79歳の草野仁が、いよいよ第一線を退く。放送38年目の長寿番組『世界ふしぎ発見!』(TBS系)の総合司会をついに勇退。来月15日からフリーアナウンサーの石井亮次が引き継ぐという。ただ、草野は「クイズマスター」という“肩書き”で同番組に携わっていくそうだ。
昨今の芸能界は、大物が次々と第一線から退いている。
『ぴったし カン・カン』(同)『ザ・ベストテン』(同)『久米宏のTVスクランブル』(日本テレビ系)『ニュースステーション』(テレビ朝日系)など時代を彩るヒット番組を担当してきた久米宏(78歳)。2006年からスタートしたラジオ番組『久米宏 ラジオなんですけど』(TBSラジオ)が20年に終了して以来、表立った活動はない。
久米が所属している株式会社オフィス・トゥー・ワンのホームページによると、「現在、WEBメディア『Knock Knock』にてインターネット番組『Kume*Net』(くめねっと)を配信中」と記載されている。
「『Kume*Net』とは、彼の声のみが聞ける音声コンテンツです。開催反対を訴えていた東京五輪2020に関する話題や、コロナ禍にまつわる話など、さまざまな事象を取り上げて放談。東京五輪について語る動画は47万回再生を記録するなど一定の人気はあるようですが、20年11月の配信から更新が途絶えています」(芸能ライター)
久米の消息について、ネット上では心配の声も上がっている状況だ。
「『ラジオなんですけど』のパートナーだった元TBSアナウンサー・堀井美香が昨年3月末、同社を退社してフリーになりました。その際、久米から『神宮の桜がきれいです。桜はあと5日か。どんなふうに咲いて散っていくんだろう』という“はなむけ”のメールを受け取ったことを明かしていました。それ以外が見えてこないため、ネットでは心配の声が寄せられています」(同)
久米と同じく一時代を築いたのが、みのもんた(78歳)。昨年2月放送の『爆買い☆スター恩返し 3時間SP』(フジテレビ系)では、すでに芸能界に未練がないことを告白していた。
「同番組のロケでは、古くから親交のある堺正章が、鎌倉にあるみのの自宅を訪問。堺から『また芸能界に戻ってこようというような』と復帰の意思を聞かれると、みのは『いや、もう卒業しました』とキッパリ。『十分、酸いも甘いも経験させていただいて。でも、いい人生でした』と、静かに余生を送ることを語っていました」(同)
長年『とくダネ!』(フジテレビ系)の司会を務めた小倉智昭(75歳)は、今どのような活動を行っているのだろうか。
「『とくダネ!』スタッフたちによるトーク番組『小倉ベース』が、年1回ペースで放送されています。彼の自宅の豪華なオーディオスルームに、気になる芸能人を呼んで直撃するもの。昨年11月には、King&Prince・高橋海人と対話し、故・ジャニー喜多川さんとの秘話などを聞き出していました。軽快な“小倉節”は衰えていませんね」(同)
ダウンタウン・松本人志やマツコ・デラックスもたびたび芸能界引退について言及しているが、次に第一線を退く大物は誰なのだろうか?