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2023年以降、“消えそうな声優”はアラフィフの3人! 「アニメのレギュラーが減少中」「起用しづらい」

 アニメやゲームのアフレコ、洋画などの吹き替え、ナレーション、アーティスト活動など、さまざまな場で活躍する声優たち。近年は、バラエティや音楽番組、映画やドラマに“顔出し出演”する機会も増えている。

 2022年は、テレビアニメ『SPY×FAMILY』(テレビ東京系)のメインキャラクター、アーニャ・フォージャー役を演じた種崎敦美が大ブレーク。また、興行収入180億円を突破するメガヒット作となった劇場アニメ『ONE PIECE FILM RED』で、物語の鍵を握るウタ役を務めた名塚佳織も、一気に知名度を上げた。

 毎年のようにニュースターが現れている声優業界だが、23年も引き続き活躍しそうな声優について、業界関係者は以下のように語る。

「人気が出そうなアニメの場合、より視聴率を稼ぐため、旬の人気声優が起用されるケースは多い。例えば、神谷浩史や下野紘、梶裕貴などは、出演が発表された際、『またこの人か』と思うアニメ・声優ファンも多いでしょう。声優の年齢や実力により、人気の移り変わりは当然ありますが、特にこの3名は業界のトップを走り続けていますし、今後もしばらくはメインキャストに指名されるのでは」(声優業界関係者)

『鬼滅の刃』竈門炭治郎役の花江夏樹、ほかの作品で「名前を見なくなった」?

 一方、今後、“消えてしまいそうな声優”には、アニメ『鬼滅の刃』(TOKYO MXほか)シリーズで主人公・竈門炭治郎を演じている花江夏樹の名前が挙がった。前出の関係者は、「あまりにも『鬼滅』人気が高いため、炭治郎のイメージがつきすぎて、かえって使いにくくなってしまったのか、最近、ほかの作品で名前を見なくなったと」と指摘する。

「また、神谷を除いた“アラフィフ世代”の声優も、消えそうといえる。実際に、彼らは近年、人気アニメの主要キャストに起用されにくくなりました。例を挙げると、最近バラエティ番組への出演が目立つ浪川大輔と森久保祥太郎。彼らは、レギュラー出演中のネット番組『声優と夜あそび』(ABEMA)で人脈を得てから、地上波にたびたび登場していますが、そもそも声優としての技術は乏しく、アニメのレギュラー出演は減っています」(同)

 アラフィフ声優といえば、今年10月、ニュースサイト「文春オンライン」に、放送作家との10年以上にわたる不倫関係をスクープされた櫻井孝宏の動向も気になるところ。報道の影響で、自身がパーソナリティーを務めていたインターネットラジオ番組『P.S.元気です。孝宏』(文化放送超!A&G+)が終了。『A&Gメディアステーション こむちゃっとカウントダウン』(文化放送)からも降板すると発表されたが……。

「報道後、一切公の場に出てこない櫻井ですが、来年は、メインキャラクターを務めている『鬼滅の刃』と『呪術廻戦』(TBS系)のテレビアニメ新シリーズが放送され、12月29日現在、櫻井の降板は伝えられていません。また、新しい作品への起用も発表されています。一見、スキャンダルによる影響はないように思えますが、これから立ち上がる新作アニメ企画の制作サイドとしては、不祥事を起こした櫻井は、やはり起用しづらいでしょう。来年以降、仕事が減っていくのでは」(同)

 ちなみに、今年、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』や10月期放送の連続ドラマ『祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録』(日本テレビ系)第1話に出演するなど、俳優業が活発な関智一も、彼らと同世代だが、「圧倒的な演技力があるため、声優業と俳優業をうまく両立している」(同)そうだ。

 長年活躍する者もいれば、人知れず消えていく者もいる声優業界。前出の関係者は、「キャスティングする側にも問題点がある」と指摘する。

「制作サイドが、『知名度のある声優を使えば問題ないだろう』と、安易なキャスティングに走りがちなんです。最たる例は山寺宏一。『ラスボス役は山寺を使えばいい』というような風潮もあり、結果的に彼は、どの作品でも同じようなポジションのキャラクターを演じている印象です。確かに彼はトップレベルの実力の持ち主ですが、同世代には脂の乗った声優が大勢いますから、制作陣は山寺頼みではなく、ほかの声優もどんどん起用してほしいものです」(同)

 23年の声優業界の動向に、引き続き注目していきたい。

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