
B そう思うでしょ? もちろん、トライストーンとしても触れてほしくはないだろうけど、まだ所属タレントが暴露もされていない、世間的にも名前が知られている大手事務所から要請がくるんだよ。
A え? どうしてですか?
B 理由はハッキリとはわからないけど、所属タレントが東谷氏と関わりを持っていて、今後、暴露される可能性があるからじゃないかな。
A タレントが事務所に自己申告するケースも結構あるみたいですね。「私、ガーシーさんと写真撮ったことあります」みたいな。
C 写真を撮ったくらいなら特に問題はないかと思いますが、不倫とか薬物使用疑惑などのスキャンダルに発展しちゃうとまずいですもんね。
B 事務所としては、そうなる前に、東谷氏を抑え込みたいんだろうね。結局、メディアが取り上げれば取り上げるほど、東谷氏は影響力を持ってしまうわけだから。ネット上ではよく「ガーシーがいたら週刊誌はいらなくなる」なんて声も上がっているようだけど、暴露相手とのLINEのトーク画面を一方的に晒しただけじゃ、証拠としては不十分。今後、彼と仲良くなるような芸能人はほぼ皆無だろうし、いずれにせよ「長く続くコンテンツ」ではないと思う。
A こっそりと、どこかのメディアの“ネタ元”になっていれば、ある意味最強だったのかもしれませんが……。
B そういう時期もあったと思うけど、結局、東谷氏は自ら「このやり方」を選んだ。願わくば、彼に続いて、芸能人の素顔を一方的に暴露する人物が出てこないように、それなりの制裁を受けてほしいと思ってるよ。
C 芸能人の周りには、東谷氏と同じように“アテンド係”をやってる業界人は大量にいますしね。
A コロナ禍でも、ジャニーズアイドルが主催する宅飲みに女性をアテンドする業界関係者も居ました。
B その需要と供給は、今後もなくなりはしないだろうね……。
C サイゾーウーマンでは、東谷氏や海老蔵と麻耶の関連記事のほか、宮迫博之とヒカルの記事もアクセス数が伸びていたようです。
B 宮迫とヒカルもYouTuberと考えると、もはや芸能人よりもYouTuberのほうが数字を持っているのかも(笑)。
A 広い意味では、芸能人もYouTuberも同じ「タレント」「公人」と言えるんでしょうが、事務所に所属している・してないは置いておいて、両者の違いは絶対にありますよね。
B 専門分野に長けていて、ギャラは安くてOKということから、テレビ業界的にYouTuberは「文化人枠」に近い扱いだって聞いたことがある。
A 「本業で稼げている人」という扱いなんですよね、文化人って。
C そう考えると、YouTuberはまさに当てはまりますね。もはや売れっ子芸能人まで、大物YouTuberを羨望の眼差しで見ているフシまであります。そのぶん、やっかみもすごそうですが……。
A チャンネル登録者数や動画の再生回数は重要なバロメーターになっていますよね。そういえば、「ヒカルにケンカを売った中堅芸人」も話題を呼びましたね(笑)。
C 今年2月、ヒカルはある会食の場で、某中堅芸人から「結局YouTuberなんて、芸能人の落ちこぼれ」などとマウントを取られたことをYouTube上で告発。実名は伏せつつも、「40歳くらい」「知名度はそこそこあるがレギュラーは少ない」など、複数のヒントを散りばめたことで、ネット上を中心に“犯人探し”が行われました。後日、ヒカルは該当芸人と和解したことを報告し、騒ぎにしてしまったことを謝罪しました。
B 自ら話題作りを仕掛けて、即解決かつ誰も傷つけないまま綺麗に幕引きなんて、そうそうできるもんじゃないと、当時、芸人たちの間では「ヒカルが策士すぎる」なんて言われていたそう。
C でも、同時に芸人勢もまた犯人探しに勤しんでいましたよね。お笑いコンビ・ガクテンソクの奥田修二は、吉本興業が運営する「FANYチャンネル公式YouTube」で4月に行われた創業110周年の特別配信中、ヒカルが告発した芸人について「吉本所属のイニシャルはH」と話したとか(笑)。
A Bさんは誰だかご存じなんですか?
B 知ってるよ(笑)。でも、本人や事務所は否定するだろうし、ヒカルもその芸人と話し合って、「これについては何も言わないことに決まりました」って報告してるから、誌面では取り上げなかった。
A そこをなんとか、ヒントだけでも……。
B ネット上ではほぼ特定されているよ。「P」の「H」って、ちょっと検索すればすぐ出てくるんじゃないかな。
C ああ……予想通りですね。
B 引っ張った割には……って感じでしょ? もうこの話題はこれで終わりね(笑)。