9人組グローバルガールズグループ・NiziUが、7月23日から初のコンサートツアーをスタートさせる。同9日にはチケットの一般発売も終了したが、ファンの間では「転売チケットの多さ」が問題視されている。
NiziUは、2020年にソニーミュージックと韓国の芸能事務所・JYPエンターテインメントによる共同オーディションプロジェクト「Nizi Project」(通称・虹プロ)から誕生したグループ。20年6月30日にデジタルミニアルバム『Make you happy』でプレデビューした後、同年12月2日にファーストシングル「Step and a step」をリリースし、正式にメジャーデビューを果たした。
さらに、同年末には『第71回NHK紅白歌合戦』に初出場。女性グループでは史上最速となる“デビューから29日で『紅白』出場”という記録を成し遂げ、話題になった。
「そんなNiziUは、今年7月23日から9月18日まで、グループ初の全国ツアー『NiziU Live with U 2022 “Light it Up”』を開催。全15公演を予定しており、東京、福岡、北海道など全国7都市を回る予定です。5月20日より、オフィシャル・ファンクラブとモバイル・ファンクラブの両方に入会している会員に向けて『W会員最速先行受付』がスタートしたほか、6種類の『先行受付』が順次行われました。そして、今月9日には一般発売も行われ、一部報道によると『10分で完売した』といいます」(芸能ライター)
しかし、一部のチケット売買サイトには、同12日午後1時の時点で『Light it Up』のチケットが250件以上出品されており、すでに取引が完了しているケースも多い。
「NiziUの公式サイトには、『第三者への転売や譲渡は一切禁止』と書かれているほか、『購入後やむを得ずご来場が叶わない場合には、ご購入いただいたプレイガイドのチケットリセール(売却)サービスをご利用ください』との記載があります。しかし実際には、定価9,800円(税込み)のチケットが1万2,000円から取引されており、中には7万円以上の値がついているものも。『W会員最速先行受付』で当選したチケットを出品している例も多く見受けられます」(同)
こうした転売の対策として、コンサート会場で身分証明書などを提示し、「本人確認」を実施するアーティストは少なくない。一方、NiziUは現状「公演当日は、ご本人確認をさせていただく場合がございますので、身分証明書をご持参ください」と案内されているのみだ。
ネット上には、NiziUと同じJYPエンターテインメント所属の9人組ガールズグループ・TWICEのコンサートでは「本人確認がなかった」との声が散見され、NiziUのコンサートも同じ対応ではないかと推測するファンもいたが……。
「同11日にはファンクラブ会員向けに『注釈付きチケット』と『立見チケット』の発売が案内され、同時に、現在転売されているチケットで入場する際には『身分証明書をご提示によるご本人様確認をさせていただきます』との注意書きもありました。一方、ファンの間では『売るほうも買うほうも、厳しく取り締まって!』『最初のコンサートでしっかり対応しないと、転売ヤーに目をつけられそうで怖い』『全員に本人確認するぐらい、徹底的にやるべきでは?』などと、さらに厳重な転売対策を求めるような声も上がっています」(同)
グループ初の全国ツアーを多くのファンが楽しめるように、転売対策に“本気”を出してくれるといいのだが……。