人気声優・津田健次郎が、6月10日から11日にかけて都内某所でインスタグラムのライブ配信を行い、ネット上で大きな話題を呼んだ。その一方で、声優業界関係者からは苦言も聞こえてくる。
11日で51歳の誕生日を迎えた津田。2日前の9日には自身のTwitter上で、10日午後10時からインスタライブを行うことを予告。「ゲストさん達の苗字、E、H、K、K、S、N、M、O、S 誰だと思う?」と、ファンに呼びかけていた。
そして当日、津田をはじめ、榎木淳弥、畠中祐、小林親弘、杉田智和、浪川大輔、森久保祥太郎、岡本信彦、鈴村健一という豪華声優陣が続々とホテルの一室に集結。津田自ら用意したという酒や食事を味わいながら、誕生日パーティーを楽しんだ。
「この様子は声優ファンを中心に大きな注目を集め、Twitterでは『#ツダケンお誕生日会2022』がトレンド1位を獲得。ネット上では津田を祝福する声とともに、『メンツが豪華すぎる!』『声優さんのここまでオフの姿はなかなかレアでは……?』『プライベート感満載ですっごくぜい沢だった!!』『一緒に誕生日のお祝いできてうれしかった!』という声が上がり、大反響を呼んでいました」(芸能ライター)
なお、津田たちはトークが盛り上がるあまり話し声が大きくなってしまったのか、途中でホテル側から注意を受ける場面も。また、津田がそのことを電話出演した先輩声優・木内秀信に報告すると、「あかんて。もう夜中やで」「せやから、やめとき言うてるやん。ええ歳こいて誕生日会あかんて、もう」などと叱られ、一部ネット上でも「もういい大人なのに」とあきれる声が上がった。
今回のインスタライブについて、声優業界関係者は以下のように苦言を漏らす。
「アニメのアフレコ現場では、新型コロナウイルスの感染対策のため現在も少人数で収録をしており、当然編集作業にも時間がかかっています。また、スタッフは換気や機材の消毒を行うなど、徹底して対策を講じているのにもかかわらず、業界を代表する存在でもある彼らは大人数で宴に興じている。配信の中では一応、それぞれマスクを着用していましたが、制作サイドとしては『意識が低い』と一言物申したくもなるのでは。特に鈴村は今年4月、妻である坂本真綾との間に第一子が生まれたばかりですから、感染リスクを鑑みて、こういった誘いは断らなければならないと思うのですが……」(声優業界関係者)
また、ゲスト出演した声優たちへの「オファーの仕方」も気になるところだ。
「おそらく、津田本人がゲストに直接オファーしたのだと思われますが、事務所を通しているのか、通していないのかが気になるところ。たとえプライベートの範囲であっても、『コロナ禍の中、大勢が集まるパーティーに参加する』ということのリスクは参加者全員が考えなければならないはず。万が一、新型コロナに感染した場合、自ら事務所を経営している杉田や浪川ら5人は自己責任で済みますが、榎木、畠中、小林は所属事務所にも迷惑を掛けることになりますから」(同)
加えて、ホテルの客室の使用方法についても疑問が残る。
「おそらく会場となったのは、都内にあるホテルのスイートルームだと想定されます。基本的にホテルは宿泊者しか使用できず、来客者はフロント以上先へは立ち入ることができません。配信ではゲスト全員深夜に帰宅したようですが、となると彼らは『来客者』扱いになり、本来であればルール違反。当然、きちんとホテル側に許可を得ていたのだと思いますが、そもそも大の大人たちがホテルの部屋で大騒ぎをして注意を受けるなどもってのほかでしょう」(同)
ファンにはおおむね高評だった今回のインスタグラムのライブ配信。今後、大きな騒動へと発展しないといいが……。