――サイゾーウーマンの管理人で芸能通のしいちゃんが、編集部員を相手にこの1週間で話題になった芸能ニュースを解説
編集G 先日久々にデパートへ行ったら、インバウンド需要の回復を実感したよ。上から下までブランド品で固めている外国人観光客がたくさんいたわ。日本も景気がよくなるといいんだけど。
しいちゃん そういえば、上沼恵美子が2月19日放送の『上沼・高田のクギズケ!』(読売テレビ系)で、衝動買いエピソードを話していたよ。上沼は、ハワイのティファニーで550万円のダイヤ買ったそう。Tシャツ短パン姿で店に入ると、店員に「『向こう行け』みたいにされて。ムカっとして(もともと)買う気なかったんやけど、それでガンっとキレて『すいません、ダイヤモンドの一番高いのを出して』って」言ったとか。「すごいの出されたら嫌やな」と思っていたようだけど、550万円のダイヤが一番高く、小さかったものの、「『これちょうだい』って大根買うみたいに」して購入したと愚痴ってた。
編集G そのネタ、2019年にも同番組で話してた。息子が結婚したときに、嫁に婚約指輪としてあげたんだってね。
しいちゃん 上沼のこの話に対して、ネットでは「似たような経験がある」「スカッとする」「上沼さんなら数百万の買い物ならたいしたことないはず」という声がある一方、「そこで買ったら店の思うツボでは……」とのツッコミも寄せられてる。
編集G 服装で店員の接客態度が変わるって、結構“あるある”だし、ハワイは観光客も多いだろうから、上沼もただの“冷やかし”と思われたのかな。550万円をポンと払えるくらいだし、もっとどでかい買い物話も聞いてみたいわ~。
しいちゃん 明石家さんまも、今月18日深夜放送の『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)でボヤいてたよ。きっかけとなったのは、リスナーから「最近、ラジオのアシスタントや『お笑い向上委員会』(フジテレビ系)のアシスタントにキツいことを言わなくなったのは、コンプラ対策?」という質問が寄せられたこと。さんまは、コンプライアンスとネット炎上対策のために発言に気を使っていると認め、「キツいこと言うてもカットするしというのが、このご時世。だから舞台ではあえて逆にキツくツッコんだりして」と告白。「やっぱり我々世代はついていけないんです。今の“コンプライアンス世代”の言葉のチョイスに対して」と本音を漏らし、「昔のテレビは面白かったね」とも語ってた。
編集G 「昔のテレビは面白かった」って、見ている側が感じていることをタレントに言われちゃうと、余計に萎える。特にお笑い芸人がこういうことを言うイメージがあるけど、もはやNGワードにしたほうがいいのでは?
しいちゃん ネット上でも、この発言には批判的な声が多く、「昔が甘かっただけ」「感覚が古い」「世間の流れについていけてなくなったらおしまい」と厳しい声が上がってる。
編集G ちなみに、さんまが座長を務める舞台のタイトルは『笑輪(しょうわ)の笑い~Born ready達~全国ツアー』。まさに、昭和のお笑いスタイルを求めている層向けの興行みたいだね。テレビ出演で溜まるストレスを、ここで発散しているんだろうな。
しいちゃん 同18日に放送された『オールナイトニッポン55時間スペシャル「タモリのオールナイトニッポン」』(ニッポン放送)では、タモリも「テレビを見ていて癪に障ることはいっぱいある」と不満を語ってた。特に若者の“言葉遣い”が気になってるみたいで、「『ごはんとか食べて』の『とか』ってことは、ほかにも何かあるということだろう。一応関連させるようなことを言え」「ほかは何を食べてるんだ」と指摘。また、飲食店などでウエイターさんが料理を持ってくるときに使う「●●になります」という言葉についても、「『こちら、かつ丼になります』って。もう、かつ丼になったものが運ばれてきてるんだよ」「『かつ丼になります』というんだったら、ここに油と豚肉とパン粉、卵とか衣、そしてごはんがあって、(中略)それが本当の『なります』」とツッコミを入れてたよ。
編集G 言われてみれば確かに……(笑)。1982年10月から放送を開始した『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)が3月末で終了するみたいだし、こうしたボヤキもあんまり見聞きできなくなるのか……。ちなみに上沼とさんまは67歳で、タモリは77歳。大御所たちには愚痴を吐き出しつつ、まだまだ現役で頑張っていただきたいものだね!