3月2日発売の「フライデー」(講談社)が、木村拓哉の妻で歌手の工藤静香を直撃している。取材内容は、木村との電撃離婚説の真偽を確かめるもので、記者から質問された工藤は“吹き出した”などと書かれているが、業界関係者の間では「なぜ工藤は『離婚はない』と明言しなかったのか……と訝しむ声も出ている」(芸能プロ関係者)という。
工藤は2000年12月、当時SMAPのメンバーとして大活躍中だった木村と結婚。2人は前年に同誌に交際関係をスクープされていた。ゴールイン後、01年5年に長女・Cocomiが、03年2月には次女・Koki,が誕生。現在、Cocomiはモデルやフルート奏者として、Koki,はモデルや女優として活動しており、世間から注目を浴びる“芸能一家”となった。
「木村は、今年1月に主演映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』が公開され、4月からは主演ドラマ『風間公親 -教場0-』(フジテレビ系)も始まるなど、相変わらずの多忙ぶり。工藤は娘たちのマネジメントに奔走する一方、昨年末には、24年ぶりに『NHK紅白歌合戦』出場を果たし、ファンを喜ばせていました。そんな中、今月2日発売の『フライデー』が、木村と工藤に“離婚説”が浮上しているという記事を掲載したんです」(スポーツ紙記者)
同誌は真相を確かめるべく、工藤を直撃。すると、彼女は吹き出して「自由にお書きください。わざわざ来ていただくような話題じゃないと思いますし。私は答えないです、何も」(原文ママ、以下同)などとコメント。最後に「気をつけてお帰りくださいね」と、記者への気遣いも見せたというが……。
「結局、離婚の予定があるのか、ないのか、ハッキリせず。実は少し前、確かに木村と工藤夫妻はネットニュースで離婚説を報じられていたものの、業界内的にはほぼ“ガセ”扱いされていました。ところが今回、直撃された工藤は“意味深”な発言をしていて、逆に業界内で驚かれている状況。そもそも、工藤と『フライデー』は、近年“蜜月関係”にあったので、同誌を使って、離婚のうわさを完全否定することもできたはずなんです」(前出・芸能プロ関係者)
工藤と「フライデー」の蜜月関係は、木村が在籍していたSMAPの解散騒動時に、業界内で盛んに指摘されていた。
「SMAPは16年12月に解散していますが、その発表があったのは同年8月。木村は当時、グループ全員でジャニーズ事務所から独立するという話を翻意したと報じられており、工藤もまた、夫に“ジャニーズ残留”を促したのではないか……とささやかれていました。そのため、グループ存続を願っていたファンからは、木村や工藤への批判が噴出。そんな中『フライデー』に直撃された工藤は、夫を擁護しつつ『工藤静香とSMAPは何の関係もない』『どうして私たちが“裏切り者”呼ばわりされなきゃならないの!』と怒りを込めて主張したんです」(同)
一連の騒動について、工藤が面と向かって取材対応を行ったのは「フライデー」だけだった。
「当時の工藤の“放言”を問題視するSMAPファンは非常に多く、ジャニーズ側も“コントロールが利かない”と苦笑するばかりだったといいます。このように、工藤は『フライデー』を通じて、自分の気持ちを表明することもあったのに、木村との離婚説はなぜ『答えない』なんて言ったのか。離婚はないとみられますが、蜜月関係にある週刊誌でわざわざ曖昧な回答をしたとなると、今回の記事は工藤の“仕込み”であり、何らかの意図から業界内外の注目をあえて自身に集めようとしたのではないか……とさえ思ってしまいます」(同)
なんとも不可解な「フライデー」の工藤直撃記事。その全貌が明らかになる日は来るのだろうか――。