世間に衝撃を与えたKing&Princeの岸優太、平野紫耀、神宮寺勇太のグループ脱退・退所発表。一向にファンの動揺が収まらない中、11月7日に放送された『スッキリ』(日本テレビ系)での極楽とんぼ・加藤浩次の発言が注目を集めている。
この日の放送ではKing&Princeの一件が取り上げられ、退所の理由として「海外活動」を挙げた3人のコメントなどを紹介。これを受けて加藤は「海外を目指すっていう権利は全員にある」「優秀な人間を使っていくというのがエンターテインメント」と意見を述べたほか、「退所することによって仕事が制限されてしまうって、いつまでそんなことやってんの、この芸能界って」と日本芸能界の風潮に苦言を呈した。
「さらに加藤は、かねてより指摘されている“ジャニーズ事務所を退所するとメディア露出が激減する”といった芸能界の流れを批判。その上で『“King&Princeは絶対残したい”っていう2人の思いも大事にしたい』と、ジャニーズ残留を決めた永瀬廉と高橋海人についても触れ、『「あいつらはやっぱりすごいよ」ってみんなが言えるような平等な関係が守られるべき』と退所する3人と残る2人がフェアであるべきと持論を述べました。そんな加藤に、ネット上では『本当にその通り』『ファンの気持ちを代弁していただきありがたい』『この金言をテレビで伝えてくれるのがうれしい』と支持する声が続出しています」(芸能ライター)
SMAP解散後、ジャニーズ事務所を退所した稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾は、一時期テレビ界から遠のいてしまったが、King&Princeの脱退メンバーもその二の舞にならないかと、危惧しているようにも見える加藤。自身もかつて、大手芸能事務所との契約問題で“タレント人生の危機”とささやかれたことがあった。
「加藤は昨年3月末、吉本興業とのエージェント契約が終了となり、ネット上で『レギュラー番組がなくなるのでは?』と危惧されていました。しかし、今年8月に宮迫博之、オリエンタルラジオ・中田敦彦、極楽とんぼ・山本圭壱によるYouTubeトーク番組『Win Win Wiiin』にゲスト出演した加藤は、契約終了後も『捨てる神あれば拾う神ありでね。「仕事やってくれませんか?」という人もいて、今この数(レギュラー11本)になってる』と順調に仕事をこなしていると明かしています。とはいえ、契約終了直後は『焦りはありました』『個人になって、“俺どうなるんだろう?”みたいな』と不安にかられていたよう。こうした経験があるため、King&Princeのことも他人事とは思えなかったのでしょう」(同)
なお、2019年7月、ジャニーズ事務所は、公正取引委員会から「SMAPの元メンバー3人を番組出演させないよう、テレビ局に圧力をかけた場合、独禁法違反(不公正な取引方法)につながる恐れがある」と注意を受けたことが明らかに。加藤はこの時も『スッキリ』で「今の時代で考えたら、ちょっともうおかしいんじゃないかっていう部分も実際ある」と疑問を口にして、話題になっていた。
King&Princeファンは加藤が言うように、メンバー分裂後も5人が活躍することを願っているが、果たして……。