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Hey!Say!JUMPがランクイン! ダンサーチーム「RAB(リアルアキバボーイズ)」が選ぶ、上半期ジャニーズダンス楽曲ベスト3

 7月11日に投票締め切りが迫った「ジャニーズダンス楽曲大賞2022上半期」。今年上半期に発表されたジャニーズ楽曲の中から、ジャニーズファンの投票によって振り付けやダンスパフォーマンスのベスト1を決定するという企画です。

 全17曲の対象楽曲のうち、現在トップに立っているのは、King&Prince「ichiban」。2位にSnow Man「ブラザービート」、3位にはなにわ男子「The Answer」がランクインしています。ジャニーズファンの投票結果も気になるところですが、今回はYouTubeチャンネルも人気のプロダンサーチーム「RAB(リアルアキバボーイズ)」にベスト3を聞いてきました!

・涼宮あつき
RABメンバー。世界的に有名なブレイクダンスの祭典”BATTLE OF THE YEAR”で日本1、国内のB-BOYソロバトルの中でも超ハイレベルな大会”Hook up”で優勝するなど、実力派ダンサー。漫画とアニメが好きで、アニソンでダンスをするA-POPダンスバトル『あきばっか~の』を主催。

・マロン
RABメンバー。声優やアイドルの振り付けや、RABでも振付けを担当している。漫画家としても活動し、『RAB(リアルアキバボーイズ)の日常描いてみた』(ライブコミックス)は単行本化。

・ネス
RABメンバー。A-POPシーンの日本一を決める大会『アキバストリート』を連破、『あきばっか~の』で優勝。タットダンスの日本一を決める大会『ARMS』で優勝し、世界大会DDLでのエキシビジョンバトルでNYに世界進出を果たす。

ジャニーズダンス楽曲1位:King&Prince「ichiban」

マロン 1位はキンプリさんの「ichiban」ですね。確実に世界を狙っているな、と感じさせるダンス技術と構成、気合の入りようがちょっとほかの楽曲よりずば抜けてましたね。

涼宮 良い意味でジャニーズっぽくないというか、完全に世界基準という感じでした。僕たちダンサー目線でいうと、すごいコアなダンスの技術も詰め込まれている一曲。それなのに、メンバーがただ振り付けを踊っているわけじゃなくて、“ダンスを踊っている”という感じなんです。

 ベースはヒップホップダンスのSWAGといわれているジャンルだと思うんですけど、これがむちゃくちゃ難しいジャンル。めちゃくちゃ見た目がかっこいいので、踊りたいとはみんな思うんですけど、難しくて扱いにくいというか。それなのに、キンプリさんはそれを選んでやって、しかもクオリティがすごく高い。単純に、このジャンルを選んでやっているということ自体がすごいなと思いますね。

マロン ジャニーズさんは、振りをファンと共有するというか、一緒に楽しめる振り付けが多かったイメージなんですけど、今回、完全に突き放しにかかっているなと。アーティストは「憧れ」と「共感」といわれていて、今までのジャニーズさんは「共感」のほうがどちらかといえば強かったんですけど、今回のキンプリは「憧れ」のほうに行こうとしている気がしました。

 K-POPの今の勢いに負けないように、「俺たちがイチバンだ」というのをダンスで出そうとしているな、というのがこの一作に表れているなと。そこにKREVAさんの歌詞とかも合わさって。これはダンサーとしてかなり食らっちゃいましたね、正直。

ネス 小手先じゃない感じがすごいというか。ちゃんとダンスを理解して踊っていないと、ここまでにはならないなという感じです。圧倒的なアーティストになろうとしている気合が伝わってきますね。

涼宮 ダンサーから見ても、一般人から見ても「すごい」と思わせるのは、結構難しい。僕らがやっているダンスは、ダンサー向けに踊ることもあれば、一般人に向けて踊らなきゃいけないときもあって、その使い分けがすごく難しいんです。でも「ichiban」は、誰がどう見ても「この人たちはうまいな」と思わせることをやってのけている。それは見せ方がうまいのと、ダンスのショーとしても完成されているのと、さらに歌っていらっしゃるので、パフォーマンスとしてもできている。今までのジャニーズさんにはなかったものを感じました。

ネス そうですね。たしかにSWAGは、手の動きとかはわかりやすいものが多いんですけど、それを上手に見せるのがすごく難しいジャンルなんです。だから、相当やりこまないと一般人にもダンサーにも「うっま!」と伝わりづらいというか。これをアイドルがやってるのは「マジ?」となりましたね。

マロン あとメンバーの平野(紫耀)くんと高橋(海人)くんの存在感がすごい。高橋くんはジャニーズいちダンスがうまいといわれているくらいなので、まずダンサー目線から見てもめちゃくちゃうまいですね。平野くんは存在感がすごくて、たぶん圧倒的カリスマ性。そこがすごく光っている感じがしますね。

