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ヘンリー王子の警備めぐる裁判費用4700万円超え! 国民からのバッシング強まる

ByAdmin

2月 21, 2023 #海外

 現地時間2月19日に開催された英国アカデミー賞授賞式に、ウィリアム皇太子とキャサリン妃が出席。優美で魅力的な皇太子夫妻はどのスターよりも輝いており、次代の王室を担うにふさわしいと大きな話題になった。一方、英国警察による警護をめぐりヘンリー王子と争っている内務省が、裁判のためにすでに29万ポンド(約4,600万円)以上の税金を使っていると報道。ネット上では「これ以上、イギリスを苦しめるな」とヘンリー王子へのバッシングが強まっている。

 英国アカデミー賞授賞式を主催する英国映画テレビ芸術アカデミーの会長を2010年から務めるウィリアム皇太子は、過去に何度も着用している黒のベルベットタキシードに黒のボウタイという姿でレッドカーペットに姿を見せた。

 キャサリン妃はオールドハリウッド風な純白のワンショルダーのロンドグレス姿でさっそうと登場。19年にも着用したアレキサンダー・マックイーンのドレスのワンショルダー部分にロングドレープを付け加えたリメイクドレスで、ネット上では着回し上手だと絶賛する声が上がった。

 また、キャサリン妃は、エリザベス女王のウェディングの際に手袋を製作したことから英国御用達ブランドとなったコーネリア・ジェームスの黒のオペラグローブも着け、アレキサンダー・マックイーンのクラッチバッグも黒で統一。大ぶりのフローラルのゴールドイヤリングはZARAのもので、値段は18ポンド(約2,900円)。なんでもエレガントに着こなせるのは気品あふれる妃ならではと、SNSで話題を呼んでいる。

 英国アカデミー賞授賞式には3年ぶりの出席となった2人だが、スターや業界の大物たちからも大歓迎され、終始リラックスした表情を浮かべ、ヘンリー王子の暴露本『スペア』によるダメージはまったく受けていないように見えた。楽しそうに談笑しながら歩いたレッドカーペットでは、キャサリン妃が皇太子のおしりをポンと叩くシーンもあり、「本当に仲良さそう」「文句ばかり言っている弟夫婦と違って、笑顔が絶えない素敵な夫婦」だとネット上を沸かせたほどだ。

 そんな兄夫婦とは対照的に、「負のオーラがすごい」とネット上でからかわれているヘンリー王子夫妻には、さらなるイメージダウンとなる報道が流れている。英国警察の警備をつけないと決定したイギリスの内務省に不服を申し立て、1年半たっても決着がつかない裁判に、イギリス人の税金が29万6,882ポンド(約4,798万円)も使われたことが情報公開法により明らかになったのだ。

 王子夫妻は、王室離脱直後に滞在していたカナダでの警備支援を打ち切ると連邦政府が決定したことに不満をあらわにし、彼らに同情した俳優・監督として活躍するタイラー・ペリーの提案でアメリカに移住。昨年末公開されたNetflixのドキュメンタリー『ハリー&メーガン』で、今なお自分たちがパパラッチの標的でありプライバシーが侵害されていることに不満をあらわにしていた。

ロンドン警視庁の元警視長は、ヘンリー王子に「傲慢で道理をわきまえていない」と怒りあらわ

 王子は、イギリスでの公式イベントや、イギリス滞在時に使用するウィンザーのフロッグモア・コテージが武装警備員により厳重に警護されているとしても、自身やメーガン夫人、2人の子どもたちは安全ではないと主張。費用は自分たちで払うので、王室離脱前同様、英国警察の警備をつけてほしいと要求している。

 英紙「ザ・サン」は、王子は「英国警察による警備費用を自ら負担する、税金は使わない」と主張しているが、すでにこれだけ納税者の金を使っていると矛盾を指摘。ロンドン警視庁の元警視長ジョン・オコナーの「国の警備を当然のこととして期待するなど、傲慢で道理をわきまえていない。虚栄心を満たしたいだけだ。自分が重要人物だと思っており、警備がなければ格が下がると思っている」という怒りの声も伝えた。

 この報道にネット上からは、「自分の意思で王室から離れたのに、特権だけは手放したくないというのは身勝手」「もうイギリスに帰ってくるな」と王子に対するバッシングが続出。イギリスには、裁判で負けたほうの当事者が相手方の弁護士費用を負担しなければならない「敗訴者負担制度」があるため、「主張が却下されたら、裁判に使われた税金すべてを、王子に払ってもらいたい」という声も多く上がっている。

 21年の秋から続いているこの裁判だが、4月に高裁へ控訴される可能性があるとのこと。しかし、5月6日にチャールズ国王の戴冠式を控え、もめごとは避けたいだろうと思われるため、判決がすぐに下されるかどうかは不明だ。

 アメリカではお騒がせB級セレブ扱いされ、イギリスでは「恥さらしだ」とすっかり嫌われ者扱いされているヘンリー王子。皇太子になり威厳もついてきたと評判で好感度を上げているウィリアム皇太子とは天と地ほどの差ができてしまい、今後、ジョージ王子たちの世代が成長するに伴い、ますますヘンリー王子の影は薄くなるだろうと憐れむ声も聞こえてくる。

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