• 日. 12月 22nd, 2024

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高級ブランドのスマホケースが半年で壊れた!? 「永年保証」に隠された思わぬ盲点

 ねえ、聞いてよ聞いて! 私のスマホケース、使い始めてから半年くらいしかたってないのに、もうぶっ壊れたのよお!! しかも、しかもよ? 私が購入するスマホケースですもの、そこらにある安物じゃないの。イタリアの「ボナベンチュラ」という高級レザーブランドのスマホケースで、1万6,500円もするのよ! 

 それなのに、スマホケースのカメラの部分の生地が日に日に反ってきて、今となっちゃあ反りすぎてめちゃくちゃかっこ悪いのです……!! 「新しいスマホケースを買わねばならぬか」と思っていた矢先、私の脳内にある出来事が思い浮かびました。

 あれは、まだスマホケースを買っていなかった時のこと。「高いなあ」と思いつつボナベンチュラの公式サイトを見ていたら、こんなことが書いてあったのです。

「BONAVENTURAでは、スマートフォンを入れるハードケース部分の修理は、永年保証です。革が使用可能な限り、ハードケース部分は何度でも無償交換いたします。修理期間は、約2週間ほどです。商品に関して不具合やお困りごとがございましたら、 修理受付フォーム よりご連絡ください。お買い上げから1年以内且つ当社事由による不具合は無償修理いたします。ただし、以下のような場合は保証期間内であっても有償修理となりますのでご了承ください』

 そうだ、これだよ……! この文言があったから、あたしゃ安心して購入を決めたんだッ!! 私はすぐにボナベンチュラの公式サイトを開き、カスタマーサポートの「修理」の項目をクリックしました。すると、複数の項目が羅列され、

・カメラホールが反ってしまう

 という一文が。そうそう、これこれ! 迷わずクリックすると、こんなメッセージが現れました。

「カメラホール部分はあらかじめ接着をしていない箇所となりますため、カメラホール部分に負荷がかかりますと、反ってしまう場合がございます」

 ファッ!? あらかじめ接着していない!?!?!?!?!? っちゅーことは、この反りは想定内ってこと!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?

 「解消方法の詳細はこちらをご参照ください」というのでリンクをクリックすると、ご丁寧にカメラホールの反りについて説明書きがされていました。どうやら、「カメラホール部分の接着面積が狭いため、カメラホール周りを避けたL字型粘着シートでハードケースをお付けしています」とのこと。「通常使用で反りを見受けられることはございません」とも書いてあります。いやいや、あたしのスマホケースはごっりごりに反ってるんだってばあ!

 さらに、「ご自身で簡単に修理できます」という言葉とともに、反りの治し方のYouTube動画も公開されていました。ハードケースを接着している粘着シートは、何度でもケースを取り外してはり直しが可能なため、一度はがして反り返っている部分を逆方向に押し返してから、ケースを取り付けるといいそうです。

 ううむ……。こんな簡単に反りが治るもんなのかねえ。見よう見まねでスマホケースの粘着部分をはがすと、「べりべりべり~」と嫌な音を立てながら粘着部分がはがれ始め、私は恐怖を感じました。

 反ってるところをすばやく持ち、逆方向にぐいぐい押して戻ると、接着シートを元に戻して、なんとかなったわ……って、皮の部分が波打ってる~~~~~! オーマイガッ!! 動画でもすっかり元通りになるのではなく、多少波打っていましたが、私のケースも波打った状態になりました……。ああん、もう何が「永年保証」だよおお! 革の不良でも回収して、すっかりきれいに直して戻しておくれよお(涙)。

 思わぬ盲点があったことにショックを受けた私は、ボナベンチュラには愛想をつかし、Amazonで1万円のレザーカバーを買ったわよ! フンッ!!!!

■今回の出費
Amazon「レザースマホカバー」 1万円

By Admin