2003年10月にリリースされた、TOKIOの代表曲の1つ「AMBITIOUS JAPAN!」。約20年にわたり、東海道新幹線の車内チャイムとして使用されてきたが、今年の夏頃に新たな楽曲に切り替わることが明らかに。世間から惜しむ声が出る中、3月9日放送のラジオ番組『アッパレやってまーす!』(MBSラジオ)では、TOKIOのリーダー・城島茂が現在の心境を語った。
もともと、「AMBITIOUS JAPAN!」は、03年10月の東海道新幹線「品川駅」の開業に合わせて制作されたキャンペーンソング。以降、同新幹線の車内チャイムでおなじみの曲となり、TOKIOは大みそかの『NHK紅白歌合戦』などでもたびたび披露してきた。
しかし、JR東海は今年2月16日に「会いにいこう」と題したキャンペーンの実施を発表。これに伴い、今夏頃より車内チャイムは、女性アーティスト・UAが歌うテーマソング「会いにいこう」に変更されるという。
ニュースを受けて、Twitter上には「東海道新幹線といえば『AMBITIOUS JAPAN!』だったから、今回の変更には驚いた」「新幹線で『AMBITIOUS JAPAN!』が聞けなくなるのは残念だなぁ」とショックを受ける声が相次いだ。
一方、城島がお笑いコンビ・さらば青春の光らとパーソナリティを務めるラジオ『アッパレやってまーす!』でもこの話題を紹介。リスナーからお便りで「今、どんなお気持ちですか?」と問われた城島は、「ちょうど、現場でもメンバーとその話になったんですけど。その発表をメンバー全員、ネットかなんかのニュースで知ったっていう」と告白。
さらば・森田哲矢が「何(の曲)に変わるとかは、もう発表されたんでしたっけ?」と尋ねると、「されてます」「UAさんでしたっけ?」と答える城島。「考えたらもう、20年使っていただいたんだなって。『ありがたいな』ってみんなで話してたんですけど。それこそ、20年前やから、自分が32(歳)とかなんで……」と、しみじみ思い返した。
また、楽曲ができ上がった経緯については、
「品川駅開通っていうので。のぞみも新しくなって、みたいな。それでいろいろとCM、スポットとかをやるのに『曲も作ろう』ってなって、そのキャンペーンソングでTOKIOでっていうので、なかにし礼さんに(作詞はお願いした)」「あれ、詞先行なんですよ、珍しく。この時代に、昭和みたいですけど、詞だけ先、上がってきて。『どうメロディつけようか?』ってなって。で、筒美京平さんがああいうアレンジでっていう。(そうして)生まれたのが『AMBITIOUS JAPAN!』」
と解説。あらためて、さらば・東ブクロが「『今、どんなお気持ちですか?』って聞いてますよ」とコメントを求めたところ、
「『ありがたい』っていう気持ちと、『あぁもう20年もたったんや、早いんや』っていうのと、『あぁなくなるのか、寂しいな』っていう気持ち。でもまた新たな歴史が、次の曲、アーティストさんに引き継がれていくんやなっていう期待もあったりとか」
と素直な胸中を吐露。本人たちは喪失感を抱きながらも、すでに前向きに捉えているようだ。
そんな中、森田が「次のがね、わりかし不評やったら、もう一回戻る可能性も……(笑)」と冗談交じりに話すと、東ブクロが「リーダーも、なんとも言いにくいやろ」とツッコむ場面も。それでも森田が「みんなでちょっとクレームとか入れてみて」「一応、改札で言うようにしますね。品川の」と突っ走ったため、城島は「いやいやいや」と制止し、「お世話になりましたよ、ホントに」「ありがたいですよ。また変なこと言うとネットに書かれる(笑)。『ありがたい』と城島はおっしゃってました!」と自らアピールしながら、話を締めくくっていたのだった。
車内チャイムからは“卒業”する名曲「AMBITIOUS JAPAN!」だが、今後も色褪せることはなく、人々に愛され続けるのだろう。
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