涼宮 今までキンプリさんみたいなタイプの人たちって出てきてなかったので、僕らプロダンサーからするといい意味で「商売上がったり」というか。こんな、イケメンでかっこよくて楽曲も良くて、僕たち勝てる要素なくなっちゃうみたいな(笑)。

ネス やめてくれー! みたいな感じ。

マロン 本当そうですね。唯一僕たちが勝てるところがそこだけだったのに、ダンスのコアな技術の部分だけだったのに、そこまで手出されちゃったらもう。

マロン キンプリさんは「突き放すようなアーティスト感」だったんですけど、「ブラザービート」はちょっとマネしたくなるキャッチーな振りと、本格的なダンスの技術がちょうどいいバランスで入っていて、すごく魅力的だなと思いました。ちょっとした振りに見えても、実はボディコントロールが必要だったりするんですけど、見ている側に難しさを感じさせないで、サビは一緒に踊りたくなる。でも、間奏部分はむちゃくちゃ細かい踊りをしたり。見ている側がマネしたくなるし、派手な動きも入っていたりして、エンターテインメント作品としてむちゃくちゃ完成されているものだなと思いました。

ネス メンバーが出ているアニメの『おそ松さん』の実写劇場版でしたっけ?

涼宮 そうそう。実写の劇場版ということで、ハードルもすごく高かったと思うんです。でも、この曲とMVを見たときに、ある種、原作の『おそ松さん』をいい意味で超えている部分もあるなと思いました。ダンス的なジャンルで見ると、ソウルダンスが多く組み込まれていて、ソウルダンスはパーティーダンスともいわれています。どちらかというと「みんなで一緒に踊ろうよ」みたいな、共有的なダンスなんです。そういうことを意識して振り付けで入れているんじゃないかなと思いました。BPMも心地よくて、ソウルステップが映える曲ですよね。

マロン 『おそ松さん』という作品に対するリスペクトをすごく感じる。なるべく『おそ松さん』ファンを裏切らないように、ということはめちゃくちゃ意識しているんだろうと思います。例えば、ちょっと古くさい、昭和くささのあるダンスというか。サビのあの振りは漫画感というか、赤塚不二夫の良い感じのダサさがある。

ネス ジャニーズさんは「国民的アイドル」というイメージが僕の中にあって。世界に向けているのがキンプリさんで、国民みんなに向けて、「国民みんなで盛り上がろう!」という曲が、これだなという印象です。だから、2つはまったくタイプが違って正反対。本当に評価というか、順位をつけられない。どっちも好きですね。

マロン Hey!Say!JUMPさんの「春玄鳥」。この曲は僕が好きで推薦しました。僕、お仕事でいろいろな振り付けを作ってるんですけど、その目線で見て、この作品は構成がむちゃくちゃ良いのと、曲自体も透明感があってとても良いと思ったんです。Hey!Say!JUMPさんって「狼青年」なんかだとヒップホップをがっつり踊ったりして、元々技術が高いと思うんですけど、これはガチな部分とラフな部分がちょうどいい感じなんですよね。腕を振るシーンとか、人によって動かす幅が違っていて、そこにキャラクター性が出てたりする。あと、構成的にちょっと食らうのは、非対称がすごい多いんですよ。

ネス 左右非対称のアシメが多いですね。

マロン どうしても構成を考えるときは、左右対称だったり、ちゃんと真ん中で割れるように作るんですけど、この曲は非対称が目立つ。7人いるメンバーうちの3人がキックをしていたり、こっちのほうでは違うことをやっていたりとか、振り付けを作る側からすると勇気のいることをやっている。そういうのもありつつ、一人ひとりの個性もちゃんと出ているというところで、結構、自分は食らいました。

ネス ダンサーだと振り付けが「そろってない」となるところが、アイドルだから「色が出てる」になってるんだなという感じはすごくありますよね。振りをそろえてない。でも、それがいいんだ、ってなるんですよね。僕としても新しかったです。

涼宮 ダンスが技術志向になっていく中、あくまで自己表現なんだよ、ということを感じてハッとさせられる。例えば、7人のメンバーがほとんど同じ衣装で、ダンスがビタぞろいだと、特定の一人を目で追うことはあまりないですよね。「この人はクールに手を振ってるな」とか「この人は思いっきり手を振ってるな」とか、一人ひとりに目がいかない。「この人好きだな」って、ならないんです。そういう目で見ても、アイドルの中で百戦錬磨という感じはしますよね。タレント力といいますか、個人としてのアイドル力というのかな? そういうものが高くて、それぞれのキャラクターがすごくわかりやすい。

マロン これを見たときに「Hey!Say!JUMPさんのこと好きだな」となったんですよね。踊っているのを見ただけで好きになった、ということのすごさです。技術もあるからこそなんですけど、「見て好きになるダンス」というのは、一番の最高峰だと思います。人が理屈じゃなくて好きになるという、それこそ魔法ですよ。「春玄鳥」にはそれがあったので、これはすごいなと思いましたね。

