視聴者の需要があるのかないのか不明ながらも、テレビ番組への露出が多い、いわゆる“ゴリ押し”タレント。いつの時代もそうしたタレントは存在するが、現在、テレビ業界でそのように言われているのは誰なのか。
「朝日奈央は、一時期露出を減らしたものの、最近、再び見かけるようになりました。YouTubeチャンネルの登録者数は14.3万人ながら更新頻度は低く、この1年の動画の再生回数は各1~3万回程度。それが実質的なファンの数と考えられますが、『ニノさん』(日本テレビ系)『中居正広のキャスターな会』(テレビ朝日系)『水曜日のダウンタウン』(TBS系)など多数の番組に出演。また『ひるおび!』(TBS系)の水曜コメンテーターなども務めています」(芸能ライター)
朝日といえば目と鼻に10円玉を入れたり、ドッキリ番組の常連だったりと、NGなしの元アイドルとしてブレークしたが、最近は“路線変更”しているという。
「本人の意向もあり、“知性派タレント”に移行しつつあるようです。4日放送の『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系)では、野呂佳代、さらには同じ元「アイドリング!!!」メンバーの菊地亜美がドッキリにかけられる中、朝日はマネジャーから企画NGが出されていたことが判明。野呂と菊地は『やんなきゃいけないタイプじゃん』と不満をあらわにしていました」(同)
また、『ぽかぽか』(フジテレビ系)の月曜レギュラーとして出演中の、貴乃花光司と元フジテレビアナウンサー・河野景子の次女・白河れいも、これといった特徴がないものの、テレビ露出を増やしているそう。
「2月7日には『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)にも初出演しましたが、言ってしまえば典型的な“二世タレント”。しかし、同番組でさんまから、両親を話しのネタにすることを勧められると、『振られたら話すみたいになっちゃって、自分から話さないとな、って考えてます』と答えるなど、いまいち乗り気ではない様子。なお、本人は女優志望のようです」(同)
さらに、『上田と女が吠える夜』(日本テレビ系)が推しているタレントもいるという。
「フィギュアスケートペア元日本代表の高橋成美です。2018年の引退後は、松竹芸能に所属し活動。昨年12月、今年1月18日に『上田と女が吠える夜』に登場しています。天真爛漫で、若干空気の読めないキャラが番組スタッフには気に入られているようですが、視聴者からの反応は微妙。1月のオンエアでは、2体のロボットと暮らす女優・黒谷友香に対して、『終わりたくない』――つまり、黒谷のようにはなりたくないと言い放ち、ネット上であきれられていました」(同)
こうしてみると特に日テレに多い“ゴリ推し”。こうしたキャスティングが功を奏する日は来るのだろうか。