KinKi Kidsの冠バラエティ番組『KinKi Kidsのブンブブーン』(フジテレビ系)。7月16日の放送回は、KinKi Kidsのデビュー25周年を前に特別企画を実施。いつもは「ゲストのやりたいこと」がテーマだが、今回は、KinKi Kidsが「番組スタッフの願い」をかなえることになった。
プロデューサーやアシスタントディレクター、カメラマンや放送作家など、番組にかかわるスタッフ総勢40名にアンケートを実施し、その中から20名の「願い」を選出。時間の許す限り、KinKi Kidsにかなえてもらうという内容だ。
まず、放送作家・高須光聖氏の願いは、「【AOZORA】を歌唱してほしい」というもの。高須氏が作詞を担当し、2005年にリリースされたKinKi Kidsの楽曲だが、堂本剛は「自分が書いた歌詞やから、歌ったらお金入るってこと?」と疑いの目を向ける。「歌っているところを1回も見たことない」とその理由が明かされたが、剛は「ライブでやってるもん」と反論。
一方、堂本光一は「どんな曲やっけ?」と曲自体を忘れていたようで、剛が「てーれーれーれー」と鼻歌で歌い出すも、光一は思い出せず。結局、剛の鼻歌で高須氏の願いは「かなった」と認定されてしまったのだった。
続いて、KinKi Kidsを18年間撮影しているというスチールカメラマンは、「過去のステージ衣装を着てほしい」とリクエスト。そこで、ジャニーズ事務所から借りてきた白い衣装が登場すると、光一は「これがね、残っていること自体がすごいよ。これ覚えてる? 剛くん」と大興奮。
しかし、剛は「この衣装は覚えてるけど、なんの時か覚えてない」と忘れている様子。光一は「まさに『硝子の少年』ですよ!」と、デビュー直前にテレビで初めて「硝子の少年」(1997年)を披露した際に着ていた衣装だと明かし、当時のVTRが流れると、“ジャケットの中は裸”というスタイルに、剛は「ジャニーズは、なんかそれ多かったもんな」とポツリ。光一は「脇の下がキツくなってる」と変化を感じていたが、43歳となった今でも、2人は見事に衣装を着こなしていた。
さらに、26年前に放送されたKinKi Kids主演のドラマ『若葉のころ』(TBS系、96年)で着用していた学生服も登場。光一は「やばくね? やばいよね」と驚き、実際に着てみると、「自分で言うのもなんですけど、似合いすぎてません? 全然いけるんじゃない?」と自画自賛。そんな光一に剛は「全然はいけないですよ」と、真顔でツッコんだのだった。
最後は、番組チーフプロデューサー・浜崎綾氏が登場。「私、18年ぐらいKinKi Kidsのお2人とお仕事させていただいているのですが……」と切り出し、「差し入れを1回もいただいたことがない」と衝撃の告白。光一は、ジャニーズ事務所からの差し入れを「我々ですよ、それは」とごまかそうとしていたが、最後には「申し訳ない」と謝罪した。
そこで、KinKi Kidsは「差し入れをしてほしい」という浜崎氏のリクエストに応え、7月21日に放送される特別番組『LOVE LOVE あいしてる 最終回・吉田拓郎卒業SP』(同)の収録日に、“初めての差し入れ”をすると約束。この現場には『ブンブブーン』スタッフも勢ぞろいするそうで、「塚田農場」「オーベルジーヌ」「崎陽軒」「とんかつまい泉」「焼肉屋さんのお弁当」「津多屋」「喜山飯店」「東京餃子楼」「金兵衛」と9店舗の人気楽屋弁当の中から、2人が好きなおかずをチョイスしてオリジナル弁当を作り、スタッフに振る舞うことになった。
光一は「塚田農場」の「北海道産黒牛100%ハンバーグ」をはじめとする、各弁当のメインをピックアップした「技術さんが喜ぶメインだらけ弁当」を提案。さらに剛は、「なんなんこれ!? って思いながら食べてもらいたい」としつつ、「焼肉屋さんのお弁当」の「炭火焼きカルビ」「キムチとチャプチェ」などが入った「寝ぼけ眼工場長弁当」を完成させた。
なお、『LOVE LOVE あいしてる』の収録日には、2人からの差し入れ弁当に、番組スタッフの長い行列ができていたという。
今回の放送にネット上では、「25年前の衣装を問題なく着られるKinKi Kids、めちゃくちゃすごい!」「お弁当の差し入れがおいしそうだった。これは並んででも食べたいよね」「スタッフさんから愛されてるのが伝わってきて、ファンとしてもうれしい」などの声が上がっていた。