涼宮 ファミリー感があるんですよね。僕らの世代が見てたジャニーズさんって、見てて幸せな気持ちになるのが魅力で、この曲にはそれがちゃんとある。ダンススキルとしても、次世代の技術も入ってるし。

マロン Hey!Say!JUMPさんは中間ですよね。僕たちの時代でいうと、ジャニーズはSMAPさんとか、V6さん、TOKIOさんを見てきたんですけど、そこと今のキンプリさん、Snow Manさんのちょうど間が、Hey!Say!JUMPさんだと思うんです。そのどちらのニュアンスもちょっと入っている感じがします。ジャニーズのダンスが変わっていく転換期にいたグループだからこそ、Hey!Say!JUMPさんにしか出せない色みたいなのが、逆にあるんだろうなとは思いますね。

マロン またSnow Manになっちゃいますが、「REFRESH」もすごかったですね。振り付けがすごく良くて。大体、サビ振りには激しい動きを出すんだけど、この曲はすごい細かいのを出してきた。あえて引き算を持ってきたというところが、とても良いなと。

ネス 妹がジャニオタで「WESTを見ろ」ってずっと言われていたのもあって、個人的にはWESTさんを応援していたりします。「Mixed Juice」はめっちゃ好きでしたね。僕は手を使うタットダンスをというジャンルをやっているんですけど、この曲は指先まですごくきれいで。 PVの楽しさにも、WEST感がやっぱり出てますね。

涼宮 KAT-TUNさんの「STING」は、僕たちの時代の、小さい頃に見ていたときの“あのジャニーズ”という感じがして、すごい良かったです。懐かしい気持ちになりました。あれはもう、踊りのジャンルでいうとたぶん「ジャニーズ」なんですよね。明確にいうとフリースタイルという言い方になってしまうと思うんですけど。

今後注目のジャニーズグループ:Snow Man、King&Prince、ジャニーズWEST

マロン キンプリさんは、今までのジャニーズになかったやり方を今打ち出そうとしているので注目しています。ついにジャニーズが本格的に世界に照準を合わせてきたか、という感じがしていて。今、K-POP一強だなんていわれている時代だと思うんですけど、そこに一石を投じるようなグループになるんじゃないかな、とわくわくしてます。同じ日本人のダンサーとして誇らしいというか。自分が誇らしいと言うのもおこがましいんですけど。

涼宮 僕はSnow Manさんです。アクロバットな部分と、今までのジャニーズさんの中でも1個とび抜けた技術に注目してます。「ブラザービート」を見て思ったんですけど、デビュー当時、「DD」あたりは、すごく「かましてやる」という感じがしてた。ほかの人たちと差をつけるために、体を張ってアクロバットをやってる印象だったんです。でも、「ブラザービート」はすごく“抜き”が出てきたというか、リラックスした感が出せていた。自然体のダンスが出てくるようになったので、生意気なことを言うと、またここから1個、Snow Manさんは伸びるんじゃないかなと思ってます。すごく注目したいですね。

ネス ジャニーズWESTさんに頑張ってほしいです。僕は「ギャップ」にやられちゃうところがあって。「Mixed Juice」のような元気な曲もあれば、わりとしっとりしたR&Bみたいな曲もあって、幅が広くてギャップも強い。その分、曲によって踊りのジャンルも変えなきゃいけないと思うんですけど、ちゃんと使い分けて踊れている。ジャニーズとしての戦闘力の高さみたいなところを、やっぱり感じますね。バラエティ番組とか見てるので、人としてもすごい好き。タレントとしてすごく応援しています!

涼宮 僕らが最初にダンス始めたのって20年くらい前なんですが、そのときにダンスの手本としてあったのは、ジャニーズさんだけだったんです。ジャニーズJr.さんとか、SMAPさん、嵐さんとかいて。当時、全然ダンスの情報や知識もなかったので、振り付けとかを見よう見まねでやったりとかしてたんですよ。ダンスを始めるとき、ジャニーズさんのダンスは通る道でもある。

 そう考えると、今の若い子たちは、キンプリさんを経由してダンスを始めると思うんですよ。最初の入り口の段階で、すごく水準の高いものに触れる。キンプリさんを見てダンス始めるような子たちは、間違いなくこれから世界に通用していくようなダンサーになるだろうと思いますね。

マロン キンプリさんが日本のダンスの水準をぐっと上げているでしょうね、今。

■『SUMMER SESSION RAB IN 日比谷野外大音楽堂』開催!

日程:2022年7月10日(日)
時間:OPEN 16:45 START 17:30 END 20:00予定
場所:日比谷野外大音楽堂
受付URL:
ローソンチケット https://l-tike.com/rab/
イープラス https://eplus.jp/rab0710/
ほか
配信チケット:
ローソンチケットhttps://l-tike.com/rab/

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