メンバーの平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太が、来年、脱退・退所すると発表されたKing&Prince(以下、キンプリ)。現在、出版業界では、平野が表紙を飾る雑誌が軒並み“爆売れ”中で、「発表を知った直後は慌てふためいていた各編集部も、現在は“棚ぼた”だと大盛り上がりしている」(出版関係者)という。
平野らの脱退・退所発表後も、以前と変わりなくそれぞれの仕事に励んでいるメンバーたち。内々にメンバーの進退が決まった後も、「本人たちが決断を撤回するのではないかと期待していた」(スポーツ紙記者)というジャニーズ事務所は、先々の仕事を入れていたようで、現在、メンバーたちはそれを一つずつこなしているとのこと。
「脱退・退所に向けて、平野らの仕事が目に見えて激減することも十分に考えられましたが、今のところそのような気配はありません。逆に、現在連続ドラマ『クロサギ』(TBS系)で主演中の平野は、プロモーションを強化中とあって、多くの雑誌で表紙を飾っています」(スポーツ紙記者)
もともと平野に関しては、出版業界内で「表紙に起用すると雑誌が売れるタレントNo.1」の異名を取っていたそうだ。
「11月4日以降は、脱退・退所発表を受けてさらにブーストがかかった状況に。平野が表紙を飾る今月11日発売の『NYLON JAPAN GLOBAL ISSUE 03』(カエルム)は重版が決定し、同22日発売の『GINGER』2023年1月号(幻冬舎)は発売前から版元に問い合わせが殺到するなど、それぞれうれしい反響が巻き起こっている様子。平野表紙の影響で、実売数が通常の数倍になったという雑誌もあるといい、各出版社からすれば“平野様様”でしょう」(同)
もちろん、平野単体ではなく、キンプリメンバー5人が登場する雑誌も、大幅な売り上げアップが予想される。そんな中、最も“キンプリバブル”の恩恵を受けそうなのが、毎年3月発売のジャニーズ事務所公認グループカレンダーでキンプリを担当する、マガジンハウスなのだという。
「発表直後、ファンからは『カレンダーに登場するのは残留する永瀬廉と高橋海人だけ?』といった心配の声もちらほら出ていましたが、まもなく5人全員そろっての撮影がスタートするようです。現体制でのラストカレンダーであるだけでなく、これが脱退前最後の出版物になる可能性も否めない。それだけに、今回はキンプリ史上、というかジャニーズカレンダー史上、最高の売り上げを記録するかもしれません」(前出・出版関係者)
今年3月発売のSnow Manカレンダー(小学館)は、予約数だけで驚異の「30万部超え」を記録し、業界内を震撼させたというが、ファン必携となる来年の「5人ラストのキンプリカレンダー」は、“スノ超え”間違いなさそうだ。