なにわ男子が出演する、価値観アップデートバラエティ『まだアプデしてないの?』(テレビ朝日系)。7月2日は、なにわ男子チームと芸人チームが交互に問題を出題し、7人中1人だけが正解できる問題を目指す「目指せ!! なにわ男子分の1」が放送された。
この企画は、用意された問題の中から、相手チームが1人だけ正解する問題を出題できれば出題チームに10ポイント入り、2人以上正解すると解答チームに正解数×2ポイントが加算されるというルール。番組MCのお笑い芸人・ニューヨークの嶋佐和也と屋敷裕政率いる芸人チームには、5月28日、6月4日放送のコーナー初回にも出演した伊集院光のほか、丸山桂里奈、磯山さやか、おかずクラブのオカリナとゆいPが参戦した。
伊集院いわく、「この企画、クイズ界で評判になってる」そうで、「『(スタッフから)見たよ。おもしろいシステムだね』って言われたよ。ほかのクイズ番組で」とのこと。ちなみに前回の放送で、芸人チームはなにわ男子チームに24点差で敗北しており、屋敷が「確かに、なにわ男子に伊集院さんがボコられるシステム、なかなかない」と言うと、伊集院は「あんなにクイズ番組の帰り、ぐったりして帰ることない」と振り返っていた。
今回、まず出題側となったなにわ男子チームは、大西流星が問題を選び、「2022年の高校生最新トレンドランキング」で1位に選ばれたトレンドワードに関するものを選択。「ホテルで友人と集まってパーティを行うことをカタカナ4文字で何という?」というクイズで、「ホカンス」が正解となるが、芸人チームに正解者はおらず、両チームとも0ポイントに。
続いて出題側にまわった芸人チームは、クイズ番組の常連である伊集院が「なにわ男子よりもこの(クイズの)ルールを理解しました」「(正解者)0(人)狙いで偶然1(人だけ知ってた)ぐらいがちょうどいい」と、ポイントゲットの策を解説。「これはわからないだろう」と策を練ったうえで、「“平成”の元号を発表し、平成10年に第84代内閣総理大臣になった人物の名字は?」という問題をチョイス。
するとオカリナは、「(なにわ男子は)わかんない気がするけど、社会で習ってる可能性はある」と「誰か一人は知っていそう」と期待を寄せたが、屋敷は「なにわ男子を買い被りすぎですよ。絶対に、俺これ知らんと思う!」とバッサリ。
この発言を受け、なにわ男子は「なんでや!」(大西)「絶対に当てたる!」(藤原丈一郎)と意気込むも、誰一人「小渕(恵三)」と正解できず。「平成和男」と解答した大西をはじめ、まったくかすりもしない解答に、芸人チームからは「なにわ男子やべぇわ!」と驚く声が上がっていた。
2巡目は、なにわ男子・道枝駿佑が出題した「北陸・上越・東北新幹線などにある、普通車やグリーン車よりも上の特別な車両は?」という問題に、4人が「グランクラス」と解答し芸人チームが8ポイント先取。
そして、芸人チームから「当てずっぽうで(誰か当てそう)」(屋敷)「今の(消費税)もわからないかも」(磯山)「概念も知らないんじゃない?」(オカリナ)と散々な言われようのなにわ男子には、丸山から「平成元年の消費税は?」という一般常識問題が出題された。
これに藤原、西畑大吾、大橋和也が「5%」、道枝、高橋恭平、長尾謙杜の3人が「3%」、大西が「2%」と解答が分かれたが、正解は「3%」で全員正解ならず。嶋佐から「絶対後ろの2人(長尾、高橋)当てずっぽうやと思う!」とツッコまれると、「僕はわかってましたよ」という長尾に反し、高橋は「僕は好きな数字3やったんですよ」と、まぐれで正解したことを認め、スタジオの笑いを誘っていた。
また、3巡目は両チームとも正解を出せず0ポイントで終了。なお、なにわ男子チームにはオカリナから、1997年発売のテレビゲーム『モンスターファーム』について、「モンスターを誕生させるため使用した当時どの家庭にもあった“あるもの”とは?」との問題が出された。正解は「CD」だが、それぞれ「家具」(高橋)「Wi-Fi」(長尾)「フライパン」(藤原)「札束」(大西)「万歩計」(西畑)「洗たく機」(道枝)「筆記用具」(大橋)と解答し不正解に。
大西は「札束」と解答した理由について、「(『モンスターファーム』は)課金の始まりのゲームだと思うんですよ! バブルも終わってますし、家に多分いっぱい札束があると思う時代なので」と説明。屋敷から「札束使えば使うほどモンスターが強くなる?」と質問されると、「そう!」とうなずき、スタジオでは笑いが起きた。
そして、なにわ男子チームから芸人チームへの最終問題として、大橋が音楽ユニット・YOASOBIのキャッチコピーにもなっている楽曲の独自ルール「●●を音楽にするユニット」という穴埋めクイズを出し、芸人チームが3人正解。なにわ男子チーム6ポイント、芸人チーム14ポイントとなにわ男子が後を追う展開となった。
なにわ男子は、芸人チームの問題に5人以上が正解しなければならない状況へと追い込まれたが、ゆいPが選んだ「現在の5千円札に描かれている人物の名前は?」との一般常識問題に、長尾、藤原、大西、西畑、道枝の5人が「ひぐちいちよう(樋口一葉)」と正解し、10ポイントを獲得し、16ポイント対14ポイントで見事逆転勝利。
なお、高橋は「ひぐちいちよ」と惜しい解答をした中、大橋は「ひぐちひでお」と「樋口一葉」と「野口英世」が混ざった珍解答を披露。芸人チームからはスルーされていたものの、メンバーが逆転勝利を喜ぶ中、ひっそり恥ずかしそうにしていたのだった。
この日の放送に、ネット上では「好きな数字書いて正解する恭平ちゃんさすがすぎ(笑)」という声のほか、「課金の始まりって考察はいいけど札束って(笑)」「アイドルが“札束”とか言わないの(笑)」「大橋くんの答え誰も突っ込まんの!?」「野口英世と混ざってるし、しかも野口英世は、“ひでお”じゃなくて、“ひでよ”なのよ(笑)」とのツッコミが相次いでいた。