2022年末をもって芸能活動を無期限で休止すると発表している演歌歌手・氷川きよしについて、10月6日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が“独立説”を報道。次の所属先には触れられていないものの、マスコミ関係者の間では「音楽系の大手プロダクションが、氷川獲得を熱望している」(テレビ局関係者)とうわさされているようだ。
「氷川は、00年のデビュー時から長良プロダクションに所属し、創業者・長良じゅん氏のプロデュースにより、演歌界を代表する人気歌手に成長。同事務所は、03年から長良氏の長男・神林義弘氏が代表取締役を務めているのですが、今月6日発売の『文春』は、そんな神林氏と氷川の確執、また氷川が今年1月に活動休止を発表したのは、退所と独立に向けた布石であることなどを報じました」(芸能ライター)
同誌にはほかにも、今年の夏、事務所の男性幹部が会社の金を使い込んだと勘違いした神林氏が、一方的に暴力を振るったという記述もある。
「実は、氷川と神林氏の折り合いが悪いといった話は、一部業界内でここ10年ほどささやかれていました。氷川は、長年慕っていた先代・長良氏が12年5月に事故死した頃から、独立を考えるようになったのではないでしょうか。今回の『文春』によると、神林氏が暴力を振るった男性を含め、4人の幹部が退社を決めたそうです。そういったさまざまな要素も重なって、ついに氷川も独立の意思を固めたのかもしれません」(同)
「文春」では、氷川の“新天地”については触れられていないものの、ある音楽系大手プロダクションが、すでに水面下で動き出しているようで……。
「氷川の獲得を目指しているのは、エイベックスです。同事務所は生え抜きのアーティストを多数擁しますが、名の知れたタレントの引き抜きに力を入れていた時期もあり、一時は『芸能人の再生工場』という異名を取ったほど。氷川は男性演歌歌手としては現在、国内トップの人気・実力を誇る上、近年はロックやアニソンといった分野で注目を集めている。プロダクションとレコード会社を兼ねる同社としては、ぜひ移籍してもらいたいところでしょう」(テレビ局関係者)
とはいえ、エイベックスには慎重に話を進めたいという思いもあるようだ。
「タイミングによっては、氷川を“引き抜いた”ように見えてしまう。そうなると長良は当然、快くは思わないでしょう。いずれにせよ、稀代のスターの移籍となると、その駆け引きは非常にデリケートなものとなります」(同)
果たしてエイベックスは氷川きよしで“一攫千金”となるか。