• 月. 12月 23rd, 2024

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沢口靖子『科捜研の女』新枠で継続! 『ドクターX』風のマリコにファン不安……キャスト一新も?

 俳優・沢口靖子主演の人気ドラマシリーズの22シーズン目となる最新作『科捜研の女 2022』(テレビ朝日)が、10月から新設される“火曜午後9時台”の新ドラマ枠で放送されることが発表された。

 『科捜研の女』は、京都府警科学捜査研究所の法医研究員として勤務する榊マリコ(沢口)が、さまざまな知識や技術を用いて、事件の真相を解明していくミステリー。昨年10月から今年4月に『Season21』を放送していたが、その後、同ドラマを放送してきた「木曜ミステリー」枠(木曜午後8時台)自体が7月期の上川隆也主演『遺留捜査』をもって終了すると発表されたため、『科捜研の女』シリーズが「完結してしまうのではないか」と多くのファンを心配させていた。

 テレ朝は7月12日、髪をオールバックにした主人公・マリコ(沢口)のスタイリッシュなイメージビジュアルとともに、沢口による「みなさま驚かれたでしょうか? 新たなステージの幕開けを前に、高揚感と緊迫感、期待感にあふれる思いでカメラの前に立たせていただきました」「ブラッシュアップされて生まれ変わった『科捜研の女』をどうぞ楽しみにしていてくださいね!」というコメントを公開。

 さらに、番組公式Twitterも同日、「『#科捜研の女』が、大胆に変貌を遂げる!! 誰も見たことのない #榊マリコ が、#火曜よる9時 に、あなたを待っている」と“変化”を強調したツイートをしている。

 ネット上では、「シリーズ継続、本当うれしい! 『Season21』のラストで、マリコがカメラ目線で『今まで本当にありがとう』とか言ってたから、終わっちゃうかと思ってた」「マリコがスタイリッシュになってて衝撃! ワクワクが止まらん!」「生まれ変わったマリコ、『ドクターX』風でかっこいい!」とドラマファンを喜ばせているが、中には「これまでの世界観が好きだから、変わりすぎないでほしい」「“誰も見たことのないマリコ”じゃなくて、私が知ってるマリコのままでいい」「科捜研のメンバーが変わっちゃうとしたら、納得できない」と不安がよぎるドラマファンも少なくないようだ。

 1991年1月にスタートした「木曜ミステリー」枠は、それまで同時間帯で時代劇を制作していた東映京都撮影所が、引き続き制作。そのため、『京都迷宮案内』『警視庁・捜査一課長』など京都を舞台にした作品ばかりが放送されてきた。

「『進化ではなく革新』とアピールしている『科捜研の女 2022』ですが、制作体制が変わることで舞台が東京に移る可能性も。そうなると、世界観が一新されるだけでなく、キャストが大幅に入れ替わるかもしれません」(同)

 長年同ドラマを見てきた一部ファンからは「なんで変えちゃうの?」と疑問の声も見られるが、大胆なテコ入れに踏み切るしかない局の事情がありそうだ。

「『木曜ミステリー』枠の撤廃は、コアターゲットと呼ばれる若者世代の視聴率が低いことが一番の原因とみられています。それに加え、『科捜研の女』は、ここ5年の世帯平均視聴率を振り返っても、『Season17』(17~18年)が全話平均12.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、『Season18』(18年)が12.5%、『Season19』(19年~20年)が11.6%、『Season20』(20年)が11.1%と下降傾向にあり、『Season21』(21~22年)にいたっては9.6%と1ケタまで落ち込んでしまいました。そんな状況から抜け出すためにも、“革新”をせざるを得ないのでしょう」(同)

 着信音が『鉄腕アトム』(フジテレビ系)のメロディーだったり、京都を自転車で爆走するなど、個性的なキャラクターで、ファンから親しまれるマリコ。スタイリッシュに生まれ変わることで、視聴者から「改悪」と酷評されないことを願うばかりだ。

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