嵐・相葉雅紀が主演を務めた舞台『ようこそ、ミナト先生』が、7月3日に大阪・梅田芸術劇場メインホールで千秋楽を迎えた。相葉にとっては12年ぶりの舞台出演となったが、ネット上では一部ファンの“観劇マナー”が問題視されていた。
脚本を金子ありさ氏、演出を宮田慶子氏が手がけ、相葉が主演を務めた同作。共演者には秋元才加、忍成修吾、濱田龍臣、須藤理彩、松平健といった豪華キャストが顔を揃え、6月4日~19日に東京・新国立劇場中劇場で、同29日~7月3日には大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演された。
なお、相葉の舞台出演は、2010年の『君と見る千の夢』以来、約12年ぶり。さらに、嵐は20年12月31日をもってグループ活動休止期間に入ったほか、新型コロナウイルスが流行した影響で、コンサートや舞台などが開催できない期間もあり、メンバーと直接会えるような機会自体が減っていた。
それだけに、ファンは相葉の舞台を楽しみにしていたようだが、特に大阪公演では、一部観客のマナー違反が見受けられたようだ。
例えば、6月30日の公演では、あるTwitterユーザーが「前から2~3列目で緑のペンライトが見えてビックリ。スタッフの方が走って行った。マナーは守ろう」などと忠告し、ファンの間で話題に。“緑”は相葉のメンバーカラーであるため、客席でペンライトを持った人物がいたのであれば、相葉のファンである可能性は高いだろう。
また、同日にはキャストの1人である濱田がインスタグラムでライブ配信を行い、観劇マナーについて不満を漏らしていたという。
「濱田は、自身がこれまで出演した舞台の作品名を挙げた上で、今回の『ようこそ、ミナト先生』については、携帯電話の音が鳴ることが多い印象だと話していました。この状況は、舞台に立つ人間として『残念』だと、正直に明かしていたんです。また、東京公演で3回ほど携帯の音が聞こえ、大阪公演ではアラームと電話が鳴った場面もあったとか。『今日はカーテンコールでペンライトを持ってた人がいたのかな? ちょっとそういう部分のマナー……』と、言葉を選びながら振り返っていました」(ジャニーズに詳しい記者)
この配信後、ネット上には「龍臣くんがインスタライブで観劇マナーについて話してたけど、これってジャニーズファンがやらかしたんじゃないかな? せっかくの舞台だったのに悲しい」「濱田さんがインライで苦言を漏らしてた。俳優さんにこんなこと言わせて申し訳ない」「相葉くんの顔に泥塗るようなこと、舞台の品格を下げるようなことはしないでほしい」「龍臣くん、本当にごめんなさい。残りの公演は気持ちよく演じられますように……」などと、ショックを受けるファンの声が書き込まれていた。
『ようこそ、ミナト先生』は幕を閉じたが、相葉のファンや共演者にとっては、スッキリしない終わり方になってしまった様子。舞台公演が復活してきた今、ファンはあらためて劇場マナーを見直すタイミングなのかもしれない。