KinKi Kidsの冠バラエティ番組『KinKi Kidsのブンブブーン』(フジテレビ系)。7月2日の放送回は、ゲストに俳優の勝地涼が登場し、堂本剛の言葉に涙を流す場面があった。
番組冒頭で、勝地は「幼い頃からKinKi Kidsに憧れていた」と明かし、「憧れのお二人にようやくお会いできたという感じです」と感激。そして、自身が芸能界には入れたのは、堂本光一主演ドラマ『P.S.元気です、俊平』(TBS系、1999年)のロケ場所に母親が経営する花屋が使われ、その撮影を覗きに行った際、現在の事務所にスカウトされたからだと明かした。そのため、勝地は「光一さんの撮影現場を見に行かなかったら、こうなっていなかったので、勝手に感謝してる」とのことで、光一は「世の中、何があるかわからないね」と驚いていた。
そんな勝地だが、ジャニーズ事務所のオーディションを受けて落ちた過去もあるとか。「当時『8時だJ』(テレビ朝日系、98〜99年)という番組があって、“君もJr.にならないか”って言ってて」「こんなにジャニーズが好きで、こんなにCDも持って、毎日聞いてる……俺こそジャニーズだって思って!」と意気込みオーディションを受けたものの、あえなく落選。その理由を「正直、(周りは)キラキラしている子だらけで、華が全然違うなと思いました」と分析し、もし合格していたら、NEWSやKAT-TUNの世代だとも語った。
また、勝地は「10代でジャニーズ落ちたっていう経験」があるため、多くの芸能人が通う堀越高等学校に入学後、学校内でジャニーズの先輩に会うと「『は?』みたいな感じで、めちゃくちゃ尖ってました」とのこと。2歳上の先輩・生田斗真に対して敵対心を抱いていたそうで、「斗真くんとか高校時代の僕、大嫌いだと思います」と明かすと、剛は「まぁ、そういうのあるよな」とフォローしていた。
一方、その敵対心は「同世代のジャニーズの子たちと共演したとき」に、「努力の差」を感じたことでなくなったそう。同世代のジャニーズタレントが現場に臨む姿勢や、真面目さを見ているうちに、「僕は“うらましい”っていう目で見ていたけど、その人にはその人の苦しみがあるんだってわかってきた」とか。
これを聞いた剛は、ジャニーズは歌、ダンス、芝居などさまざまなジャンルの仕事をすることに触れ、「その仕事1本でやられている方々、それはそれで大変なのは当たり前のようにわかるし、だからそこに憧れもある」「『あなたの職業なんですか?』って言われた時に、『なんやろう?』ってわからなかった時期もある」と、自身の仕事に対する葛藤があったことを告白。
続けて「でも最終的に、もうどうでもいいなと思ってやり始めてからラクにはなったけど……」と話していると、勝地の目から涙があふれ、剛が「ちょっと待って。どした? どした?」と戸惑う場面も。勝地は「感動しちゃって……」と涙の理由を明かしたが、光一は「嘘でしょ!?」と慌てていたのだった。
この放送にネット上では、「ジャニーズって優遇されてるような世間のイメージあるけど、ジャニーズアイドルでい続けることって本当に大変だし、努力をしてるよね。私も泣けたわ」「剛くんの話に感動してガチ泣きする勝地くん……本当にジャニーズが好きなんだね」「今回の涙を見たら、斗真くんも許してくれると思うよ(笑)」など、勝地の涙に対する驚きや感動の声が多数寄せられていた。