覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。
◎清原和博さんの「ええお顔」、クスリをやめると激痩せや激太りをすることも
皆さん、見ましたか? 清原和博さんの「ギャルピース写真」。中日ドラゴンズ2軍の小田幸平バッテリーコーチのインスタグラムに掲載された、小田コーチとのツーショットです。かわいすぎますよね。それに少しスリムになってるし、瑠美はめっちゃほれ直しましたよ。
スッキリとした「ええお顔」です。これは社会に順応できている証拠です。瑠美も経験ありますが、クスリ(違法薬物)をやめてしばらくは体がしんどくて、激痩せや激太りをすることもあります。清原さんも一時めちゃ丸かったけど(笑)、神経も整ってきてるんでしょう。この調子で頑張ってほしいです。
小田コーチは巨人時代の同僚で、ずっと仲良しらしいです。キヨがパクられた(逮捕された)時にも自分の本(著書)を差し入れてるんですね。本はこうゆう時にも役に立つんやなと感心しました。瑠美も本出しといてよかった(笑)。
このツーショットは11月30日公開で、キヨはその2日前の28日に、薬物治療の病院に行ったことをTwitterにアップしてましたね。半年ぶりの投稿で、前妻の亜希さんの新刊『家 ごはんと野球』(CCCメディアハウス)についても書いてます。息子さんのインタビューも載ってるから、「怖くてなかなか読めない」そうです。
その気持ち、とてもよくわかります。怖いちゅうか、ご家族に対する「申し訳なさ」ですよね、きっと。でも家族関係は、ええ方向に行ってます絶対。
◎元KAT-TUN・田中聖さんは、6回目の逮捕――覚醒剤の被害者は家族や友達
家族とか守るものがあってもクスリに走ることは、ようあります。清原さんも瑠美もそうでしたし、元KAT-TUNの田中聖さんの逮捕は早くも6回目になりました。6回目はまさかの恐喝容疑です。
ちなみに「元KAT-TUN」は、「もうつけないほうがええ説」がありますが、「被害者なき犯罪」といわれる覚醒剤の被害者は、家族とか友達とか「周囲の人」やから。そこをわかっていただきたいので、あえてつけてます。田中さんのご家族は温かく支えているようですから、いつか更生できる日が来ると思います。
田中さんは、11月29日の公判で「クスリを使うことで、家族や自分について深く考えたことはなかった」と言うたそうですが、恐喝についても調べると検察が言って、結審しませんでした。閉廷後に千葉市の下総(しもふさ)精神医療センターに向かうところで再逮捕、新幹線で京都に移送されてます。被害者が京都在住で、京都府警が逮捕状を取ったからですね。12月13日に予定されてた判決も延期です。
起訴事実がホンマなら、再逮捕も身から出たサビなわけですが、まあでも本人はガックリきてますね。保釈中やからまだええですが、勾留中ならマジ死にたくなります。
◎田中聖さんが受けているという「条件反射制御法」とは?
田中さんは、下総精神医療センターで「条件反射制御法」の治療を受けてたそうですが、これは清原さんやASKAさんも受けていた治療法ですね。
瑠美は受けたことないですが、そうゆう療法があるのは聞いたことがあります。「条件反射」は、梅干しを見たら唾が出てくるアレですね。クスリをいってる(使用している)と、「1万円札を見たらクスリを買いたくなる」とか、「砂糖とかの白い粉を見るとクスリを使いたくなる」とかあるわけです。
で、使いたくなった時に、血液と同じ塩分濃度の生理食塩水を覚醒剤の代わりに打ったりするんですね。そうすると、「ハイになれない」→「クスリを打ってもつまんない」と思うようになるそうです。
ちうか1万円を恐喝……。やっぱり事務所を辞めてしんどかったんですね。瑠美もですが、田中さんの「ジャニーズらしくない、不良っぽいところ」を好きなファンは多かったと思いますが、稼げてたのは事務所のおかげなんですよね。でも、売れまくってる間は事務所のありがたみなんかわからへん。そんなもんです。失って初めてわかるんです。
瑠美もシャブと引き換えに家族との幸せを失ってたことに気づくまで、けっこう時間がかかりました。田中さんも頑張ってほしいです。