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アンドリュー王子、精神状態は“ボロボロ”? 「少女買春疑惑」への対応めぐり、元妻の不倫相手に相談していた!

ByAdmin

11月 22, 2022 #海外

 エリザベス女王が「最悪の年」だと嘆いた1992年に、アンドリュー王子と別居中だったセーラ・ファーガソンの“足の指をしゃぶる”姿をパパラッチされ、一躍有名になったアメリカ人実業家ジョン・ブライアン。これまでメディアを避け沈黙を守ってきた彼が、このたび英紙「メール・オン・サンデー」のインタビューに応じ、“少女買春疑惑”で苦しむアンドリュー王子を極秘訪問しアドバイスを与えたこと、王子の無実を確信していることなどを明かした。

 当時、英王室に大きな衝撃が走ったセーラの不倫スキャンダル。アンドリュー王子と別居中とはいえ、写真が世間に与えたインパクトは大きく、2人は復縁することなく4年後に離婚。しかし、セーラはその後、王子はもちろん不倫相手のジョンとも友人として付き合いを続けたそうだ。

 一方のアンドリュー王子は、英国際貿易担当特使(2001~11年)時代の10年12月にニューヨークのセントラルパークでジェフリー・エプスタインと一緒に歩いているところをパパラッチされ、世間を騒然とさせた。2000年代後半に児童買春・あっせんの罪で有罪判決を受け、刑期を終えたジェフリーと一緒にいることで、「児童買春をあっせんしてもらっている顧客」という疑惑の目で見られるようになったのだ。

 15年4月には、ジェフリーの性奴隷だったバージニア・ジュフレが、17歳の時にアンドリュー王子から性的暴行を受けたと告発。王室サイドは「事実ではない」と否定したが、ジェフリーが未成年への性的虐待容疑、性的人身取引の罪などで再び逮捕・起訴されていた19年8月に拘置所で不審な獄中死を遂げると、王子は再び世間から厳しい目で見られるようになった。

 この事態を改善しようと王子は同年11月に、英BBCの報道番組『ニュースサイト』の独占取材を受け釈明。ジェフリーからの招待を受け彼の家に滞在したことは「間違いだった」と認める一方で、王子とジェフリーの元恋人ギレーヌ・マクスウェルと3人で撮影したプライベート写真を持つバージニアについては「会った記憶がない」と言い放ち、被害者への謝罪の言葉は一切なく、苦しい言い訳ばかりを展開。世間から大バッシングを受ける結果となり、公務から引退することを表明した。

 ジョンは、今回の「メール・オン・サンデー」の取材に対し、この『ニュースサイト』のインタビュー放送後にセーラから「アンドリューと娘たちを助けてほしい」と頼まれ、セーラと王子が同居するウィンザー城近くのロイヤル・ロッジを極秘訪問したと証言。

 当時、セーラもインタビューの内容に深く傷つき、ベアトリス王女も父親である王子を「家族を傷つけた」となじるなど、家庭内はすさんだ状態だったという。14年に購入したスイスの高級リゾート地のコテージの支払いも滞るなど経済的な問題も抱えており、一家は大ピンチだった。

「失敗した事業を立て直し、人を立ち直らせ、家族再建するのが仕事」だというジョンは、「アンドリュー王子のインタビューは大失敗だった。誰もが賛同してくれるような、長期的な戦略的計画が必要だ」と感じ、はびこるパパラッチの目をくぐり抜け、ロイヤル・ロッジを2日続けて訪れたそうだ。ジョンは「王子とはいつだって良好な関係だった。セーラと交際中も、私が彼女を大切にしていると知っていたから(信頼されていた)」とも語り、王子は握手とハグで出迎えてくれたと明かしている。

 なお、王子の精神状態はボロボロで、「もうどうなってもいい」「私への扱いは極めて不公平だ!」などと怒鳴り散らしていたとのこと。「セーラと交際していた4年間、王子とも頻繁に会っていたが、彼が一度も声を荒らげるようなことはなかった。精神的に参っているのだと感じた。王室に与えたダメージをとても気にかけていた」と感じたと振り返った。

 結局、精神的に追い詰められていた王子とは40分ほどしか話し合いができなかったものの、ジョンは「王子が無実だと確信した」という。「セーラと交際していた時、王子も複数の女性と付き合っていたが、みな20代半ばを越えていた」と未成年好きのペドフィリア(小児性愛者)ではないと否定し、「もし王子が本当にスキャンダルになるようなことをしていたのなら、私は気がついていただろう。ファーギー(セーラの愛称)も絶対に気がつくはずだ。でも、そんな気配すらなかった」と王子の無実を信じていると断言した。

 さらにジョンは、「ジェフリーは王子をネタに、金がある女王をゆすろうと計画していたのだと思う」とも発言し、王子が陥れられたことを示唆。また、被害者に対しては「アメリカの法制度や弁護士団は、被害者に話を強調するようけしかける」「加害者に虐待された被害者は、裁判制度に虐待され、そしてメディアに虐待される」と同情した上で、「王子に関して、私は人違いだったと思っている」と見解を示した。

 バージニアは先日、ハーバード・ロースクールの元教授で有名な弁護士のアラン・ダーショウィッツに対して起こした同様の訴訟を「記憶違いかも」と取り下げている。このことから王子は、「無実だが、裁判が長引くと、それだけ王室に与えるダメージが大きくなるから和解に応じた」「自分は無実なのだから公務に復帰したい」という気持ちを一層強くしていると伝えられている。

 ジョンのインタビューは、アンドリュー王子に好意的なものであるが、王子をはじめ、セーラやジョンも、モラルに反することをした人間だととらえている人は多い。

 王子は、新たに「カウンセラー・オブ・ステート」(国王が不在のときなどに、公務を委託される王室メンバー)に追加される見込みのアン王女、エドワード王子と共に狩猟に出かけるなど、公務復帰への手がかりを探っていると伝えられたが、チャールズ国王は今後、どう動くのか? アンドリュー王子をめぐる王室の動向を注視していきたい。

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