関ジャニ∞の冠番組『関ジャニ∞の あとはご自由に』(フジテレビ系)。9月26日深夜に放送され、ゲストに女優・高島礼子が登場。関ジャニ∞メンバーとアドリブドラマに挑戦した。
高島が主演・脚本・監督を担当したドラマのタイトルは「大家族会議」。横山裕、安田章大、丸山隆平の3人が演者に選ばれ、村上信五は別室でモニタリングを担当。なお、大倉忠義は収録を欠席していたが、その理由について特に説明はなかった。
物語は、15人兄弟の貧乏大家族に「大家族密着スペシャル」と題したテレビ番組への出演オファーが舞い込むところからスタート。高島は、女手一つで15人の子どもを育てる肝っ玉母さんに扮し、丸山は28歳にもなっていまだフリーターの長男役を務める。
そして、安田は就職せずにお笑い芸人を目指している三男、横山は超マザコンの高校生でおしゃべりな四男役にキャスティングされた。家計が苦しくギリギリの生活を送る4人は、ギャラを目当てにテレビの密着取材を受けるか否か、4人は家族会議を始める。
丸山は「めんどくさい」とテレビ出演に否定的で、横山も「大丈夫? 近所の目とかさ……」と周囲の反応を気にする一方、安田は「俺、賛成。そこでネタやれるし」と意欲的だ。話し合いが進む中、高島は「そろそろ“りゅうた”が帰ってくる頃だな。迎えに行ってくれる?」と丸山に指示。実はこれ、「一人二役をしろ」という丸山での合図でもあり、丸山は一度リビングから出て行くと、すぐにマウントをとる性格の一流弁護士・次男のりゅうた役も担当する展開に。
さらに高島は、「りゅうたって帰ってくる時、独特の『ただいま』やるよね」と丸山にムチャぶり。すると、黒縁メガネをかけた丸山が、「チアーズ!」と帰国子女のような発あいさつをしながら登場。この一言に、横山は思わず吹き出し、顔をそむけながら笑っていた。
その後、安田と横山も一人二役を演じる流れとなり、安田は高校3年生で暴走族の総長をしている長女のしょう子、横山は小学5年生ながら東大にも入れるIQを持つ天才児・五男のゆうすけを熱演。その様子をモニタリングしていた村上が、「これ(役)掴んだら楽しいやろうな」とつぶやく場面も。
一方、物語は話し合いの末、テレビ取材を受けることに決定。大家族が出演した番組は高視聴率をとり、大人気シリーズへと成長した。家族は他番組にも出演するようになり、生活も潤っていったが、守銭奴になった高島は、「貧乏ではないことがバレると人気がなくなる」と恐れ、子どもたちに「貧乏」を演じさせる。
そんな母親に不信感を抱くのが、しょう子、ゆうすけ、りゅうへいの3人だ。金持ちになった今、嘘をつきながら「貧乏大家族」を演じ続けるのか否か、再び家族会議が開かれた。
高島は「まだまだ儲かる」「稼げるうちにもっともっと稼がなきゃ」とお金に執着する姿勢を見せ、村上は「さすがやな、礼子さん。完全に人格変わってる」とその演技力を称賛。
物語の終盤では、雑誌に「貧乏大家族は本当はやらせだった」とすっぱ抜かれ、高島は「誰がリークしたの?」と半狂乱に。「これで私たち終わりじゃないの!」と涙を見せるが、実はその様子をカメラで撮影しており、視聴者に現状をすべてさらして「お金持ち家族」というタイトルで密着を続行させようとしていたことが判明。
高島からこれを考えた黒幕が安田演じるしょう子だと明かされると、ゆうすけとりゅうへいは「それだったら僕も割り切ってやるから」(横山)「嘘にはならないもんね」(丸山)とテレビの密着続行に納得し、4人による喜びの“一本締め”で閉幕したのだった。
この日の放送に、ネット上では「一人二役! 今までにない展開でめちゃくちゃ面白かった〜」「こんなにすぐに一人二役を受け入れて対応できるなんて!」「完全に人格が変わってる高島さんもスゴイ」と称賛の声が上がる中、「大倉くん……いない」「あまり体調良くなかったりするのかな」「新しい仕事とかならうれしいけど、心配だわ」と、収録を欠席した大倉の体調を気遣う声も寄せられていた。