TOKIO・松岡昌宏がパーソナリティを務めるラジオ『松岡昌宏の彩り埼先端』(NACK5)。12月11日の放送では、国分太一と仕事のことを話す際のみ敬語を使う理由を明かす場面があった。
この日、リスナーから「直したいけど直らない」という「言葉遣い」に関するメールを受け取った松岡。送り主は、仕事の際に年下の同僚や先輩に敬語を使うよう徹底していたため、誰に対しても敬語を使うようになったそう。松岡に、「敬語で話していることが悪いとは思わないのですが、なぜか相手に対して壁を作っちゃってる感じがして、なんとなく寂しい気もする」「松岡さんの考えを聞かせてほしい」との相談を持ちかけた。
対して松岡は、「これはね、まさにですよ。私もそれ、感じます」と同調。「分別というものがついたら、おそらく人間は敬語というものを使うようになれると思う」と持論を展開し、「じゃあガキの頃、敬語を使えなかったのかというと、そんなことはなくて。まあ、俺も縦社会にいたから、敬語は絶対使ってた」と回顧した。
そして、「敬語のほうがラクなことって出てくるんですよ。これは年(をとる)とともに。あんまり深い仲じゃないからこそ、敬語で接したほうがラクだなっていう」「1個、壁があることによってラク(になる)」とも主張。
続けて、自身が行きつけの飲み屋で顔見知りの常連客と話すときのことを例に挙げ、「わざとタメ語を使うことによって、砕けてフレンドリーな感じにできる人と、この人には敬語使わなきゃだめだろうなっていう人がいて」「人を見てやってる(言葉遣いを変えている)わけじゃないんだけど、そのほうが自分がラクだなっていうことで、あえて敬語を使うこともある」と説明した。
その後、松岡は敬語を使う理由について「あとね、恥ずかしいからというのもあったりとかして」と前置きしつつ、「不思議なんだけど、40(歳を)超えてから俺、たびたび国分太一に、それも『国分さん』って呼ぶようになってからなんだけど、敬語を使うことがあるんです」と発言。
「もう34年一緒にいるわけですから。だから、そこから生まれる“照れ”みたいなもの」があるため、敬語を使うことがあるという。「もうずっと(一緒に)いるから、家族みたいだからいいだろうって思うんだけども」と話しつつ、「じゃあ城島茂にはなんで使わないんだってことになるんだけど……」「仕事の話の内容によって、“ここはちゃんとプロフェッショナルとしてあなたに問いかけます”というときは敬語使ってますね」「それ以外のときは、子どもの頃から一緒でタメ語なんだけど」と、あらためて明かした。
「これは本当に不思議な現象で、自分でもなんだかわかんない」という松岡は、最近も後輩から「松岡くん、太一くんに敬語なんすね」と指摘されたため、「いやいや、タメ語なんだけど、仕事の時の確認内容のときだけは、業務連絡だからなんか敬語にしちゃってる自分がいるんだよね」と説明したのだとか。
一方の国分は、「照れもあるんだよ、もう年とると」と解釈しているそうで、松岡は「まあ、会社立ち上げたって言うのも大きいのかな? 株式会社TOKIOの話になるときは『どうします、これ?』っていうふうになるんだよね(笑)。たぶん、自分でそこで切り替えてるんだと思うんです」と推測。
最後はリスナーに「壁作っちゃってて、仲良く打ち明けたいって気持ちもあるんですけど、でも、なんか敬語使える大切さみたいなのもあると思うんで、自然に任せるのが一番じゃないですか」とアドバイス。「あんまりそこに囚われすぎて疲れちゃうのもアレなんで。自然と『この人にはタメ語でいけるわ』って人がいると思うんで、それでやってみてはいかがでしょうか」とエールを送っていた。
この日のトークを受け、ネット上では「仕事のとき、敬語(丁寧語)使うのはわかる〜」「照れもあるのね」「2人の関係性ならではですね」といった声が寄せられていた。