“少年革命家”を名乗る13歳のYouTuber・ゆたぼんが、クラウドファンディング(以下、クラファン)で集めた資金を元に、専用車「ゆたぼんスタディ号」で日本一周に挑戦している。先日、宮城県を訪れた際の動画をYouTube上にアップしたものの、その内容について、ネット上で賛否両論を呼んでしまった。
ゆたぼんは昨年12月にクラファンをスタートさせ、最終的に487万円の資金が集まったと報告。この資金の一部で、「ゆたぼんスタディ号」を用意し、今年6月から日本各地をめぐっており、公式YouTubeチャンネル「少年革命家ゆたぼんチャンネル」では、全国各地を訪れるゆたぼんの様子が公開されている。
「8月29日には、宮城県を訪れた際の動画をアップ。蔵王にあるロープウェイを楽しんだほか、地震体験ができる住宅展示施設を訪問する場面も。この施設でゆたぼんは、震度6の地震を体験していましたが、笑いながら大げさに室内を転がるなど、はしゃぐ様子を見せながら、『体験だから笑えるけど、実際あったら何にもできないですね』とコメント。そんなゆたぼんに対し、ネット上では『地震の勉強は感心する』『ちゃんと“スタディ”してるね』といった声もありますが、『ふざけて笑ってるのは不快』『遊ぶところじゃないでしょ?』などの厳しい反応も。同施設のスタッフも一緒に笑っていたので、ゆたぼんだけが批判されるのはやや気の毒ですが、賛否両論となってしまっています」(芸能ライター)
なお、公開当初は動画タイトルが「震度6の地震スタディしてきた」だったものの、のちにひっそりと「【宮城編】ゆたぼんスタディ号で日本一周〜21/47」に変更されている。その理由は「これ以上の炎上を避けるためかもしれない」(同)という。
「そもそも今回のプロジェクトを始めるにあたって、ゆたぼんは“日本各地をめぐり、不登校児を支援したい”と意気込んでいたのですが、公開されている動画では、不登校児との交流シーンなどはほとんどなく、単に観光しているような状況。そのため、オンライン署名サイト『Change.org』では、ゆたぼんの日本一周中止や、一部のクラファン支援者への全額返金などを求めるキャンペーンも立ち上がり、5,500人を超える賛同者の署名が集まる事態となりました(のちに中止)」(同)
そんな騒動の中、8月27日には、暴露系YouTuber・コレコレの生配信にゆたぼんが電話で出演。「本当は35人以上の人(不登校児)と会って」と断言したうえで、相手側から動画撮影や写真公開などを断られ続けていると説明していた。
「しかし、コレコレに『(不登校児が)一番多かった県は?』と質問された際に、『それも言えないですね』と回答を拒否したり、ゆたぼんが通話の不具合を訴えて電話が切れたりしていたため、結局、『35人以上の人に会っている』という発言を裏付けるようなコメントは聞けず。そのため、視聴者からは『不信感だけが残った』『証拠を出さないと、誰も信じてくれないよ』といった批判が飛んでいました。この直後に公開された動画とあって、タイトルも慎重にならざるを得ないのかもしれません」(同)
スタート以前から、物議を醸し続けているゆたぼんの日本一周プロジェクト。まずは不登校児と交流している確固たる証拠を出して、批判を食い止めたほうがよさそうだ。