家族関係、恋愛、夫婦関係、仕事、結婚、介護、人生……サイ女読者のお悩みに“プウ美ねえさん”こと熊田プウ助が、いつもそばに置いておきたい“エプロンメモ”とともに回答します。
<今回のお悩み>
「生活の中に突然降ってわいたようなエロスとは何か?」
私がお付き合いをしている男性はちょっと変わった?性癖をしています。交際を初めてちょっとしてから、「もしできたらブラとショーツを揃えないでほしい」と言われて、“??????”頭の中ははてなだらけに。
生活の中に突然降ってわいたようなエロスが大好物だそうで、ブラとショーツが揃っているような気合を感じるのが嫌だそうです。彼は優しいので無理強いはされていません。私も彼の期待に応えたいと思って、いろいろ考えるようになりました。
だらしのない格好をしてみたり、化粧もばっちりではないほうがより“そそる”はずとやってみたりしていますが、ほかに何かいいアイデアはありませんでしょうか?彼を驚かせたいです。
(私さん、29歳)
【プウ美ねえさんの回答】
彼の喜びに協力したいという私さん、とてもお優しいですね。降ってわいたようなエロスにときめく気持ちはよくわかります。セックスはお膳立てされすぎるとイベント自体がニセモノのように感じたり、完璧に遂行しなければというプレッシャーが生まれてのびのび楽しめなかったりするものです。
やりたいことを単刀直入に聞くのもひとつの手です。異性愛者同士にはなんとなくセックスの基本型があるので、自分の趣味を隠したり遠慮して言わないひともいることでしょう。男性ゲイの場合はタチ・ウケの役割や、お尻を使う・使わないなど組み合わせがたくさんありますから、事前の申告が必要です。とくにおねえさんは足舐めが大好きなので、いやがられないようにそのつど聞くようにしています。そうしないとセックス途中で引いたり引かれたりして、気まずくなる事故がおきかねません。この紳士的な事前協議の習慣は、ぜひノンケにも取り入れてほしいものです。
いっぽうで、なにもかも明確にしすぎるとお楽しみ感が薄れるのも事実です。用意されていないラフさを演出する、というのは大変むずかしいものです。フェティシストはそういう作為に敏感です。また「こうしたほうがいい?ああしたほうがいい?」としつこく聞くと、かえって萎えさせる危険があります。おねえさんもお相手に「どんな靴下で踏んだらいい?」「足は臭くする?それとも洗う?」などと細かく聞かれると、この人自身が興奮しているわけではないんだな…と孤独を感じてしまいます。プロのかたなら設定の遊びと割り切って楽しめますが、心を通わせたい相手となるとモヤモヤしそうです。
【今月のエプロンメモ】
とりあえずは指定どおり、上下揃いの下着を避けて、ときどき「どんなふうにするのが一番好きか、お互いに言い合おうね」とさりげなくリサーチする程度でよいのではないでしょうか。「あなたの喜ぶことが私は嬉しいんだよ」と言葉で伝えて安心してもらうことも、とても大切です。
<お悩み大募集>
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