――業務スーパーマニアで節約大好き俳優・布川隼汰が、巷の人気商品をガチ食べ比べ! 今回は、昨年12月放送の情報番組『バゲット』(日本テレビ系)で放送された、業務スーパー「冷凍加工食品」の「今年売れた人気商品TOP5」に注目。堂々の1位を獲得した「肉だんご」について、ほかの大手スーパーのプライベートブランドと食べ比べを行うことに! 果たして「業スー超え」の商品はあるのか……あらゆる視点から比較します。
冷凍肉だんご。それは、いざという時に冷凍スペースで発見すると「神よ……!」と崇めたくなるほど、感謝の念があふれだす食品です。温めるだけでそのまま食べられ、スープに、炒め物に、煮込み系の料理に、とにかく凍ったままぶっこんでおけば、夕飯が何とかなってしまう。本当に助けられる機会が多い食品と言えます。
さて、そんな冷凍肉だんごは、スーパーごとにどれだけ味が違うのか? 3つのプライベートブランドの肉団子で比較してみました!
・業務スーパー(写真右)
「肉だんご 500g」(税込172円)
・イオン:トップバリュ(写真左)
「国産鶏肉使用 肉だんご 700g」(税込397円)
・ドン・キホーテ:情熱価格(写真中央)
「国産鶏肉使用肉だんご 1kg」(税込429円)
今回は、商品には味付けせず、素材そのままの味を「食感」「味」「コスパ」「アレンジ度」という観点でレビューします!
業務スーパー「肉だんご 500g」(税込172円)
国産鶏肉を使用した業スーの人気商品。パッケージ裏面では、「野菜炒め」「カレー・シチュー」「中華風」「鍋物」の調理例が紹介されている。
・【食感】評価:★★☆☆☆ 「お肉感は微妙」
ハムやソーセージのような食感。いわゆる「お肉感」は一番なかったように思えます。煮込めばかなり柔らかくなるので、フワフワ感は増すかも?
・【味】評価:★★★☆☆ 「あっさり好きな人は注意」
濃いめの味わい。結構、脂が強いので、クドいのが苦手な人は胃もたれしやすいかも。
・【コスパ】評価:★★★★☆ 「まさに業スー価格」
100gあたり34.4円。さすが業スー、値段は群を抜いてます。500gなので冷凍庫も圧迫しないし、とりあえず買っても問題ない価格帯です。
・【アレンジ度】評価:★★★★☆ 「煮込みが相性◎」
肉だんご自体の味が濃く、脂もあるので、トマトで煮込んだり、鍋に入れてポン酢でいただいたりするのが相性イイかも。使い方によって本領発揮するタイプの商品ですね!
・総合得点:【13/20点】※5各項目の5つ星評価を得点に換算(以下同)
ほかの2品と比べて、脂のクドさが少し気になったのが正直な印象。そのまま食べるよりは、スープ系と一緒に煮込んで脂を染み出させてから使うのが吉。値段が安いのがとにかく強みなので、ガッツリ食べたい学生さんや、一人暮らしの節約家におすすめです!
さまざまな肉だんごを展開するイオンのトップバリュの中で、唯一の冷凍食品。パッケージでは、「素材の味を生かしている点」をPR。
・食感:評価★★★☆☆ 「冷凍肉としては及第点」
ハムっぽさの中に少しだけ肉感が感じられる。「食感が良い!」とは言えないが、冷凍肉だんごとしては及第点か。玉ねぎの食感は控えめ、ところどころにすりつぶした軟骨のような食感が感じられることも。
・味:評価★★★★☆ 「クセはなし!」
肉だんごにしてはあっさりしていて食べやすい。クセもなくシンプルな味わいで、個数も結構食べられそう!
・コスパ:評価★★★☆☆ 「手は出しやすいけれど……」
100gあたり56.8円と、3つの中では一番割高。とはいえ鶏肉として高いほうではないので、手は出しやすい。節約家の観点からすると、一歩後退か…!
・アレンジ度:評価★★★★★ 「あっさり味が高ポイント」
味にクセがなくあっさりしてるので、どの料理にも合いそう! いろんなパターンの料理に使えるのは、冷凍庫の救世主として大事な要素です。
・総合得点:【15/20点】
幅広く、全世代に受け入れられやすいという点が非常に高得点! 食べやすさ、安定感で言えば文句なし。値段は少しだけ割高ですが、それも気にはならない範囲。年配の方やお子様がいるご家庭には持ってこいです!
ドン・キホーテ名物「大容量冷凍食品」の中でも特に人気の商品。「もう好きにして(ハート)」のキャッチコピーが印象的。
・食感:評価★★★★★ 「3商品では一番」
一番肉々しさを感じられたのがドンキの肉だんご。粗びき感とまではいかなくとも、お肉ゴロっとした食感が味わえたのは、この商品が一番でした!
・味:評価★★★★☆ 「お肉風味が◎」
お肉の風味があり、肉だけでなく玉ねぎの風味も感じられました。適度に脂もあって、食べ応えがあります。
・コスパ:評価★★★★☆ 「これは買い!」
100gあたり42.9円。3つの中では中間の価格帯。僕的にはこの質でこの値段なら「買い」です!
・アレンジ度:評価★★★★☆ 「洋食がベスト」
肉感が強いので、ミートボールやシチューなどに入れるのが合いそう! 和というよりは洋風で、ハンバーグのような使い方がベストかと思います。チーズとも合いそうだなあ……。
・総合得点:【17/20点】
最近勢いを増してきているドン・キホーテの「ド情熱価格」シリーズ商品。なかなかのクオリティで驚きました! なによりパッケージのインパクトがすごい。購入意欲をそそるデザインはさすがです。ドン・キホーテのイメージそのままのガツンと来る食べ応え、安さ、見た目、と商品のトータルプロデュースが完成されている商品でした。
《総評》
食感 | 味 | コスパ | アレンジ度 | 総合得点 | |
業務スーパー | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | 13/20点 |
イオン トップバリュ |
★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | 15/20点 |
ドン・キホーテ 情熱価格 |
★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | 17/20点 |
いままで肉だんごは、「とにかく安いから」という理由で業務スーパーでしか買っていませんでしたが、ほかの商品と比べてみると、それぞれの特色がわかり、とても興味深かったです。僕的にはドン・キホーテの肉だんごに軍配! 味のクオリティと値段のバランスが取れていたと思います。とはいえ、かなり僅差の勝負ではあったので、目的や用途に合わせて購入いただいて構わないと思います!
ちなみにいずれの商品も大容量なので、「単身者用冷蔵庫を使っていて、冷凍室を圧迫されるのはキツイ」という方は業スーの500gの肉だんごを、一方で「うちは大家族なので冷蔵庫が大きく、冷凍室にも余裕がある」という方はドンキの1㎏の肉だんごを……というふうに、冷蔵庫事情を踏まえながら選ぶのが、安全かもしれないですね。肉だんご、業スーからドンキに乗り換えてみようかな……(ボソッ)。
【近況報告】
6/20(月)19:00〜『月曜から囚人』に出演!
GEMINI Theater 二子玉川にて歌って踊って笑って熱くなる、 感情が忙しいLIVEです! 日々の暮らしに少しでも退屈を感じている方は、ひとり呑みに出かけ る感覚で来てみてください!! 必ず口角上げさせます。
https://ikinige.therestaurant.jp/