東山紀之が主演を務める人気ドラマシリーズ『刑事7人』(テレビ朝日系/水曜午後9時~)のシーズン8。8月17日に放送された第6話の世帯平均視聴率が、初回に次ぐ高視聴率である10.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録した。
同作は、東山、田辺誠一、白洲迅らが演じる6人の刑事に、北大路欣也演じる法医学者を加えた主要キャラクター“7名”を中心に描かれる刑事ドラマ。シーズン8の第1話では、シーズン1から刑事役で登場していた倉科カナがレギュラーを外れ、代わりにジャニーズWEST・小瀧望が加入した。
※本記事は『刑事7人』第6話のネタバレを含みます
第6話では、序盤でZ世代の新人刑事・坂下路敏(小瀧)が、新専従捜査班班長・片桐正敏(吉田鋼太郎)の勤務態度やリーダーとしての資質を「面倒なことは全部部下に押しつけて、仕事らしい仕事はしていない。この班の責任者としていかがなものなのかと」と非難。
同じ頃、路敏が傷害致死容疑で逮捕した近藤善治(松田洋治)に明確なアリバイがあることが、第1回公判で判明した上、近藤が路敏から「自白を強要された」と訴えていることが発覚。このことで警視庁・首席監察官室に呼び出された片桐は、路敏の首を差し出すか、新専従捜査班全体で責任を取るかの2択を迫られる。
その後、捜査を進めると、次々と新事実が発覚。そんな中、路敏は公判がごたついていることを自分に知らせなかった片桐に対し、「自分はろくに仕事もしないで、部下ばかりに負担を押しつけて、その上必要な説明をする気もない。あなたはリーダーとして間違ってます」と感情を爆発させる……という展開だった。
路敏がフィーチャーされたこの回に対し、ネット上では「のんちゃん(小瀧の愛称)大活躍でうれしい!」「のんちゃんの登場シーン多いし、演技うまいし、かなり目立ってる!」「登場シーンから路敏節炸裂で、わくわくが止まらない」と喜ぶファンがいる一方で、「キャラがウザい」とネガティブに捉える視聴者も多い。
「路敏は初登場の第1話から上司に偉そうな態度を取ったり、単独プレイをしてチームの輪を乱すなど、“鼻につくキャラクター”だけに、今回も『路敏がウザすぎ。見ていて不快』『路敏はすぐに改心するかと思ったら、第6話でもまだ協調性がないなんて……。今からでもいいから倉科カナに戻ってきてほしい』『こんなウザキャラを演じさせられるジャニーズの子もかわいそう』といった批判も目立ちます」(芸能記者)
なお、初回の世帯平均視聴率11.3%でスタートした今シーズンは、第3話で9.0%まで落ち込み、同シリーズ史上約3年ぶりとなる1ケタ台を記録。その後、第4話でさらに8.6%まで数字を落としたが、第5話で10.1%、第6話で10.5%と盛り返している。
「シーズン8のスタート以来、ネット上では良くも悪くも路敏の話で持ちきり。中には『なんだかんだ言って、視聴率の回復は路敏の存在感のおかげ』『視聴率が好調なのって、路敏が入ったからじゃない? 路敏は『刑事7人』の救世主だと思う』という意見も。中には、路敏の“ウザさ”がスパイスとなり、マンネリ気味だった『刑事7人』が『活気を取り戻した』という意見も見られます」(同)
路敏の加入が新風を巻き起こしている『刑事7人』。今後の視聴率の動きにも注目したい。