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阿部寛『DCU』がトップ、ジャニーズドラマが4作ランクイン! 人気作『特捜9』『刑事7人』には批判も【2022年連ドラ年間トップ10】

 数多くの連続ドラマが放送された2022年――人々を感動させた名作だけでなく、「何その展開!」と思わずツッコみたくなる“迷作”も誕生した。今回は、民放ゴールデン/プライム帯報道の連ドラの中から、世帯視聴率(全話平均)の年間トップ10を紹介しつつ、作品を振り返っていきたい。

2022年連続ドラマ(午後8~10時台、民放4局)世帯平均視聴率トップ10

1位『DCU Deep Crime Unit ~手錠を持ったダイバー~』(TBS系、日曜午後9時) 14.4%
2位『マイファミリー』(TBS系、日曜午後9時) 12.9%
3位『ザ・トラベルナース』(テレビ朝日系、木曜午後9時) 12.1%
4位『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系、月曜午後9時) 11.8%
5位『未来への10カウント』(テレビ朝日系、木曜午後9時) 10.9%
6位『特捜9』(テレビ朝日系、水曜午後9時) 10.7%
7位『オールドルーキー』(TBS系、日曜午後9時) 10.4%
8位『刑事7人』(テレビ朝日系、水曜午後9時) 10.1%
9位『警視庁・捜査一課長』(テレビ朝日系、木曜午後8時) 9.9%
10位『アトムの童』(TBS系、日曜午後9時) 9.6%

※平均視聴率は単純平均視聴率(全話合計÷放送回数)。小数点第2位以下を四捨五入。年を跨ぐ『相棒 season 21』(テレビ朝日系)は除く。

トップは阿部寛『DCU』! 潜水シーン激減のワケは制作費?

 1位は、阿部寛主演『DCU Deep Crime Unit ~手錠を持ったダイバー~』(TBS系)で、全話平均視聴率は14.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。水中での捜査に特化した海上保安庁の組織・DCUの活躍を描く同作だが、初回は自己最高の16.8%と好発進。阿部はこれまで、同枠の『新参者』『下町ロケット』『ドラゴン桜』第2シーズンで主演を務めてきたが、今回もあらためて「日曜劇場」と阿部の“相性の良さ”が示される結果となった。

 同ドラマの謳い文句には「TBSがハリウッド大手制作プロダクションと共同制作!」「世界を見据えたタッグで日本ドラマ界に新たな“潮流”を巻き起こす!」と大層な言葉が並んでいたが、途中から潜水シーンが激減し、ネット上では「思ってたのと違う!」「陸でずっと捜査してて、普通の刑事ドラマと変わらない」と不満を漏らす視聴者が続出。

 その原因について、昨年2月6日配信のニュースサイト「NEWSポストセブン」は、“制作費不足”であると報道。「莫大な費用がかかる潜水シーンから削られることになった」と語る関係者の証言などを伝えていたが、真相やいかに……。

嵐・二宮和也『マイファミリー』が2位も……「日曜劇場」はブランド力低下?

 2位は、やはり「日曜劇場」枠で放送された嵐・二宮和也主演『マイファミリー』で、全話平均は12.9%。昨年4月期で独走状態が続き、最終回は自己最高となる16.4%で有終の美を飾った。

 しかしながら、同枠昨年7月期の綾野剛主演『オールドルーキー』は全話平均10.4%、同枠昨年10月期の山崎賢人主演『アトムの童』は9.6%と、同枠は右肩下がり……。そのため、「日曜劇場」のブランド力低下を指摘する声もあるようだ。

 そんな『オールドルーキー』は7位にランクインしたが、主演の綾野が、暴露系動画配信者の“ガーシー”こと東谷義和氏から“口撃”に遭っていた影響で、放送中止が危ぶまれた。TBS側は、“ガーシー砲”に対して完全スルーの姿勢を崩さなかったものの、実はドラマ公式SNSのコメント欄を閉鎖するなど異例の対応を取っており、局内は“冷や汗モノ”であった様子がうかがえる。

 なお『オールドルーキー』は、最終回で自己最高の11.6%を記録。主人公が“サッカー元日本代表”という設定だったため、『FIFAワールドカップカタール2022』と時期が重なる昨年10月期の放送であれば、もう少し数字が伸びたのではないかとの指摘もあるようだ。

 また、天才ゲーム開発者の成長を描いた『アトムの童』は、10位にランクイン。初回の世帯平均視聴率は8.9%で、「日曜劇場」の1ケタ発進は、初回が9.8%だったTOKIO(当時)・長瀬智也主演『ごめん、愛してる』(17年7月期)以来、実に5年以上ぶり。

 さらに8%台となると、「東芝日曜劇場」から複数社提供の「日曜劇場」に切り替わった02年10月期以降を見ても前例がなく、『DCU』の数字と比べても寂しい結果と言わざるを得ない。

 なお、同枠では今月8日から主演の妻夫木聡の医療ドラマ『Get Ready!』がスタート。初回は2ケタ発進となるだろうか……。

 ジャニーズ俳優の主演ドラマは、2位の『マイファミリー』のほかにも、5位に木村拓哉主演『未来への10カウント』、6位に井ノ原快彦主演『特捜9』Season5、8位に東山紀之主演『刑事7人』SEASON8(3作ともテレビ朝日系)がランクイン。トップ10のうち、4作品がジャニーズ主演ドラマであった。

 『未来への10カウント』は、木村演じる主人公が母校のボクシング部コーチに就任する学園モノで、満島ひかりや安田顕、King&Prince・高橋海人らが出演。これまで、木村主演ドラマは2ケタ視聴率が当たり前となっていたため、同作の第3話と第4話が9%台を記録した際には、「キムタクドラマが1ケタに!」と取り沙汰された。

 さらに、昨年5月にニュースサイト「フライデーデジタル」は、同ドラマが視聴率低下に伴い“打ち切り”の方針であると、ほぼ断定した形で報道。のちにテレビ朝日・早河洋会長兼社長が否定したものの、木村主演ドラマともなれば、テレビ局は「1ケタ視聴率はあり得ない」という重圧を背負うのは間違いないだろう。

 一方、『特捜9』は今シーズンから元乃木坂46・深川麻衣とSnow Man・向井康二がレギュラーメンバーに加入。長年レギュラーを務めた津田寛治と入れ替わる形であったため、一部視聴者から「ジャニーズより津田さんがよかった」「ジャニーズドラマと化してからつまらなくなった」といった声が上がるなど、批判の矛先が向井に向いてしまった。

 また、『刑事7人』もSEASON1から出演していた倉科カナと入れ替わる形で、今シーズンからジャニーズWEST・小瀧望がレギュラー入り。加えて、小瀧が演じた新人刑事が、鼻につくような“ウザキャラ”であったため、向井と同様の批判が寄せられてしまったようだ。

 阿部の安定した人気と、ジャニーズ事務所の強さがあらためて身に染みた22年。今年もやはり、「日曜劇場」が話題を集めるのだろうか。

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