歌手の浜崎あゆみが12月7日放送の大型音楽番組『2022FNS歌謡祭 第1夜』(フジテレビ系)に出演。自身のヒット曲「appears」と、歌番組初歌唱となる「Who…」を白いふわふわの衣装で披露し、反響を呼んでいる。
浜崎といえば、昨年の同番組で松任谷由実の「春よ、来い」をド派手衣装でカバーしたが、歌い方に違和感があったことから、「今、こんな歌い方なの!?」「ユーミンのものまねしてるみたい」などと困惑する視聴者が続出していた。
「近年は“強め”なメイクやボンデージ風衣装でパフォーマンスする機会も多い浜崎。しかし、今回は、白い帽子とほどよくラインストーンが施されたふわふわドレスという、全盛期を思わせるビジュアルでしたね。一部ネット上では『無理してない?』という声も出ていたものの、『かわいいし、声も出てたし、ここ数年のテレビ出演で一番良かった』『昔みたいに高音も出てるし、ビジュアルも全盛期のあゆみたいで最高』と賛辞が続出しています」(芸能ライター)
また浜崎は、「一座」と呼ばれるお抱えバックダンサーたちを従えて、テレビ出演する機会も多いが……。
「今回は『appears』の歌唱中に、昨年の『春よ、来い』と同じ人数の10人のダンサーが登場。しかし、一度に4~6人が入れ替わりながら踊る場面が目立っていたほか、『Who…』でダンサー全員が“はけた”せいか、『ダンサーが少なめで、昔のあゆのステージっぽかった!』『ダンサーが少ないと見やすい!』と好評を博していました」(同)
アーティストデビュー当初は、愛くるしいルックスと歌声で注目された浜崎。来年にはデビュー25周年を迎えるが、年齢を重ねるごとに歌い方やステージ演出に変化が見られる。
「近年の浜崎といえば、マドンナなど海外アーティストにインスパイアされたようなド派手なパフォーマンスのイメージが強い。しかし、ファンの中には、ダンサーなしで歌う昔のスタイルを求める人は多いようです。今回の『FNS歌謡祭』が好評だったのも、そうしたファンの思いがあるからでしょう。路線変更してからなかなかヒット曲に恵まれない浜崎にとっては、皮肉な展開ともいえますが」(同)
なお、浜崎は同番組放送後、自身のインスタグラムを更新。「Who…はテレビ初という事で、『歌番組』として『ayu』として何が正解なのかをアタマで考えすぎて失神しそうでした」と明かした上で、「appearsも久しぶりだなーとは思っていましたが、まさか23年ぶりとは!」「あの頃の私も良かったけど、今の私はもっともっといーんだぜ!と言ってやります」とつづっており、やはり“昔の自分”を再現しようとした可能性はありそうだ。
アーティスト“ayu”を俯瞰で捉えている様子の浜崎。世間が求めるイメージと、自身が突き進む道に差があることを、本人が一番理解しているのかもしれない。