• 日. 12月 22nd, 2024

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沢口靖子『科捜研の女2022』、第1話11.9%で前作下回る――12年間出演の人気キャラ卒業で物議も、視聴者が“安堵したこと”

 沢口靖子主演の人気ドラマシリーズ『科捜研の女』(テレビ朝日系)が、『科捜研の女2022』にリニューアルし、今期新設された火曜午後9時のドラマ枠でスタート。10月18日に2時間スペシャルとして放送された第1話は、世帯平均視聴率11.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録し、前作『Season21』の初回12.8%を0.9ポイント下回った。

 同作は、長年「木曜ミステリー」枠で放送されていたが、同枠の撤廃に伴い“お引っ越し”。近年は、コメディ要素もありつつ、人間味あふれる作風で知られていたが、今年7月、リニューアルの発表と共に、髪をオールバックにした主人公・榊マリコ(沢口)のスタイリッシュなイメージビジュアルが公開され、ファンを驚かせた。

「2009年に放送された『Season9』は、シリーズ最高となる全話平均14.5%をマークしていたものの、その後、シーズンを重ねるにつれ、視聴率は下降傾向にあったんです。今回のリニューアルは、視聴者の若返りをはかる狙いがあるようですが、初回の数字を見る限り、今後1ケタまで落ち込みそうで心配です」(テレビ誌記者)

※本記事は『科捜研の女2022』第1話のネタバレを含みます。

 初回では、公園で通話をしていた男性が、その後、ベンチに座った途端、体から発火する焼死事件が発生。早速、マリコが検視を始める中、科捜研には物理研究員・君嶋直樹(小池徹平)が新メンバーとして着任。しかし、君嶋が事件関係者と同僚だった事実が発覚し、藤倉甚一刑事部長(金田明夫)から鑑定に加わることを禁じられてしまう……という展開が描かれた。

「今シーズンからコメディ色がほぼなくなり、全体的にシリアスなムードに。映像の色味や音楽から、スタイリッシュな印象を受けました。ただ、リニューアルしたのはあくまでも演出部分で、キャラクターの設定は基本的にそのままの様子。これには安堵した視聴者も多かったようですね」(同)

 ネット上では、「ビビるぐらいリニューアルしてた。変わりすぎて正直戸惑っています」「前のほんわかした雰囲気のほうが好きだった」という声もあるが、「リニューアルを心配してたけど、2時間ずっとワクワクしっぱなしだった」「テーマ曲をアレンジしたミステリアスなBGMが良かった」「生まれ変わろうと試行錯誤するスタッフの熱意が伝わってきた。ずっと続いてほしい」と好意的なコメントも目立ち、評判は上々のようだ。

 また、今シーズンから加入した小池に対しても、「シリアスな雰囲気に合ってる」「大人っぽくなったせいか、演技に磨きがかかってる」と賛辞が目立つ。一方で、小池と入れ替わるように降板した俳優・渡部秀の扱いが物議を醸している。

「研究員・橋口呂太役の渡部は、『Season9』から『Season21』まで約12年間にわたり出演。橋口は愛嬌のあるキャラクターだけに人気が高かったんです。しかし、新シーズンの第1話で、橋口が教師を目指して文部科学省の化学教育機関へ研修に行ったことが判明。あまりにもあっさりとした卒業に、ネット上では『卒業回もなしに、いつの間にかいなくなってるって、あんまりすぎない?』『え、これだけ? 扱いがひどすぎるよ』と不満が続出しています」(同)

 一時は“シリーズ終了”や“主演変更”のウワサも駆けめぐった『科捜研の女』。1999年にスタートした同シリーズは、いつまで歴史を重ねていくのだろうか。

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