Snow Manの4thシングル「HELLO HELLO」が、7月13日付のオリコンデイリーシングルランキングで初登場首位を獲得した。同曲は、Snow Manメンバー・ラウールが単独で初主演を務めた映画『ハニーレモンソーダ』(9日公開)の主題歌。「HELLO HELLO」は初日から50万台超えの高記録を叩き出したが、映画に関しては鑑賞マナーに苦言が噴出しているようだ。
昨年1月に「Imitation Rain/D.D.」でSixTONESとともに同時CDデビューしたSnow Man。デビュー曲は初日にして、いきなり77.3万枚(オリコン調べ)の大ヒットを飛ばし、史上初のデビューシングル初週ミリオン(132.8万枚)に輝いた。初単独シングル「KISSIN’ MY LIPS / Stories」(同10月発売)も、発売初日に65万2,305枚を売り上げて高水準をキープ。3rdシングル「Grandeur」(今年1月発売)の初日記録は60万2,279枚だった。そしてシングル4作目となる今作「HELLO HELLO」のリリースを迎え、初日売り上げは59万3,016枚という結果に。前作「Grandeur」と同じく、初回A・Bと通常盤の3形態の展開だったが、「Grandeur」より9,263枚ダウンした。
「“CDが売れない”と言われて久しい現代においては十分な売り上げといえるものの、単独シングルになって以降、初日の数字は65万台、60万台、59万台と徐々に低下傾向にあります。ちなみに、Billboard JAPANの発表(SoundScan Japanによるシングル売り上げレポート)によれば、1月リリースの『Grandeur』は7月12日までの集計で、100万枚セールスを突破したとか。熱心なファンがCDを買って支えているため、『HELLO HELLO』も週間ランキングに向けて勢いが続くでしょう」(ジャニーズに詳しい記者)
一方、「HELLO HELLO」が主題歌に起用されている映画『ハニーレモンソーダ』は、村田真優氏による人気同名コミック(集英社)の実写版。内気なヒロイン・石森羽花(吉川愛)と、クールな性格ながら、本当は優しい“レモンソーダ男子”の三浦界(ラウール)の恋模様を描いた青春ラブストーリーとなっている。
同作を見たネットユーザーからは「『ハニーレモンソーダ』傑作! 最近の少女マンガ原作の映画の中でも最高級なのでは?」「ラウールくん、役柄はクールだけど、ファンでもないのに笑顔にキュンキュンした」「キャラクターの性格とか、心の変化とかがちゃんと表現されていて、原作ファンが見ても本当に最高だった!」「原作の良い要素が美しくまとまっていて、傑作レベル。脚本、丁寧な演出とキャスト陣が良かった」「冷やかし半分で見たけど良作だった」と、絶賛の声も少なくない。
しかし、こうした感想とは対照的に「主演は演技力がない。歌とダンスで頑張った方がいい」「原作ファンだけど、界くんじゃなくて、“ラウールさん”って感じ。キャストのファンなら楽しめると思う」「展開が駆け足で、とにかく疑問が多い。主役のファン以外にはあまりオススメできない」「ストーリー自体は王道の少女マンガで、予想外の展開はない。ラウールのファンにとっては楽しい映画なのでは」といった手厳しい意見も見受けられた。
また、上映館の全てで確認されているわけではないものの、観客のマナーに対する愚痴もチラホラ出ている。「『ハニーレモンソーダ』鑑賞マナーがひどすぎた。映画を見る時はマジで静かにして」「予告が流れている時もずっとしゃべっていてガヤガヤうるさかったし、あるシーンでは叫び声も。コロナ禍に映画館でこれだけ声を出すのは本当にありえない」「普通に小声でしゃべる、バタバタ暴れて悲鳴を上げる、友だちに話しかけてる人がいた。ラウールの初主演映画だから楽しみたかったのに……」と、苦言が漏れているのだ。
「映画の中には観客が声を出すことが許可されている“応援上映”という特別回もありますが、それを引き合いにして『応援上映ですか? っていうぐらいうるさくて気分が悪かった』とのコメントもありました。もちろん、マナー違反者がジャニーズファンだけとは限りませんが、その可能性は高いでしょう。Snow Manやラウールには若い世代のファンも多くついているだけに、ラブストーリーについ過剰反応してしまったのかもしれませんね」(同)
なお、前作「Grandeur」の週間売り上げ(オリコン調べ)は80.2万枚。スタートではわずかに出遅れた「HELLO HELLO」だが、この記録を上回ることはできるのだろうか。