ウェブサイト「日刊大衆」のスクープにより発覚した、TKO・木本武宏の投資トラブル。木本は親交のあるタレントや関係者、後輩芸人らに投資話を持ちかけて出資金を集めたものの、一緒に投資を進めていた人物と急に連絡がつかない状況になったという。スポーツ各紙の続報によると、集めた総額は5億円とも7億円ともいわれており、今後、警察沙汰に発展する可能性もあるとのこと。
すでに木本は複数のレギュラー番組の打ち切りや降板が発表され、所属事務所・松竹芸能との契約打ち切りも「待ったなし」に見える状況だが、一方で投資に関しては、木本自身も被害者であるという報道も多々見受けられる。にもかかわらず、ここまでスピーディーに“芸能界追放”の動きが見られる理由について、業界内では「『事務所の対応が悪い』の一言に尽きる」(スポーツ紙記者)と言われているようだ。
7月19日以降、ネットニュースを中心に、木本の投資トラブルに関する報道が噴出。木本から投資話を持ちかけられたという芸能人や関係者の存在も浮上し、「身内からのリークが相次いでいる状況」(同)だという。
こうした事態を受け、木本がレギュラー出演する番組は、次々に打ち切りや降板を発表。木本がMCを務める『週末情報ライブ キモイリ!』(KBS京都)は、今月23日放送回で終了し、8月6日以降は新番組を放送することが決定。また同じくMC担当番組『アプリ学院!』(BS11)も、8月に放送される4回分は代役MCを立てる形で収録し、9月からは新番組に差し替えるそうだ。
「一方で、木本の投資トラブルには、別の男性投資家が関与しているといい、『木本自身も被害者』『だます意識はなかったはず』との見解を示す記事も散見されます。おぎやはぎの矢作兼は、21日深夜放送の『おぎやはぎのメガネびいき』(TBSラジオ)内で、詳細はわからないとしつつも『(木本は)詐欺をやるようなタイプじゃない。人をだますようなタイプじゃない』とフォローしていました」(芸能ライター)
木本にも同情の余地がある状況だと思われるが、あっという間にレギュラー番組の打ち切りや降板が決まったのは、「松竹芸能の悪手が影響している」(前出・スポーツ紙記者)との指摘も。
「松竹サイドは、事態が公になって以降も、各局の問い合わせに対して『事実関係を確認中』と答えるのみで、今後の活動について明確な回答を避けていたようです。“投資詐欺疑惑”もささやかれる中、それすら否定しないという曖昧な状況だけに、局としては厳しい判断を早く下すしかなかったわけです」(同)
業界内では現在、「松竹サイドはもはや、木本を切りたがっているのでは」とうわさされる状況だという。
「もし木本を守りたいのであれば、松竹はせめて『悪意を持って、周囲に投資話を持ちかけた』という詐欺疑惑についてだけでも、明確に否定すべきでした。ただ木本は、業界関係者や芸人仲間から『真面目でいい人』として知られており、彼をフォローする声も多い。それだけに、松竹に騒動の対応を任せるのではなく、自らの口で即座に釈明していれば、ここまでの大ごとにならずに済んだはず」(芸能プロ関係者)
今後、木本が記者会見などを行うかもしれないが、「時すでに遅し」で、芸能界追放は免れないのだろうか。
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