個性派女優としてブレーク中の伊藤沙莉。2024年度前期のNHK連続テレビ小説のヒロインに決まるなど、映画やドラマに引っ張りだこだが、一方でトーク番組にも積極的に出演している。なお、バラエティ番組での振る舞いについては、兄・オズワルド伊藤俊介に相談するほど、熱意を持って臨んでいるようだ。
伊藤のように、女優でありながらバラエティ番組でも結果を残せる人材は、ほかに誰がいるのだろう。
「例えば、連続テレビ小説『舞いあがれ!』で、ヒロイン・岩倉舞(福原遥)の航空学校時代の親友・矢野倫子を演じた山崎紘菜も、意外とバラエティ慣れしています。彼女はラジオ番組『アインシュタイン・山崎紘菜 Heat&Heart!』(文化放送)で毎週、お笑いコンビ・アインシュタインと軽快なトークを展開。クセの強い稲田直樹をいなしたり、話をうまく回すなど、安定感が抜群。クールな印象がありますが、話すと柔らかい雰囲気が魅力的です」(業界関係者)
山崎は2011年に「第7回東宝『シンデレラ』オーディション」で審査特別賞を受賞し、芸能界デビュー。当時は171cmと高身長なことから、事務所の先輩女優・長澤まさみの妹分と呼ばれることもあった。
「東宝には、上白石萌音や萌歌、浜辺美波といった同じオーディション出身の人気女優が在籍しています。彼女たちが次々と主役を獲得する中、山崎は脇を固める役柄が多い。しかし、それこそが彼女の強みなので、名バイプレーヤーとしての地位を築いていくことでしょう」(同)
森川葵、川口春奈、本田翼、菅野美穂、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)に不定期出演している木村佳乃など、バラエティ番組でも柔軟に対応している女優は少なくない。また、「バラエティで名を売ってから、女優として再び台頭していくパターンもある」(同)とのこと。
「ベッキーは、櫻井翔主演の今期土曜ドラマ『大病院占拠』(日本テレビ系)で、“黒鬼役”を務めていることが判明し、話題を集めました。同作は、鬼の面をかぶった謎の武装集団が大病院を占拠するオリジナルのタイムリミットバトルサスペンス。かつては不倫騒動により“渦中の人”となったベッキーですが、ここ数年は女優としての需要が高まりつつあります。さらに現在、『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)に出演している野呂佳代など、今の女優にはそういないタイプが、意外とダークホースです」(同)
ほかにも“めるる”こと生見愛瑠も、最近は女優業に力を入れている。バラエティもいける女優というジャンルは、今後もっと注目を集めそうだ。