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バーミヤンVS餃子の王将、“1人飲み”ならどっちが正解? プロの決め手は「サラダ」!?

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、管理栄養士・猪坂みなみ先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

「バーミヤン」VS「餃子の王将」、“1人飲み”するならどっちが正解!?

 夏を感じさせる暑い日も増えてきた、今日この頃。仕事が終わってから、冷たいビールを“ゴクッ”と飲みたくなるなんて人も、多いのではないでしょうか? そんな時、1人でも気軽に立ち寄りやすい店といえば、中華ファミレス。1人分のおつまみメニューが用意されている店が多いだけでなく、お得な価格も“ちょい飲み”の強い味方ですよね。

 そこで今回は、管理栄養士の猪坂みなみ先生が、中華ファミレスの2大人気店「バーミヤン」と「餃子の王将」から、栄養面を見ておすすめしたい“1人飲みにぴったりなメニュー”を、それぞれ3品チョイス。最後に、どちらのお店がよりおすすめなのか、ジャッジしてもらいました!

バーミヤンおすすめメニュー「ネギ塩冷やしトマト」(329円、税込み/以下同)

 冷やしたトマトに白ネギがトッピングされ、塩ダレで味をつけたシンプルなメニュー。「生ビール(中ジョッキ)」と「おつまみの麻辣ピーナッツ」、そして「選べる小皿メニュー」のセットで769円という、お得な「晩酌セット」の「小皿」にも選べる一品です。

 トマトには、強い抗酸化作用を持つリコピンが含まれていますが、この成分は、アルコールを過剰に摂取したときに発生する活性酸素をやっつける役割も。お酒を飲むときには、特にしっかり摂取しておくといいでしょう。

 それだけでなく、トマトの成分には、アルコール代謝をスムーズにする働きがあると考えられており、酔いが回るのを緩やかにしてくれたり、酔いが覚めるのを早めてくれたりします。二日酔いの予防にも、ぜひ選びたいですね。

バーミヤンおすすめメニュー「海老イカ帆立の油淋鶏ソース」(598円)

 3種類の海鮮と野菜に、甘酢しょうゆダレがしっかりと絡んだメニュー。海老やイカ、帆立などの海鮮にはタウリンというアミノ酸が含まれており、肝臓の能力を強める働きがあるため、お酒のお供にぴったりだといえるでしょう。また、たんぱく質と野菜をどちらも摂取できる点もうれしいですね。

バーミヤンおすすめメニュー「牛肉の酸辣炒め」(659円)

 牛カルビ肉と野菜を酸っぱ辛く味付けした炒め物。こちらも、たんぱく質と野菜類の栄養を一皿で摂れるメニューです。牛肉には肝臓の機能の維持に役立つメチオニンというアミノ酸が含まれているので、肝臓のケアのためにも摂り入れたい栄養素だといえます。

 ただし、牛カルビ肉はもともと脂身の多い部位なうえに、中華の炒め物には油が多く使われているため、脂質はやや多め。ほかにおつまみを選ぶなら、サラダや豆腐など、脂質の少ないメニューを中心に選び、カロリーオーバーにならないよう調整してみてください。

餃子の王将おすすめメニュー「野菜炒め(ジャストサイズ)」(293円)

 野菜の旨みと食感を楽しむことができる、シンプルな炒め物。中華料理は油が多く使われているので、先にこういったメニューで野菜をしっかり食べて、食物繊維を摂取しておくのがおすすめです。野菜などに含まれている水溶性食物繊維には、余分な糖や脂の吸収を抑える働きが期待されていますよ。

餃子の王将おすすめメニュー「棒々鶏(バンバンジー/蒸し鶏)」(605円)

 鶏肉に濃厚なゴマだれがかかったメニュー。揚げ物や炒め物に比べ、調理の際に使われている油が少ないので、脂質が少ない低カロリーメニューとしておすすめします。鶏肉からたんぱく質を、レタスやきゅうり、トマトからビタミン類をバランスよく摂れるのもいいですね。

 また鶏肉には、体内でタウリンの材料となるメチオニンが含まれていて、肝臓を保護する作用が期待できます。お酒のおつまみとして、ぴったりだといえるでしょう。

餃子の王将おすすめメニュー「回鍋肉(ジャストサイズ)」(326円)

 豚肉、キャベツ、ピーマン、ネギを味噌ダレで味つけた回鍋肉。たんぱく質と野菜を一度に適量摂れることと、豚肉にアルコールの分解を助けるビタミンB1が豊富に含まれているところが、おすすめしたいポイントです。

 それぞれのメニューを見てきましたが、バーミヤンはバリエーションが豊かですし、餃子の王将は1人で食べるのにちょうどいい「ジャストサイズ」があります。どちらのお店も、1人で飲みたいときには最適だと思います。

 その上で、栄養面から見た時に強いて選ぶなら、バーミヤンでしょうか。中華料理は油の使用量が多いジャンルですが、バーミヤンは油で炒めたり揚げたりした料理だけでなく、サラダなどの冷菜が充実しているので、上手に選べば脂質の摂りすぎを防げそう。

 とはいえ、「1人飲みでもいろいろなメニューを味わいたい!」という場合は、少量サイズのメニューが豊富な餃子の王将も捨てがたい。ご自身のニーズに合ったお店を選び、楽しい時間を過ごしてください!
(文:佐藤真琴)

猪坂みなみ(いのさか・みなみ)
管理栄養士。大学卒業後、大手食品メーカーにて商品企画や研究開発などに従事。ダイエットアドバイザー、料理研究家助手、医療ヘルスケアベンチャー企業の商品企画職等を経て、現在はLINEで気軽に取り組めるパーソナルダイエットプログラム「ダイエットナビ」の運営や、ヘルスケア領域の新規事業開発アドバイザリー、法人向けの健康経営サポート等を行う。
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