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  • 金. 9月 20th, 2024

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岡田将生『ザ・トラベルナース』がトップ! 本田翼『君の花になる』はワースト2、『科捜研の女』沢口靖子降板か?【10月期視聴率ランク】

 2022年10月期の連続ドラマ(民放4局、午後8~10時台)が続々と最終回を迎え、視聴率ランキングのトップに立ったのは、全話世帯平均で12.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録した岡田将生主演の木曜ドラマ『ザ・トラベルナース』(テレビ朝日)だった。

※以下、一部ネタバレを含みます。

 同作は、同枠で放送されてきた米倉涼子主演『ドクターX ~外科医・大門未知子~』シリーズの中園ミホ氏が脚本を手掛ける医療ドラマで、フリーランスの看護師・那須田歩(岡田)が、赴任先の病院で伝説の看護師・九鬼静(中井貴一)とバディを組み、医療現場を改革していく痛快ストーリー。

 単話での自己最高は最終回の12.9%、自己最低は第2話の11.1%と、全話2ケタをキープした。

 今後のシリーズ化は既定路線とみられる同作だが、一方で「作風がそっくり」といわれる『ドクターX』より、視聴率は低い水準である。19年10月期の『ドクターX』第6期の全話平均は18.5%、昨年10月期の第7期は16.5%だっただけに、『ドクターX』の人気には及ばないと感じた視聴者もいたようだ。

山崎賢人『アトムの童』は「内容が薄っぺらい」?

 2位は、山崎賢人主演の日曜劇場『アトムの童』(TBS系)が全話平均9.6%でランクイン。初回は8.9%だったが、日曜劇場のここ20年を振り返っても8%台以下でスタートしたドラマはなく、期待値の低さがうかがえた。

 しかし、第2話で10.6%まで上昇するなど、全9回中3回2ケタを記録。若き天才ゲーム開発者が倒産危機の老舗玩具メーカーと手を組み、ゲーム業界の大資本企業に立ち向かう物語だが、ネット上では「ラストがハッピーエンドで良かった」「最後まで楽しく見れた」という感想がある一方で、「内容が薄っぺらい」「ゲーム好きには物足りない」など、ストーリーへの不満も目立つ作品だった。

沢口靖子『科捜研の女』、最終回の“サブタイトル”に古参ファン安堵のワケ

 3位は、沢口靖子演じる榊マリコが主人公の『科捜研の女 2022』(テレビ朝日系)で、全話平均9.0%。単話で2ケタを記録したのは初回のみで、その後は1ケタが続いてしまった。

 今シーズンからスタイリッシュなシリアス路線にリニューアルされ、ネット上で「ミステリアスなBGMや演出がかっこいい!」「以前の温かみのある作風がよかった」と賛否を読んだ同作。ただ、「目撃者が猿で、凶器が亀だった」第5話や、「乗馬ファームの馬に犯人を面通しさせた」第7話といった“謎の動物推し”が見られたこと、また、最終回のサブタイトルが「-50℃冷凍マリコ!!」だったことから、「以前のノリを忘れてない」と安堵した古参ファンもいたようだ。

 ただ、今月14日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)は、沢口が今シーズンをもって卒業するのではないかと報道。ネット上では、マリコファンから悲痛の叫びが上がっているが、果たして……。

 5位は、今年を代表する話題作となった川口春奈主演『silent』(フジテレビ系)で、全話平均7.6%。初回は6.4%と振るわなかったが、その後は上昇傾向を見せ、最終回では自己最高となる9.3%で有終の美を飾った。

 放送中は民放公式テレビ配信サービス「TVer」史上、最高再生数を記録したことが話題に。さらに、22日の最終回放送後、ラストシーンの“影キス”の演出をはじめ、数々の“仕掛け”がSNS上で話題となったため、「TVer」で見直す人も多かったようだ。

 一方で、脚本を手掛ける生方美久氏が、18日放送の対談番組で「(『silent』が)海外とかで配信されても、『あ、すごいんだ。おめでとう』って思うだけで、すごいうれしいとかは、ぶっちゃけない」「日本人に見てほしい。日本人っていうか、日本語がわかる人に見てほしい」などと排他的な発言をし、国内外で炎上。生方氏は22日に自身のTwitterを更新したが、今のところ騒動に関してはスルーを貫いている。

 残念ながらワースト2位となったのは、本田翼主演の火曜ドラマ『君の花になる』(TBS系)で、全話平均5.3%。単話での自己最高は初回の6.5%で、第6話と第7話で自己最低の4.6%を記録してしまった。

 同作は挫折を経験した元高校教師・仲町あす花(本田)が、崖っぷちのボーイズグループ・8LOOMの寮母となり、一緒に夢に向かって成長する物語。放送中は、本田の演技が物議を醸したほか、「8LOOMはかっこいいけど、演出がひどい」「8LOOM目当てで見てるけど、脱落しそう」と不満も目立った。

 なお、10月下旬に開催されたトークイベント『久保みねヒャダこじらせライブ』では、現在放送中の朝ドラ『舞いあがれ!』を絶賛した漫画家・久保ミツロウ氏が、『ちむどんどん』(ともにNHK)の時のような“毒が吐けない”と寂しがった際、本田と同じ事務所のタレント・ヒャダインが「本田翼のドラマ見てください。いっぱい毒出ますから」「演技がヘタなんじゃなくて、演出がひどい」と言い放つ場面があった模様。

 本田といえば、来年1月14日スタートの深夜ドラマ『6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱』(テレビ朝日系)に出演。高橋一生、橋爪功という名優2人との共演で汚名返上なるか……?

 また、『君の花になる』を下回りワースト1位となったのは、Hey!Say!JUMP・山田涼介主演の『親愛なる僕へ殺意をこめて』で、全話平均3.8%。ただ、回によっては放送後に「TVer」で総合ランキング1位になっており、緊張感のサスペンスにハマった視聴者も多かった印象だ。

 全話平均では、『ザ・トラベルナース』が唯一の2ケタをマークした秋ドラマ。来月から順次スタートする新ドラマの中から、『silent』のような話題作は生まれるだろうか。

1位『ザ・トラベルナース』(テレビ朝日系、木曜午後9時) 12.1%
2位『アトムの童』(TBS系、日曜午後9時) 9.6%
3位『科捜研の女 2022』(テレビ朝日系、火曜午後9時) 9.0%
4位『PICU 小児集中治療室』(フジテレビ系、月曜午後9時) 8.5%
5位『silent』(フジテレビ系、木曜午後10時) 7.6%
6位『クロサギ』(TBS系、金曜午後10時) 7.4%
7位『ファーストペンギン!』(日本テレビ系、水曜午後10時) 7.2%
8位『祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録』(日本テレビ系、土曜午後10時) 6.4%
9位『エルピス-希望、あるいは災い-』(フジテレビ系、月曜午後10時) 6.3%
10位『君の花になる』(TBS系、火曜午後10時) 5.3%
11位『親愛なる僕へ殺意をこめて』(フジテレビ系、水曜午後10時) 3.8%

※平均視聴率は単純平均視聴率(全話合計÷放送回数)。小数点第2位以下を四捨五入。年を跨ぐ『相棒 season 21』(テレビ朝日系)と、1クール中に2作品放送された『霊媒探偵・城塚翡翠』『Invert 城塚翡翠 倒叙集』(ともに日本テレビ系)は除く。

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