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KinKi Kids・堂本光一、ミュージカル仕事の愚痴!? リハーサルは「お金出ない」と明かす

 KinKi Kidsの冠バラエティ番組『KinKi Kidsのブンブブーン』(フジテレビ系)。6月18日の放送には、ピアニストの清塚信也がゲスト出演した。

 「ゲストのやりたいことをする」というのがコンセプトの同番組で、清塚は「クラシックをもっと身近にしたい!」とリクエスト。そこで、クラシックにまつわる素朴な疑問を、清塚自ら解決していく企画が行われた。

 堂本剛は今回の企画に合わせ、「(自分は)誰が好きなのか、1回いろいろ聞いてみたんですけど、僕はなぜかドビュッシーなんですよ」と、19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍した作曲家のクロード・ドビュッシーを挙げた。光や色彩を音楽で表現した草分け的存在だが、清塚はドビュッシーの代表曲「月の光」をピアノで弾きながら、「聞いてるだけで、本当に月の光が差し込んできてるっていうのが(見える)」と解説。

 すると、剛も自身の音楽スタイルについて、「奈良を思い出しながら弾くとか、イメージが投影しやすいコードを自然と選択してて……」と明かしつつ、「ドビュッシーも、みんなにイメージを与えるような音階をやったってことなんですかね」と質問。清塚は「剛さんの音楽性とドビュッシーの音楽性はシステムが似ている」と、2人に共通するものがあると指摘していた。

 その後、「クラシックってなんであんなに尺が長いの?」という質問について、清塚は「曲が長いのが当時のトレンドだった」と回答。現代では曲が短くなっているため、「1800年代の人から見たら、『なんでそんな短いの?』って(思われる)」と話していた。これに堂本光一は、「今のポップスって、アウトロがない曲いっぱいあるんですよ。“なんとかかんとかだよ!”(という歌詞で終わる)」と力強く主張したが、剛は「そんなダサい曲ありましたっけ?」とツッコミを入れた。

 続けて、清塚は「動画がはやっているので、前奏もなくなる」と最近のポップスの特徴を明かすと、KinKi Kidsの2人も心当たりがあるのか、「そうなんですよ」(剛)「イントロもない」(光一)と共感。曲が始まってから「3秒で(視聴者を)つかまなきゃいけない」という清塚の言葉に、光一は深く頷いていた。

 その後、オーケストラの話になると、光一は自身が出演しているミュージカルの裏話を披露。「音楽家の方のすごいところ」として、役者は1〜2カ月ほど稽古をしているのに対し、オーケストラは「楽譜見て“ハイ!”って弾いちゃうんです」とのこと。また、「音楽家の皆さんは、リハーサルからお金もらってるんですよ。我々、リハーサルからお金出ないです」と愚痴をこぼしつつも、音楽家のことは「尊敬する本当に。我々からしたら」と、敬意を表していたのだった。

 この放送にネット上では、「剛くんが好きだって言ってたドビュッシー、聞いてみよう」「清塚先生による音楽講座、めちゃくちゃ面白いしタメになる!」「光一くんはオーケストラと仕事するから、そのスゴさがわかるんだろうなあ」などのコメントが寄せられていた。

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