“少年革命家”を名乗る13歳のYouTuber・ゆたぼんが、クラウドファンディング(以下、クラファン)で資金を集めた「ゆたぼんスタディ号」による日本一周プロジェクトを、6月からスタートさせた。現在、日本各地をめぐりながらYouTube動画をアップしているが、ネット上ではその様子にネガティブな反応が続出。また、道中で“ある疑惑”が浮上し、さらなる批判を呼んでしまった。
ゆたぼんは「不登校の子どもたちに直接会い、元気を与えたい」という目的から、今回の日本一周旅を決行。昨年12月にクラファンをスタートさせ、最終的に487万円の資金が集まったという。この資金の一部で軽トラック「ゆたぼんスタディ号」を用意し、今年6月30日から日本一周に挑戦している。
ところが、神奈川県を訪れた際の動画(7月3日更新)では、「湘南サドベリースクール」というフリースクールの見学を報告したものの、不登校の子どもやその親と直接会った映像はなし。横浜中華街で中華料理を食べたり、「よこはまコスモワールド」でアトラクションを楽しんだりする様子が中心だった。
「8月4日にアップされた『愛知編』の動画も、ゆたぼんはクラファンの支援者と七宝焼体験をしたり、ご飯をごちそうしてもらったりと、まるで修学旅行を楽しんでいるような映像ばかり。クラファンには『ゆたぼんが自宅にお邪魔して、一緒にお話をしながらご飯をごちそうになる』というリターンがあったので、これを行った様子だと思われますが、ネット上では『日本一周の目的ってなんなの?』『ただ遊んでるだけじゃん』といった指摘が続出しています」(芸能ライター)
なお、ゆたぼんは同日更新のブログで「YouTubeには上がってないけど、不登校の子どもたちとか大人の人とか学校に行ってくる子たちにも元気と勇気を与えて来た」と、本来の旅の目的もきちんと果たしていることを強調していた。
そんな中、ゆたぼんの日本一周プロジェクトには、ある疑惑が浮上している。
「先月あたりから、ゆたぼんが決済サービス・PayPayのQRコードをプリントしたチラシを用意し、行く先々で出会った人に“支援”を募っていたことが、ネット上で話題になっていたのです。中には、居酒屋で飲んでいたところに突然ゆたぼんが現れ、同行者から『PayPay送金して!』とお願いされた……と明かすネットユーザーもいました」(同)
しかし、「PayPay」の公式サイトを見ると、同サービスを使って「知人以外に」送金することは禁じられている。そのため、ゆたぼんがPayPayを通じて不特定多数の人物に支援を募っていることについて、「規約違反ではないか」との指摘が相次いだのだ。
「現在、ゆたぼんが公開していたQRコードを読み取ろうとすると、『このバーコードは利用できません』との表示が出ます。ネット上では、規約違反によって“アカウント凍結”されたのでは、と見られているようです」(同)
出発前から物議を醸していたゆたぼんの日本一周プロジェクトだが、道中でも問題が多発している様子。ひとまず、無事に帰って来られるといいのだが……。