8月20日放送の『炎の体育会TV 真夏の2大決戦SP』(TBS系)に、ボクシング選手でRISE世界フェザー級王者の那須川天心が登場。同番組レギュラーのKAT-TUN・上田竜也や、ジャニーズWEST・重岡大毅と生放送で対決したが、ネット上では賛否両論だったうえに、世帯平均視聴率も“大爆死”してしまった。
今回の対決は、上田率いる「体育会軍」が那須川の顔面にクリーンヒットさせれば勝利、那須川は相手の攻撃を避けるために利き手と逆の右手のパンチのみ可能という特別ルールで実施。2分2ラウンドで、3発のクリーンヒットがあった時点で試合終了するはずだったが……。
「先に戦った重岡が1発ヒットしていたため、続く上田が2発当てれば勝ちという状況でした。しかし、那須川の堅いガードを崩すことはできず、『体育会軍』の敗北で試合終了。なお、重岡は格闘技歴7年、上田はボクシング歴14年と、共に初心者ではありませんが、大きなハンデがあっても、世界王者の那須川には敵いませんでした。とはいえ、那須川は上田との対戦後、『プレッシャーが強かったので、“忍者モード”を使わないと勝てないと思いました』と素早いステップワークが必要だったとコメントしており、スキルの高さは認めていたようです」(芸能ライター)
那須川と上田、重岡の激闘について、ネット上では「ジャニーズ2人ともカッコよかった! 那須川さん相手にすごい!」「2人とも“ガチ”でやってるのが伝わって、好感度上がった」といった好意的な声もあったが、一方で「こんな茶番、誰が喜んで見るんだよ」「力の差がありすぎだし、ハンデもひどいな……」「結局ジャニーズが負けてるし、なんのためにやってるのか謎だった」などの苦言も見られた。
「ネット上で賛否両論となった今回の放送ですが、世帯平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)は5.7%と大爆死。なお同時間帯の他局は、『ブラタモリ』(NHK)が13.3%、『嗚呼!!みんなの動物園』(日本テレビ系)が9.3%、『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』(テレビ東京系)が8.0%、『世界キニナル動画』(テレビ朝日系)が5.8%、『新しいカギ』(フジテレビ系)が4.9%という結果で、『炎の体育会TV』は“下位”だったことがわかります。生放送かつ、ジャニーズと那須川の対決という力の入った企画にしては、寂しい数字といえるでしょう」(同)
那須川の試合はこれまで、“高視聴率”を連発してきたことで知られている。
「例えば、2018年大みそかに放送された『Cygames presents RIZIN.14』(フジテレビ系)で、那須川がフロイド・メイウェザーと戦った午後11時台は、裏番組に『NHK紅白歌合戦』が放送されているにもかかわらず、瞬間最高視聴率12.2%を獲得。同時間帯の民放トップだったことが話題になりました。また、今年6月19日にABEMAで生中継された『Yogibo presents THE MATCH 2022』の武尊戦も、『ABEMA PPV ONLINE LIVE』における同時接続者数の最高記録を樹立したとか。さらに、視聴チケットは50万枚以上売れ、翌20日に一夜限りで配信されたノーカット無料放送は、1時間番組として同局における過去最高の視聴者数だったそうです」(同)
そんな“視聴率王”の那須川が出演したにもかかわらず、大爆死してしまった『炎の体育会TV 真夏の2大決戦SP』。格闘技ファンは、“ガチ”の試合以外は興味がないのかもしれない。