――サイゾーウーマンの管理人で芸能通のしいちゃんが、編集部員を相手にこの1週間で話題になった芸能ニュースを解説!
編集G いや〜、コロナに熱中症、冷房病、夏バテ……体調管理が難しいね。生きてるだけで、なんとなく不調だわ。
しいちゃん 20~30代でも「若年性更年期障害」という不調もあるから、軽視しないで注意しないとね。2022年8月6日付け「読売新聞オンライン」では、62歳の歌手・野宮真貴、57歳のモデル・松本孝美、51歳のタレント・渡辺満里奈が更年期について語っていたよ。「大人の女史会」というプロジェクトを発足して更年期に関する発信を続けているんだって。
編集G 更年期の発信といえばRIKAKOの十八番かと思いきや、その面々も語っていたとは!
しいちゃん 野宮は「ホットフラッシュはありましたね。首の後ろあたりがかーっと熱くなって、スタジオに入ると汗が出てきて。あとは、関節痛。今日はここが痛いけど、次の日は痛い場所が移動する。指の曲げ伸ばしに違和感がある『ばね指』もなりました」と症状を告白。渡辺は、「特に目立った症状、不調はないんです」と言いながらも、血液検査を受けたときに女性ホルモンが「全然ない、砂漠です」と言われて衝撃を受けたと明かしている。
編集G ホットフラッシュはよく聞く症状だね。一方で、麻里奈みたいに不調がないケースもあるんだ。
しいちゃん 渡辺は、「『アイドル』として活動していた時があったから、『アイドルは、こうあるべきだ』みたいなことを強く持つ方もいるだろうし、こういうことを知りたくない人もいるだろう、と。ただ、更年期は皆が通る道です。表に出る仕事をしている私たちが情報をシェアすることで、不安を感じている人が『あの人たちも同じなんだ』『有益な情報だな』と思ってもらえるのなら、やる意味がある」とも語ってた。
編集G いまや元アイドルの指原莉乃が、自身が愛用している生理用品を語るくらいだからさ、「元アイドルだから……」というこだわりは不要だと思うよ!
しいちゃん 元アイドルで今55歳の南野陽子もたびたび更年期について語っているよ。「週に3日は、寝込みたいぐらいしんどいです。目まいがして、ベッドから起き上がれず、『助けて』って、泣きながら夫に訴える朝もあります」(2022年1月8日付け「神戸新聞」)、「この年代の女性は具合が悪いのが当たり前なんだから、具合が悪いのがちょっとカメラに映ってしまったとしてもいいんじゃないのって。そう思ったら、気持ちがとても楽になりました」(21年6月18日付け「ヨミドクター」)など。
編集G 週3日もしんどいのは辛いし怖い。でも、有名人もこうして乗り越えようとしているんだと思うと勇気づけられるね。
しいちゃん 57歳のヒロミは、2022年7月18日付け「文春オンライン」で「男性更年期障害」について明かしている。「50歳を過ぎた頃ですかね。テレビの収録前に、急に心臓がドキドキして汗が出たり、息苦しさとかがあって」とのことで、妻の松本伊代に勧められて病院で血液検査をしたところ「更年期ですね。男性ホルモンのバランスが崩れています」と言われたそう。今も男性ホルモンの薬を飲んでいるんだって。
編集G 男性にも更年期障害があることは知っていたけど、こうして具体的に発信する人はなかなかいなかったんじゃない? 男性もそんな症状が出るんだね。
しいちゃん さらにヒロミは、「僕らの世代ってなかなか休めないんですよ」「昭和生まれの男は『休まずに頑張って働くのが普通』と思って育ってるでしょ。だから、体や心の状態が悪くても、頑張っちゃう人が多いと思いますよ」とも語ってた。記事の読者からは「男性にも更年期があるともっと知られるべき」「発信力のある方がこういうことを言ってくれるのはうれしい」「同じ症状で苦しんでいる人の助けになる」「ヒロミさんも悩むんだと知って少しほっとした」と共感の声が多い。
編集G 近年はメンタルの不調や不妊治療をオープンにする有名人が増えてきたし、更年期も、もっとオープンになれば、理解が深まって不調を感じる人が休みやすくなるだろうね。それにしても、渡辺満里奈の「スマホがうっかりインカメラになっていると、映った自分の顔にウワッとなる」というエピソードに共感したわ。真顔ってこんなに怖いんだってビックリするよ。夏休みはのんびり過ごして体力、気力を回復させようと思う!