6月11日、読売テレビのバラエティ番組『今田耕司のネタバレMTG』でMCを務めるタレント・今田耕司が、自身の“潔癖症キャラ”について「偽物やもん」と、実際は異なることを告白。まさかのカミングアウトに、共演者やネット上の視聴者も衝撃を受けていた。
「これまで、今田はさまざまな番組で潔癖アピールをしてきました。昨年6月放送の『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)に出演した際、フードデリバリーサービス・Uber Eatsの話題で、『夏、ものっすごい汗だくの、汚~い配達してる人を見た時に、“嫌やな”と思った』とコメントした件は、ネット上で『配達員に失礼では?』と物議を醸しましたが、『自分も潔癖症だからわかる』『潔癖症の人には利用できないよね』といった共感の声も。また、木村祐一やダウンタウン・松本人志など、同じ吉本興業所属芸人が今田の潔癖エピソードを明かすことも少なくありませんでした」(芸能ライター)
しかし今回、『ネタバレMTG』で“バスタオルを洗う頻度”をめぐるトーク中、今田は「3日に1回」と打ち明けた上で、「俺、偽物やもん。潔癖とかちゃうねん」と激白したのだ。
「今田いわく、これまでの潔癖アピールは『テレビ出たくて言うてた』『(自身が潔癖症だと)誰かが言い出して、それようイジられるから、まあええか思ってた』と、あくまでも“テレビ用のキャラ”だったそう。ネット上では『まさか嘘だと思わなかったからビックリ!』『周囲に潔癖症って思われると面倒くさそうなのに、テレビのためにそこまでやるのか~』と驚かれた一方、『目立つために何かしらキャラを演じるっていうのは、芸能人だと珍しくないんじゃない?』という指摘も見られました」(同)
実際、ほかにもキャラを偽ってテレビに出ていたことを明かした芸能人はいる。
「かつてバラエティで先輩タレントに“ため口で噛みつくキャラ”がウケてブレークした水沢アリーは、19年4月放送の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に登場し、生意気キャラは『世の中で一番ラクに笑いを取れる方法』との認識から演じていたもので、『売れるために作った大嘘』だったと説明しました」(スポーツ紙記者)
しかし、テレビ用のキャラを演じることが私生活にも影響し、そのストレスから暴飲、爆買い、プチ整形を繰り返すようになった水沢は、芸能活動を一時休業。その後、広告代理店を起業して新たな道を切り拓き、今年5月10日放送の『ポップUP!』(フジテレビ系)では、現在のクリエイティブディレクター業について取材を受けていた。
「18年12月放送の『有吉大反省会 2時間半SP』(日本テレビ系)では、以前“超セレブキャラ”で活躍していたソンミが、実は『全然セレブじゃない』と告白。ブレークしていた頃は、父親がマカオで賭博事業を経営する“カジノ王”であることから、自身も『カジノで1億円すったことがある』などとセレブぶりをテレビでアピールしていましたが、『大反省会』に登場したソンミは『親がマカオで仕事してるのは本当』としながらも、両親が離婚して自身は母親と暮らしてきたため『本当に一般的な感覚』で暮らしてきたと説明しています」(テレビ局関係者)
ソンミもやはり、テレビ出演のためにキャラ作りをしていたといい、「バラエティ出てる時も苦しくて」と悩んでいたとのこと。なお、カジノで1億円すったというエピソードは「親の話」と訂正していた。
一方で、自身のキャラを「嘘」と割り切ることができず、その葛藤をテレビで告白したタレントもいる。「フレッシュレモンになりたいの~」というキャッチコピーでアイドル活動を展開し、ファンの間では“レモン好きキャラ”が定着していた元NMB48・市川美織が、その一人だ。
「市川は、18年5月にNMBを卒業しましたが、同11月放送の『有吉反省会』出演時に、レモンではなく“カニカマ好き”を告白。また、出演者のバカリズムから『なんで(レモンに)なりたいの?』と疑問を呈され、博多華丸・大吉の博多大吉からも『(レモンになりたい発言を)大人が面白がったから、しめしめと思って続けていたわけじゃないですね?』と確認されると、『違います』と否定しながらも苦笑。市川はさらに『まだレモンになりたくないっていう気持ちも出てきちゃったかもしれない』『60歳くらいまで(人間でいたい)』と述べ、アイドル時代のキャッチコピーに“ブレ”が生じているようでした」(同)
一応、市川のTwitterアカウントのプロフィール欄には今も「フレッシュレモンになりたいの♪」と掲げられているが、今後「レモンキャラは嘘でした」と“しくじり”を告白することはあるのだろうか?