お笑いタレントの明石家さんまが10月29日放送の教育バラエティ番組『ワルイコあつまれ 秋の大感謝祭スペシャル』(NHK Eテレ)に出演。2016年に騒がれたSMAPの分裂・解散騒動を振り返る場面があり、そこでの意味深発言が波紋を呼んでいる。
同番組は、「新しい地図」の稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が出演するレギュラー番組のスペシャル版。今回が“Eテレ初出演”となったさんまは、「子ども会見」のコーナーに参加し、稲垣が進行を務める中、香取扮する“しんごちん”や子どもたちからの質問に答えた。
「解散前は、SMAPと共演が多かったさんまですが、SMAPは16年初頭に分裂・解散騒動が表面化し、同年末で解散。以降、元日恒例のバラエティ番組『さんタク』(フジテレビ系)で木村拓哉と共演しているものの、長らく『新しい地図』との共演はありませんでした」(芸能記者)
そんな中、香取は今年7月に放送されたNHKの音楽番組『第11回明石家紅白!』で、7年ぶりにさんまと共演。そんな香取が、今回の「子ども会見」のコーナーで「僕はこの間、(さんまと)お会いしたんですけど、稲垣さんは相当久しぶりですよね?」と話を振ると、稲垣は「6年とか7年ぶり」とコメント。
すると、さんまが「いろいろ騒動があったのが7年前なのか、あれは」と突如、“SMAP解散騒動”に触れたため、稲垣は驚いた表情で「騒動ですか……。すみません、お騒がせしました」と述べ、苦笑いしていた。
続けて、さんまが「僕は間(あいだ)に入って大変でした」と当時を回顧すると、稲垣が「さんまさんには、我々も相談しておりました」と一礼したため、さんまが「ほんっとに大変でした」と再度強調。加えて、「でも、こうしてちゃんとみんな頑張ってやってるから、うれしい」とメンバーの活躍を喜んだ。
また、“子ども記者”から「人と話がかみ合わない時、どうすればいいの?」と問われた際、さんまが「言えないことが多い芸能人がいるんで、そのへんは苦労します。だから、5人いたアイドルグループが解散する時に、すっごい苦労しました」と、当時のSMAPに関しては「言えないこと」が多かったことを示唆する一幕もあった。
さんまといえば、SMAP解散騒動についてラジオ番組などでたびたび言及。過去には、「(騒動が表面化する前から)うすうす事情を知っていた」と語るなど、メンバー分裂の真相を知る人物として発言が注目されてきた。
一方で、騒動時に「俺は木村派だ」と公言したり、解散後に「俺は個人的には、これでいいと思いますね。ファンの方はね、解散は寂しいと思うけども。あのままの状態ではSMAPを続けても意味がなかったと思う」と発言するなどしたため、いまださんまを嫌悪するSMAPファンも少なくない。
「今回、さんまが『間に入って大変でした』と発言したことで、ネット上のSMAPファンの間では、その“間”が『ジャニーズ幹部とSMAP』なのか、『木村とほかのメンバー』なのか、『メンバーと(木村の妻)工藤静香』なのか、はたまた別の間なのか……と議論になっている模様。確かに、どの“間”かで意味合いがまったく変わってきますからね」(同)
また、稲垣が「さんまさんには、我々も相談しておりました」と明かしたことについても、「吾郎ちゃんまでさんまさんに相談してたのは驚き」「“我々”って誰のこと? そこには中居(正広)くんも入ってるの?」などと反応するファンが見られる。
「今回、さんまは『(SMAP解散後に)「新しい地図」の3人と仕事したいと思って(いた)』と告白し、ネット番組『7.2 新しい別の窓』(ABEMA)への出演にも前向きな様子でした。SMAP解散から約6年がたち、ここにきて『新しい地図』とさんまが急接近していることで、一部から“SMAP再集結”を期待する声も上がっているようですが、木村がジャニーズで活躍しているうちは難しいでしょうね」(同)
元SMAPメンバーをつなぐキーマンとして、注目されているさんま。この調子だと、来年の『さんタク』で「新しい地図」の話題が出るかもしれない。