King&Prince・永瀬廉主演ドラマ『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』(日本テレビ系)。8月14日放送の第4話が世帯平均視聴率3.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録し、ネット上では「まさかの3%台!?」「出演者はあんなに豪華なのに……」と衝撃を受ける人が続出している。
日本テレビ系「日曜ドラマ」枠(日曜午後10時30分~)で放送中の同作は、甲斐谷忍氏の漫画『新・信長公記~ノブナガくんと私~』(講談社)を原作とした学園エンターテインメント。近未来のマッドサイエンティストによって作られた“戦国武将のクローン”が集まる日本一の不良校・銀杏高校で起こる騒動が描かれる。
「日テレが今期の目玉としてプッシュしている同作ですが、初回の世帯平均視聴率は6.1%と、前クールの同枠で放送されたなにわ男子・道枝駿佑主演『金田一少年の事件簿』の初回7.8%を1.7ポイント下回る低調スタートに。その後も、第2話で5.4%、第3話で4.2%と回を追うごとに数字が落ち込んでいます」(芸能記者)
※以下、第4話のネタバレを含みます。
最新話の第4話では、織田信長(永瀬)が「天下を獲る」と旗印に掲げたことから、クラスメイトの武将たちがその真意を探ることに。武田信玄(満島真之介)は、徳川家康(小澤征悦)に、信長が掲げた旗印は家康への“宣戦布告”なのではと告げ、家康が「誰かを倒す」の旗印を提出する。
その後、やりたい放題の家康に、今川義元(松大航也)が怒りを爆発させると、豊臣秀吉(なにわ男子・西畑大吾)も「今川の言うとおり」と同調。クラスメイトたちが揉める中、家康をどう止めるつもりかと問われた信長は、「和の心を持って、天下を獲る」と宣言する……という展開だった。
ネット上では、「毎回笑えるし、日本史と照らし合わせるとなかなか興味深い」「永瀬くんがこの不思議なキャラクターを演じるのも新鮮だし、ほかのキャストさんの演技もうますぎ」「キャラクターがみんな、いい味出してる」と賛辞が相次ぐ一方で、「視聴者置いてけぼりでガンガン進むから、まったく感情移入できない」「楽しみにしてたけど、つまらなくてガッカリ」「ヒロインの『○○となっ?』っていう話し方がさむい」と厳しい声も。
さらに、永瀬の演技力も物議を醸しており、「廉くんの頑張りが見えるだけに、演技力が追いついてないのが見ていて悲しい」「みんなの要求に応えたいっていう必死さは伝わってくるけど、プライムタイムの主演はまだちょっと早かったかもね」「主演のジャニーズが、脇役の演技に完全に食われてる」という意見も見られる。
「ジャニーズ主演ドラマとあって、小澤、満島、三浦翔平、濱田岳……と主役級の俳優がずらりと揃っていますが、視聴率につながっていないことから『人気俳優のムダづかい』との指摘が目立ちます。また、第4話では武将のクローンたちが『あっちむいてホイ』『椅子取りゲーム』『高校生クイズ』などで勝敗を決めるギャグのようなシーンが登場したものの、やはり『めっちゃ笑った!』『さぶくて笑えない』と視聴者の感想が二分しているようです」(同)
なお、2015年からスタートした「日曜ドラマ」枠だが、これまで単話での同枠史上最低は中川大志主演『ボクの殺意が恋をした』(2021年7月期)の第4話の4.6%だった。しかし、『新・信長公記』の第3話、第4話と、ワースト記録を続けて2度更新することに……。
「それに加えて、8月1~7日のTVerにおける『再生数ポイント週間ランキング』を見ると、『新・信長公記』は、深夜ドラマであるKis-My-Ft2・玉森裕太主演『NICE FLIGHT!』(テレビ朝日系)に水をあけられているほか、Hey!Say!JUMP・中島裕翔主演『純愛ディソナンス』(フジテレビ系)や、林遣都と仲野太賀がダブル主演を務める『初恋の悪魔』(日本テレビ系)といった今期の“爆死ドラマ”をも下回っていて、見逃し配信すら厳しい状況であることがうかがえます」(同)
一部で「廉くんの黒歴史にならないといいけど……」と心配されている『新・信長公記』。今後、挽回はあるだろうか。