Sexy Zoneメンバーが交代でパーソナリティを務めるラジオ『Sexy ZoneのQrzone』(文化放送)の10月10~13日の放送回には、佐藤勝利が登場。11日は、9月26日に最終回を迎えた主演ドラマ『赤いナースコール』(テレビ東京系)を振り返った。
同作は、秋元康が企画・原作を手掛けたミステリー&ノンストップラブサスペンス。交通事故に遭った主人公・春野翔太朗(佐藤)と恋人の三森アリサ(福本莉子)が、入院した榎木田記念病院で次々と起こる連続殺人に巻き込まれていく物語だ。看護師役に浅田美代子とベッキー、医師役には板尾創路、医院長役として鹿賀丈史らが共演した。
今回、番組では佐藤が、看護学生だというリスナーから寄せられた「『赤いナースコール』お疲れ様でした。最後まで見させてもらいました」というメッセージを読み上げ、ドラマを見るうえで、「看護学生だったらね、“(病院)あるある”なのかわかんないけど、そういう目線も」あったかもしれないとコメント。
しかし、作中では入院患者が医院長によって次々に殺されていっただけに、「まぁ、あるあるなんてねぇか!」とセルフツッコミしていた。
その流れで佐藤は「僕は患者役だからアレだけど」と切り出し、看護師として点滴を取り換えるなどのシーンが多かった浅田とベッキーの演技について、「ちゃんとした順序通りにやらないと、テレビに映るものだからNGになるんだって」と解説しながら、「だからそこを間違えたらもう1回(やり直し)になってて」と撮影の裏側を暴露。ベッドで寝ていることが多かったという佐藤は、「すごく丁寧に(やってて)……、大変だなって」と思っていたそうだ。
また、リスナーからのメールに、最終回のラストでアリサを亡くした翔太朗が涙を流す場面について「心苦しかった」とつづられていたことを受けて、番組スタッフから「泣く演技は得意なのかどうか……」と質問されると、「泣けると思ってなかった、『赤ナス』で」と正直に告白。
これまでに出演してきたドラマや映画でも「結構泣いてきた」そうだが、「だいたい真正面から撮るとか、ちゃんと涙を見せるみたいな描き方じゃなくて、泣いた直前でカットが変わる」ことが多かったらしく、現場では泣いているものの、泣き顔をしっかりとらえられたことはなかった様子。「難しいことやったんだから、もうちょっと長めに映してくれよ」と思っていたことを、笑いながら明かした。
そのうえで佐藤は、「でも、やっぱり器用なほうではないから。ちゃんとストーリーが良くて、そのキャラクターを自分で自分のものにして(いる状況)だったら泣けるものだなってのは(感じている)」のだとか。とはいえ、今作は『赤ナス』は物語の比重として“人が死ぬ”ことが大きかったため、「(役として泣くまでの)積み上げがないわけ」と回顧。
そんな佐藤が翔太朗を演じる上で唯一大切していたのは恋人・アリサへの思いで、ラストシーンでは「アリサ役の莉子ちゃんが、(あの場面は)僕側しか映ってないけど、すごく丁寧に芝居してくれて」泣くことができたそう。
また、「初ドラマと(今回の作品の)大体スタッフさんが一緒」で、10年ぶりに再会したため、「(採用されたのは)訳あって2テイク目なんだけど、2テイク目で泣けたっていうのは『成長見せられたかなぁ』って思いましたね」としみじみ語っていた。
この日の放送に、リスナーからは「最終回の涙のシーン、ほんとに良かったよ」「私も『赤ナス』で泣くとは思ってなかった」「常に『アリサが好き』という翔太郎の気持ちを意識した演技伝わったよ〜」「翔ちゃんもアリサちゃんもホントに切なかった。たくさんエピソード聞かせてくれてありがとう」」などの反響が集まっていた。