TOKIOの冠番組『TOKIOカケル』(フジテレビ系)が6月1日に放送された。この日のゲストは嵐の相葉雅紀。女性代表ゲスト枠「エンジェルちゃん」として、嵐ファンとして知られるお笑いトリオ・森三中の大島美幸も登場した。
2013年4月にグループで出演したものの、今回初めて単独で登場した相葉。TOKIOとは20年以上の仲ということもあり、相葉がTOKIO3人との思い出を語る場面があった。
まずは、相葉が松岡を「松兄」というあだ名で呼ぶようになったきっかけを告白。今では芸能界でも広く知れ渡っているこのあだ名だが、実は、最初に呼び始めたのは相葉なんだとか。相葉は松岡の印象について、「松岡先輩って、ちょっと異質じゃなかったですか? ジャニーズの中でも」「セカンドバッグとか持ってたし……やっぱり堅気じゃないみたいな……」「『松兄さん』『親分』みたいなイメージがすごいあったんですよ」と正直にコメント。
そして、「松兄」という響きが気に入り、本人とは接点もないため「(松岡の耳に)届くことはないだろう」とさまざまな場面であだ名で呼んでいたところ、ある時、雑誌のライターに「松岡に言っておいた」と言われたそう。そのため、松岡に会った際、「松兄!」と呼びかけてみると、うれしそうに「お前か!」と受け入れてくれたという。
そんな松岡が26歳のときに、20歳の相葉と22歳の大野智と一緒にカラオケに行ったことがあったといい、当時、松岡は嵐の楽曲「PIKA☆NCHI」(2002)がお気に入りで、「いい曲だな」と歌いながらはしゃいでいたそう。松岡によると、それを見た相葉は、「気ぃ使ったんだろうね、こいつ。TOKIOの『花唄』(02)を歌った」のだとか。
相葉が「いやいや、気ぃ使ってない。好きな歌だから」と否定する中、松岡は、酔っぱらった大野に「松兄、これ誰の歌?」「なにこれ? 誰の曲?」と言われたことを笑いながら回顧。当時、大野が「子どもの目で質問してるの。『誰の歌?』って」と、ふざけた様子もなく、純粋に疑問をぶつけてきたため余計に反応のしようがなく、松岡は「この怒りというか……これ(気持ち)をどう持っていっていいかわかんないから、歌ってる相葉をドロップキックした」と、最終的に相葉に八つ当たりしたとか。
この出来事は相葉も覚えていたようで、「ありえないでしょ!?」と国分太一と城島茂に向かって投げかけた。なお、松岡は相葉にドロップキックしながら「大野に教えとけ!」と怒鳴ったといい、「『教えとけ』ってどういうこと!?」と、当時の心境を振り返る相葉に、松岡は大爆笑だった。
その後、相葉は国分にかけてもらった「芸能界を生き抜くための忘れられない言葉」を紹介。ある番組の打ち上げの際、国分があいさつをした後、酒を飲むふりをしてこぼすという“お約束”のギャグを披露していたとか。その様子を見ていた相葉が、「太一さんの下に入ったらおもしろいな」と、国分がこぼした酒を浴びていたところ、「お前最高だな! こうやって芸能界生きていけよ」と言われたという。城島は、「なんの世界や!」とツッコんでいた。
また、相葉は「スーパーに買い出しに行ったら、ついこの間、なにも隠してない」城島に遭遇したとも告白。しかし、城島はうわの空状態で、しばらく間を空けてから「ああ、こないだね。たまたまね」と反応。一同から「(意識が)どこいってたの?」との声が飛び交い、国分は「『せやねん!』って言う場所なのに」と指摘されていた。
そのほか、相葉が嵐メンバー5人で会ったのは、松本潤主導で今年の正月に集まったのが最後だと明かす一幕も。目を潤ませながら「会いたいですね」「飲むの楽しいですね、5人で」と胸の内を語り、仲の良さをうかがわせた。
この日の放送に、視聴者からは、「ドロップキックってさすが松兄!」「大野くんを叱らないところが松岡くんって感じ」「太一くんの垂れ流す酒を下で浴びるのはだいぶおもしろい(笑)」「相葉くんとリーダーが出会うスーパーってどこだよ」「城島リーダー変装しないんだ」「昔からよく知ってる先輩後輩ならではの空気感がすごくよかったな」「『会いたい』に泣けた。相葉ちゃんの嵐愛が大好き」など、さまざまな反響が集まっていた。