7月4日に放送されたバラエティ特番『千鳥の鬼レンチャン サビだけカラオケ&Snow Manレンチャン』(フジテレビ系)。「サビだけカラオケで10曲連続クリアできたら100万円」チャレンジには、歌唱力自慢の芸能人が多数出演したが、業界関係者の間では「“いわくつき歌姫”の登場に衝撃が走った」という。
お笑いコンビ・千鳥がMCを務め、ゲストにかまいたちの2人を招きながら、過去2回放送されてきた『千鳥の鬼レンチャン』。今回の放送では、チャレンジャーが“曲のサビの音程を外すことなく、10曲連続歌いきり100万円獲得を目指す”恒例企画「サビだけカラオケ」が行われたほか、ジャニーズアイドル・Snow Manの岩本照、深澤辰哉、向井康二がそれぞれの得意競技で“何レンチャン(連続成功)できるか”に挑戦。Twitterでトレンド入りを果たすなど、大きな話題を呼んだ。
「『サビだけカラオケ』には、歌ものまねを得意とするMr.シャチホコ、A.B.C-Z・河合郁人、chay、徳永ゆうきといった、芸人やアイドル、歌手の10人が登場。その結果、過去2回挑戦している演歌歌手・丘みどりが見事“10レンチャン”に成功し、賞金100万円を獲得しました。しかし、業界内で注目を集めたのは、挑戦者たちの歌声や結果ではなく、かつて“歌姫”として活躍した愛内里菜と華原朋美が出演したことです」(スポーツ紙記者)
愛内と華原は、ともにすねに傷持つ歌手として知られている。
「特に愛内は、今年3月、芸能プロデューサーから受けた度重なるセクハラ行為で精神的苦痛を受けたとして、元所属事務所・ギザアーティストに損害賠償を求める訴訟を起こしたことが明らかになりました。しかし、事務所側はすぐに事実関係を否定し、現在も係争中です。愛内は2015年に『垣内りか』に改名し、18年には『R』へと再改名しましたが、セクハラ裁判が表沙汰になった直後、名義を前事務所につけてもらった『愛内里菜』に戻すと宣言。しかし、事務所から名前使用の了承はいまだ得られていないといいます」(テレビ局関係者)
そのせいか、今回の番組出演時には、今年3月までに使用していた「R」名義での出演だったが、テロップでは常に「R(元愛内里菜)」と表示されていた。
「前事務所は、勝手に名前を使われていることも、愛内自身のことも許せないらしく、各メディアに対し『彼女に関するニュースは報じないでほしい』と通達しているようです。実際、前事務所からの要請で、彼女の裁判について報じた記事が、その後削除された例もあります」(同)
一方、同番組に出演した華原もまた、今年4月にある“騒動”を起こしている。そのきっかけは、華原への暴行容疑により、取材中の男性記者が逮捕されるという事件が起きたことだ。
「タクシーに乗車中、不審なタクシーに追跡されていることに気付いた華原は、車から降りて後続のタクシーに乗り込み、光文社の男性記者を問い詰めた際に“暴行を受けた”と、自ら警察に通報したといいます。しかし、華原を守る立場の事務所関係者は、周囲に対して『記者とのやりとりに行き違いがあった』などと説明していたそうで、華原が事件後に自身のTwitterに投稿した『実は3週間前から今回逮捕された犯人が私と息子をストーカーしてる事に恐怖を感じてました』『全身を使って犯人を捕まえたので相当の体力を使ったと思います』というツイートも、のちに削除されました。また、記者が暴行罪で起訴されたという報道はないため、マスコミ関係者の間では、『逆に、記者側が華原を名誉棄損で訴える可能性もあるのでは?』とささやかれていたんです」(週刊誌記者)
その後、本人たちからの情報発信はなく、騒動も解決しないままの状態で、今回の番組に姿を現した愛内と華原。再び特番が放送されることになっても、2人の“レンチャン”登場には期待できそうにないだろう。