TBSの人気ドラマ枠「日曜劇場」の7月クールで役所広司、阿部寛、堺雅人が集結するとの一部報道を受け、ネット上では「豪華すぎる」と驚きの声が上がっている。
1月6日、堺が20年以上在籍した芸能事務所・田辺エージェンシーを昨年末に退社し、独立したことが発覚。これに伴い、10日付のニュースサイト「デイリー新潮」や16日発売の「女性セブン」(小学館)は、独立後の堺が7月期の「日曜劇場」で主演を務めるという未発表情報を伝えている。
「『新潮』によると、仮タイトルは『VIVANT』で、堺と阿部が主演を務め、同枠のヒット作『半沢直樹』のプロデューサーや、福澤克雄監督が制作に加わるとか。これに加え、『セブン』は共演者に役所広司がいることを報じています」(芸能記者)
なお、「日曜劇場」枠における阿部は、2010年4月期に放送された『新参者』をはじめ、15年10月期および18年10月期『下町ロケット』、21年4月期『ドラゴン桜』、22年1月期『DCU』の5作品で主演を務め、中でも15年版『下町ロケット』は最終回で世帯平均視聴率22.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、『ドラゴン桜』は最終回で20.4%の高視聴率を記録。
同様に役所も、同枠の1997年7月期『オトナの男』、17年10月期『陸王』で主演を務め、後者は最終回で20%超えを叩き出している。
もしも報道通り、今年7月から「日曜劇場」において“レジェンド”ともいえる役所、阿部、堺が集結すれば、今年最大の話題作となるのは自明。最終回が42.2%を記録し、「おばけドラマ」と言われた『半沢直樹』(13年版)級の高視聴率も期待できるかもしれない。
「以前は高いブランド力を誇っていた『日曜劇場』ですが、最近は『silent』(フジテレビ系)など他局の話題作に押され気味で、視聴率も低迷気味。昨年7月期の綾野剛主演『オールドルーキー』は全話平均10.4%とギリギリ2ケタを保ったものの、同10月期の山崎賢人主演『アトムの童』は全話平均9.6%でした。役所、阿部、堺が出演すればギャランティが相当かさみそうですが、ブランド力を取り戻すためにも、TBSは『VIVANT』に社運を賭けるつもりなのでしょう」(同)
『アトムの童』にて、全話平均1ケタまで落ち込んでしまった「日曜劇場」。『VIVANT』でかつての輝きを取り戻せるだろうか。