2018年10月期の連続ドラマ『中学聖日記』(TBS系)で、主演・有村架純の相手役を務めて鮮烈な芸能界デビューを飾った俳優・岡田健史。8月31日にインスタグラムのアカウントを閉鎖し、それまでの所属事務所・スウィートパワーとの契約終了や、今後は本名の水上恒司として活動していくことを発表していたが、翌9月1日には早くも新しいアカウントを始動させ、「水上恒司です! よろしゅうお願いシャス!」とあいさつ。ネット上のファンからは多くの声援が寄せられている。
以前から、スウィートパワーとの確執が伝えられていた岡田。昨年5月発売の「女性自身」(光文社)によると、岡田は同社に対して、契約解除を求める訴訟を起こしたといい、翌月発売の同誌では、彼が「契約解除後は芸名の“岡田健史”ではなく本名で活動したい」と主張していることなども報じられた。
「スウィートパワーは、昨年3月発売の『週刊文春』(文藝春秋)に、所属タレントに対する事務所社長のセクハラ、パワハラ疑惑が伝えられ、物議を醸しました。その直後に岡田の独立騒動が勃発したとあって、業界内外で同事務所の動向が注目を集めることになったです」(芸能記者)
そんな中、同事務所は同8月31日、公式サイトにて「本日、和解をもって円満に解決」「当初の契約期間どおり2023年3月31日まで弊社所属タレントとして引き続き『岡田健史』として活動」すると発表。ネット上では、岡田が契約満了まで新しい仕事をさせてもらえず、「飼い殺しにされるのではないか」と心配するファンが相次いだ。
「しかし結局、スウィートパワーは、岡田との契約を前倒しで終了する選択を取りました。岡田が契約終了を報告した同日、同社も公式サイト上で『岡田健史との専属契約が終了することとなりました』と公表し、『当初期間満了日である2023年3月31日まで存続することを確認していましたが、今後の俳優活動に関する本人の希望を最大限尊重することとし、本人との話し合いの結果、終了日を半年間前倒しする形で、専属契約を合意により円満に終了』と説明しています」(芸能ライター)
独立報道当初から気を揉んでいたファンは、今回の契約終了と再出発の報告に大喜び。「岡田くん、水上恒司としての再スタートおめでとう!」「応援しています!」「これから思うように活躍できますように」といったエールが、ネット上に飛び交っている。
「一方、社長のハラスメント疑惑が報じられた影響か、スウィートパワーに対してはネガティブな印象を抱くネットユーザーもいる様子。『「本人の希望を最大限尊重して」とか言うなら、もっと早く辞めさせてあげてほしかった』といった不満が上がっているほか、芸能界では、古巣の事務所が独立したタレントの活動を妨害するため、メディアに圧力をかけるといった話がよく聞かれるだけに、その点を心配するコメントも散見されます」(同)
しかし、岡田が今後、芸能界で干される可能性は「今のところない」(前出・芸能記者)という。
「スウィートパワーからは昨年4月、高杉真宙が独立して個人事務所・POSTERSから再出発しており、当初は『今まで通り活動できるのか』と不安視されていましたが、結果的には現在もドラマに映画、バラエティ番組などで大活躍。今年10月スタートのNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』にも出演することが決まっています。岡田も高杉同様、今後も芸能界で問題なく活動できるでしょう」(同)
岡田健史あらため「水上恒司」の華々しい活躍を期待したい。