7月よりドームツアー『ジャニーズWEST 1st DOME TOUR 2022 TO BE KANSAI COLOR -翔べ関西から』を開催中のジャニーズWESTが、8月10日・11日にかけて東京ドームで公演を行った。
初日のステージには、関西ジャニーズJr.内ユニット・Aぇ! groupがサプライズ出演。楽器演奏もこなす彼らは、バンドセットとともに登場したというが、「Aぇ! groupを特別扱いしすぎ」「Aぇ! groupのために曲目が変更されるのはうれしくない」などと批判や不満がネット上で噴出した。
ジャニーズWESTは、2020年に京セラドーム大阪と東京ドームの2大ドームツアーを実施する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、中止に。今回、満を持して大阪、愛知・バンテリンドーム ナゴヤ(ナゴヤドーム)、東京ドームを巡るドームツアーが実現した。
そして、待望の東京ドーム公演初日、「ANS」という楽曲でAぇ! groupがバックバンドとして登場。ネット上のファンのレポートによれば、スクリーンに「Aぇ! group」と紹介の文字が出ると、会場の観客がどよめいていたとか。
「Aぇ! groupはほかにも、ジャニーズWESTの楽曲『ええじゃないか』などでもバックで踊ったり、Aぇ! groupのオリジナル曲『Stray dogs.』を披露したそう。ちなみに、『Stray dogs.』はジャニーズWEST・神山智洋が作詞作曲を手掛けた曲です。関西ジャニーズJr.からはAぇ! groupのほかにも、無所属のメンバーがバックダンサーを務める場面があったそうですが、Aぇ! groupの登場はかなり印象的だったのでしょう。ネット上では『Aぇ! groupは「特別出演」「ゲスト扱い」という表現がしっくりくる』『Aぇ! groupはバックというより、特別ゲストのような感じの登場だった』といった感想が上がっています」(ジャニーズに詳しい記者)
なお、そんな東京ドーム1日目は京セラドーム大阪、バンテリンドーム ナゴヤの公演とは曲目が一部変わっていたとのこと。中でもジャニーズWESTファンの間で「狂愛三部作」と親しまれている「Criminal」「Can't Stop」「Eternal」を歌うコーナーがなくなっていたという。その影響か、Twitter上で「セトリ落ち」というワードがトレンド入り。ネット上では、ファンが不満の声を上げている。
「ファンはAぇ! groupの楽曲披露によってセットリストが変更になったと考えているようで、『Aぇ! groupが悪いわけじゃないかもしれないけど、狂愛三部作のセトリ落ちはこっちにとって何のメリットもない』『Aぇ! groupに興味ないから、狂愛三部作のセトリ落ちはつらすぎた』『Aぇ! groupが嫌いなわけではないけど、ほかの関西Jr.と扱いの差を感じた』とネット上で批判をつづっています」
一方で、「Aぇ! groupに時間を割くことはなかったから、狂愛三部作のセトリ落ちはAぇのせいではないと思う」「Jr.コーナーは大阪と変わらず2曲だから、狂愛三部作のセトリ落ちをAぇ! groupのせいにしている人はお門違い」「Aぇ! groupを東京ドームのステージに立たせたWESTの思いを無下にするのは最低」と、あくまで“本人たちに罪はない”と擁護する意見も多く上がっている。
Aぇ! groupの登場に不満が上がる背景には、やはり彼らの“活躍”があるのだろう。関ジャニ∞が7月16日・17日にデビュー18周年記念ライブイベント『18祭』(神奈川県・日産スタジアム)を開催した際、関西ジャニーズJr.内ユニットがバックに登場。Aぇ! groupは2日目に出演し、関ジャニ∞メンバーと一緒にトロッコ(可動式の乗り物)に乗車して会場内を移動したが、ほかのJr.には見られない好待遇だったため、「Aぇ! groupはバックダンサー以上のポジションだった。それが問題」「さすがにトロッコにまで乗ったのは許せない」などと波紋を呼んだ。
「この『18祭』出演に続いて、9月28日・29日に神奈川・ぴあアリーナMMで単独ライブ『Aぇ! group LIVE 2022』が開催されることが明らかに。その活躍ぶりに、ジャニーズファンの間で『Aぇ! groupのCDデビューが近いのではないか』とうわさされていた中、ジャニーズWESTのドーム公演にも出演した形です」(同)
そのため、ネット上では「『18祭』も、WESTのドームもなぜAぇ! groupがそんなに特別扱いされているのかわからない」「『18祭』の時も思ったけど、Aぇ! groupの“特別扱い”は冷めるし、誰得なの?」などの否定的意見や、「WESTの現場でも特別待遇。どんどん彼らの心象が悪くなって、逆効果」「Aぇ! groupの“押し方”を間違えてアンチが増えるのは可哀想」といった、グループへの懸念も聞かれる。
「最近のAぇ! groupの露出の仕方を受けて、事務所が“ゴリ押し”していると受け止めている人も少なくないのでしょう。これまで、ジャニーズでは先輩の仕事に後輩がつき、顔を売ることで人気や知名度が上がっていった……という例もあります。とはいえ、関ジャニ∞、ジャニーズWESTと立て続けに関西の先輩グループとコラボしたAぇ! groupについては、あまりに露骨で急すぎると感じてるファンが多く、批判が高まっているのでしょう」(同)
一部先輩のファンから反感を買ってしまったAぇ! groupだが、このままの勢いでCDデビューへと向かうのかどうか、今後の動向に注目が集まる。