日本テレビ系の人気バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』。8月14日の放送で“ショッキングなシーン”が流され、視聴者からブーイングが起こった。
今回は「夏の爆笑アワード」と題して、過去に行ったロケの中から、反響が大きかった内容を再度放送。その中には、5月22日放送の「いとうあさこのミステリーツアー」で、お笑い芸人・いとうあさこが大分・宇佐市にある「地獄極楽」という洞窟を訪れたVTRも含まれていた。
「地獄極楽は、江戸時代後期に、僧侶が地獄と極楽について民衆に教えるため、ノミで削って作られた人工的な洞窟だそうで、全長70mほどあるとか。いとうはこの中に入り、“地獄道”と呼ばれる道を通ることになりました。洞窟の壁には、ノミで掘った跡が残されており、それをチェックしながら前進。すると、いとうは壁を這う“巨大なゲジゲジ”と遭遇し、パニックに陥ってしまったんです」(芸能ライター)
その後、逃げるように洞窟の奥に進んだいとうだったが、そこにはさらに多くのゲジゲジが……。その恐怖に、いとうが絶叫していると、撮影スタッフも突然叫び出し、現場は大混乱となった。本来ならば、地獄道の先にある“極楽”の部分にも行くはずだったというが、いとうがゲジゲジに遭遇したことをきっかけに、スタッフともども、一目散に洞窟から引き返したのだった。
「この場面について、ネット上では『でっかいゲジゲジを見てパニックになってるあさこさん、かわいそうだけど爆笑しちゃった』『あさこがゲジゲジを見つけたシーン、総集編の中で一番面白かった!』などと楽しんだ視聴者の声もありましたが、『ゲジゲジの映像を見て鳥肌が立った。こんなのテレビで流さないでよ!』『夕飯時に虫の映像流すとか、何考えてんの?』といったブーイングも起こっており、賛否両論です」(同)
また、このシーンは『イッテQ!』のCMにも使用されていたようで、一部では、放送前からすでに「たまたま見たCMで、巨大なゲジゲジが映ってて気持ち悪くなった」「今夜の『イッテQ!』は見ないようにしよう」といった声も出ていた。
なお、過去の放送でも“虫”の姿を放映し、視聴者から苦言を呈されたことがある。
「2020年11月15日放送回では、お笑い芸人・宮川大輔が出演する『宮川探検隊』というコーナーを放送。宮川らは鹿児島・奄美大島を訪れ、森の中に入っていった際、カメムシの一種・アカギカメムシが樹木の葉の裏に密集しているのをスタッフが発見。画面にはカメムシがアップで映されたのですが、ネット上では『虫が苦手な私にとっては地獄みたいな映像』『テレビで突然見せられたら、トラウマになる』などの声が噴出したんです」(同)
こうした批判を浴びた過去があるにもかかわらず、同じ過ちを繰り返した『イッテQ!』。“3度目”がないことを願いたいものだ。